「批准は違憲」野党批判に青瓦台の反論は「北朝鮮は国家ではない」(朝鮮日報)

 9月のピョンヤンで行われた3回目の南北首脳会談で「ピョンヤン宣言」、「板門店宣言の実現に向けた軍事同意書」というものが出されていまして。
 これについてムン・ジェインが大統領権限で勝手に批准してしまったのですよ。
 特に後者は実質的な南北不可侵宣言、不可侵条約とも言われています。
 カン・ギョンファ外交部長官がポンペオ国務長官に激怒されたというのも、この「実質的な不可侵宣言」について米軍の同意を得ていないことが原因でした。

 この大統領の独断による批准について、韓国の保守派は「憲法違反だ!」一斉に反発。
 朝鮮日報も「違憲ではないか」という社説を出したほど。

【社説】南北軍事合意、韓国政府による一方的な批准は違憲ではないか(朝鮮日報)

 韓国の憲法60条で「条約について重大な財政事情、もしくは立法事項がある場合、国会の批准も必要である」とされているのですね。
 これに違反しているぞ、と。

   で、大統領府がそれに反論してこう述べました。
青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は記者会見で「(違憲という)主張の根拠としている憲法60条は『条約』について述べているが、条約とは国家間の合意を指す」とした上で「北朝鮮は、憲法とわれわれの法律体系上は国家ではない」と主張した。
(引用ここまで)

 なるほどなー。
 いや、確かに。韓国の憲法3条にも「韓国の領土は韓半島とその付属島嶼とする」とありまして。
 要するに朝鮮半島全体の主人は韓国であって、北朝鮮はたまたま北半分を実行支配しているだけの連中だ、という建前なのですよ。
 当然、相互に国家承認とかしていない。
 南北揃って延々と国連加入しなかったのも、このあたりの建前がぶつかり合っていたからなのですね。

 正直なところ「理屈はあってる」としか言いようがない。
 ただ、なし崩しに南北融和を進めていこうという姿勢だけが残った……って感じですわ。

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2015/3/31