【コラム】隣国だけが拍手喝采する韓国の反企業政策(朝鮮日報)
「中小製造業の企業経営者を対象にベトナム投資に関する講義を行ったのだが、定員100人を超える満員となり、驚かされた」

 最近夕食の席で出会ったベトナム専門の弁護士は「会場で出会った人たちの大半は、うまくいかなければ韓国を脱出しようと考えているように見えた」と話した。大統領府(青瓦台)の請願掲示板にも脱韓国に関する書き込みが相次いでいる。従業員100人を雇用しているという30代の製造業経営者は「2年間で30%近い給与上昇で、来年には海外に工場を移そうと思う。周囲の経営者もベトナムやインドなどについて調べている」と話した。(中略)

 統計を見ても、韓国製造業の海外脱出はますます加速している。韓国輸出入銀行が発表している海外直接投資に関する資料を分析すると、韓国の製造業企業による今年上半期の海外投資届出件数は2349件、金額は8兆2000億ウォン(約8200億円)に達する。中小企業だけを見ても、2016年には2763件、昨年は2838件、今年上半期には1556件で毎年増加傾向だ。 (中略)

こうしている間にも韓国企業はベトナム、中国、米国、日本、インドなどで現地雇用を増やしている。対ベトナム投資で韓国は経済規模が韓国の3倍の日本とトップを争っている。 (中略)

ある経済団体の役員は「急激な最低賃金上昇、労働時間短縮、法人税引き上げといった反市場、反企業政策が繰り出されるほど、企業経営者は海外移転という生存法を選ぶしかなくなる」と話した。輸出中心の貿易国家、韓国で海外要因を考えない「井の中のかわず」式の政策はやがて自分の身に跳ね返ってくる。それを見て拍手喝采する中国や日本などライバル国が見えないのだろうか。
(引用ここまで)

 韓国国内から海外へと工場の脱出が加速しているとのお話。
 2016年に「最低賃金を上昇させるよ」とアナウンスがあった時点で最新設備とともにベトナムに脱出を決定していた京紡の大勝利、って感じですか。
 実際には光州の工場の一部設備を既存のベトナム工場に移転しただけで、工場は閉めずに脱出を保留していたのですが。
 地方や産業別の最低賃金を導入するという声があったことや、労働側からの不評を恐れていたとのことでした。
 京紡は韓国国内で最古ともいえる企業で、上場1号企業でもあったほどですからねぇ……。韓国国内での生産に未練があったということなのでしょう。
 ですが、4月には「保留すら無理」ということでやはりベトナム行きを決定し、10日ほど前には2020年には光州工場での生産を完全に終了させることを決定したそうです。

国内の繊維産業導いた紡織、光州工場閉める... ベトナム移転(マネートゥデイ・朝鮮語)

 「紡織」が旧京城紡織=京紡のことですね。
 その他、サムスン電子のスマートフォン組み立て工場がベトナムに移転してから、韓国国内の部品工場も続々と移転中で旧工場があった場所周辺は火が消えたようになっているとのこと。

 でもまあ、それも当然。
 韓国人の生産性と最低賃金が釣り合わなくなっているのですよね。
 企業というのは稼げないとなれば方向転換するしかないのですよ。雇ってあげたくてもそんな余裕もなくなっているわけですし。
 恨むならムン・ジェインを当選させた韓国人を恨むのだな、ってなとこですか。

 ムン・ジェインが突き進むところ死屍累々。
 だけども労働組合員だけは肥え太る。
 次のエントリーはちょっとひどい記事になる予定ですが、いまの韓国を象徴していると思うのでそちらもお楽しみに。

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池田 浩明 / 現津 みかみ
朝日新聞出版
2017/12/20