韓経:「赤字の泥沼」に28兆ウォン銀行貸付償還圧力まで…韓国の自動車部品メーカー「連鎖倒産直前」(韓国経済)
韓国の自動車産業を支える部品メーカーが枯死直前だ。昨年の中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に続き、今年に入り韓国GMの群山(クンサン)工場閉鎖まで重なり1年以上にわたり苦戦してきた自動車業界の後遺症が本格化したためだ。工場稼動率は半分になり、赤字を出した企業が続出している。運営資金も尽きて久しい。倒産する企業も相次いでいる。現代自動車の1次協力会社であるリハンが企業改善プログラムのワークアウトを申請したのに続き中堅部品メーカーのダナメック、クンムン産業などが相次いで法定管理(会社更生法に相当)に入った。2016年基準で韓国の製造業の雇用の12%、輸出額の13%を占める自動車産業が崩壊しかねないという警告は止まらない。

韓国の自動車産業を支える部品メーカーが枯死直前だ。昨年の中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に続き、今年に入り韓国GMの群山(クンサン)工場閉鎖まで重なり1年以上にわたり苦戦してきた自動車業界の後遺症が本格化したためだ。工場稼動率は半分になり、赤字を出した企業が続出している。運営資金も尽きて久しい。倒産する企業も相次いでいる。現代自動車の1次協力会社であるリハンが企業改善プログラムのワークアウトを申請したのに続き中堅部品メーカーのダナメック、クンムン産業などが相次いで法定管理(会社更生法に相当)に入った。2016年基準で韓国の製造業の雇用の12%、輸出額の13%を占める自動車産業が崩壊しかねないという警告は止まらない。 (中略)

部品メーカーが新規の貸付を受けるのは「考えることすらできないこと」というのが業界の話だ。いくつかの都市銀行は自動車部品メーカーを最初から「重点管理対象」に分類し取引自体を大幅に縮小している。ある部品メーカー代表は「最高経営責任者(CEO)が直接銀行を訪ね回っても資金を借りるのは容易でない」と打ち明けた。 (中略)

ある都市銀行関係者は「過去に造船メーカーに対する与信を速やかに回収できず大規模な貸倒引当金を積んだ記憶のため銀行が自動車部品メーカーを無計画に助けるのは困る」と吐露した。
(引用ここまで)

 ある産業がダメになっていく過程として、周辺会社から根腐れていくというのは実に教科書的な動き。
 韓国の造船会社が構造調整を繰り返していることは知られていますが、今回はそれが自動車産業に訪れようとしているということですね。

 特に部品産業の斜陽が加速しているのには理由がありまして。
 ちょっと前まで中国国内の自動車企業が山ほど韓国製の部品を買っていたのですよ。それが去年からぱったりと購入がなくなっている。
 記事では「THAAD報復で減少した」とありますが、まあ確かにその側面はあるでしょうね。
 自動車部品に関しては去年3月(THAADが配備された時期)には3億2000万ドルの輸出があったものが7月には1億500万ドルと1/3規模に減少しています。

 ただ、その一方で中国企業による部品の内製は侮れないレベルになっているのも確かなのですよ。
 中国国内に建てられた工場でノウハウを吸いまくっていますからね。
 韓国の自動車部品はいくらでも替えが効くものだったということもあるでしょう。

 おまけに韓国国内での自動車生産は右肩下がり。生産数で世界5位だったものが去年は6位。そして今年は7位に陥落することが確実視されています。
 造船と同様、韓国での生産規模を小さくするしか手はないのですよ。
 なにしろトップ企業のヒュンダイ自動車は敷地内での一切のアウトソーシングを禁じられて、全員を正社員として雇用しなければならないという枷をはめられているほど。
 ムン・ジェインは大企業の息の根を止めたくってしかたがない。でも、大企業が死んだらその影響下にある無数の中小企業も死ぬのですよね。
 ちょっと想像すればそのくらいのことは分かりそうなもんですけどねー。