[寄稿]日韓和解のために(ハンギョレ)
強制徴用:木宮教授「両国が賠償判決の悪影響和らげる知恵を」(朝鮮日報) Web魚拓 2 / 3
「徴用工判決後、日本のK−POPファンも韓国に背を向けた」(中央日報)
慰安婦より根深い「徴用工問題」を蒸し返した韓国の裏事情(iRONNA)
−日本はこの問題をどれくらい深刻に考えているのか。

「韓国人は今回の判決が対日関係の一部分に過ぎないと考えている。これがどれだけ深刻なのかきちんと認識できていない。だが、日本は違う。両国関係の根本が揺らぎ、すべてがかかっている重大な危機だと見ることができる」 (中略)

−嫌韓論が再び出てくる可能性は?

「それよりも『韓国は約束を守らない国』という認識が広がっていることに留意する必要がある。『韓国人と取引すれば結局は裏切られる』と言う人々もいる。韓国のイメージが下がれば、韓国企業や日本に就職しようという人々が苦境に陥るかもしれない」
(引用ここまで)
−−一般の日本人もそう感じているのか。

「今朝(1日)のニュースで10分間ほど話したが、それを見た知人らはLINE、フェイスブックメッセンジャー、カカオトークなどで『どうしてもっと強く話さなかったのか』と言っていた。私は『韓国政府でなく司法府の判断だ。いま激しく感情的な反応を見せればこれが韓国の世論を刺激することになり、文在寅(ムン・ジェイン)政権が動けなくなる。現段階では自制する必要がある』という趣旨の話をした。それでもあまりにも韓国側を配慮する意見ではないのかというメッセージが殺到した。あえて見ないが、インターネット上では『奥薗は帰化したのか』『あまりにも親韓的だ』などと書かれているだろう」
(引用ここまで)

 以前の記事も含めて、さまざまな日本側の韓国専門家が意見を述べています。
 新潟県立大学の浅羽祐樹教授は評論を出しているそうですが新潟日報にしか載っていないとのこと。ちょっと興味はあるのですが。
 韓国側からの話はあまり出てないというか。
 ハンギョレは極左紙であるので、山口二郎という人物にしか聞くことができなかったというところですかね。彼は鳩山政権での外交ブレーンのひとり、という経歴がすべてを物語っているんじゃないでしょうか。
 木村幹教授はいつものように、多くの人とは異なる視点を提供しています。これはこれで面白いのでチェックしておいてもよいかなと。

 中央日報と朝鮮日報では「一般の日本人がどう受け止めるか」という話が共通していたので引用部分としてピックアップしました。
 何度か書いているように、韓国人は今回の判決についての認識が浅いというか甘い。
 日本側には専門家だけでなく、市井の人々にまで「これで日韓関係は終わりだ」という認識が拡がりつつあるのに、韓国人記者からは「過去の約束が『話にならない』と思うから、ひっくり返すのではないか」なんて言葉が出るていど。

 逆にいえば日本人は「ひっくり返すことが『話にならない』と感じている」のですけどね。
 もう韓国とはまともな付きあいができない。
 国家単位でも個人単位でも、そして地方自治体単位でも。

 ただ韓国政府はそこそこ重く受け止めているのかなぁ……とも感じられます。
 というのも2012年にこの判決が最初に出された時には、当時のイ・ミョンバク政権はその4時間後に「日韓基本条約で解決済み」という立場表明をしています。
 今回のムン・ジェイン政権は今日も含めてすでに6日間、営業日で考えても4日間に渡って韓国政府からは反応なし。
 落としどころを探っているのだろうとは思われるのですが。
 日本側からの譲歩はないでしょうね。

 日韓関係を現状からさらに悪化させないという手段はほぼゼロ。
 あえていうのであれば、国際司法裁判所への提訴を甘んじて受けるという手段があります。
 国際司法裁判所で敗訴して、賠償を韓国政府が行うと表明する。
 これであれば韓国政府には「戦ったけども敗訴してしまった」「国際司法には従わざるを得ない」という言い訳が立ちます。
 悪化している現状を維持するていどではありますが、少なくとも日韓関係を破綻させずには済む。
 ただまぁ、ムン・ジェイン政権にそこまでの深謀遠慮を求められるかというと……難しいか。
 日本側から誰かまっとうなアドバイザーが出れば……という可能性はなくはないかな。