日韓議連、徴用工判決で問われる意義 「政府補完」も譲歩先行の過去(産経新聞)
 超党派の日韓議員連盟は2日、国会内で緊急の役員会を開き、元徴用工をめぐる訴訟で韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた確定判決への対応を協議した。12月中旬には韓国・ソウルで韓国側の韓日議連と合同総会を開く予定もある。韓国側に毅然(きぜん)とした対応を取り、国同士の約束を守るよう促せるかが問われる。

 役員会には約20人が出席し、合同総会に向けて韓日議連と意見交換を続ける方針を確認した。

 会長の額賀福志郎元財務相(自民党)は「判決は日韓請求権協定違反、すなわち国際法違反であり、韓国政府に事態の是正を求めていく」と指摘。「政府の外交を補完する形で(日韓の)良い関係を作るように努力したい」とも語った。一方、共産党議員からは政府と足並みをそろえる方針に反対する意見も出た。 (中略)

 ただし、日韓議連には譲歩が先行した苦い過去がある。韓国の文在寅(ムンジェイン)政権は昨年、慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決」するとした2015年の日韓合意の履行に消極的な姿勢を見せていた。

 ところが、昨年12月、日韓の両議連が開いた合同総会で発表した共同声明では、合意の履行を求める文言を盛り込まず、「植民地支配と侵略」を謝罪した平成7年の村山富市首相談話には言及した。

 韓国の国民感情に配慮したためだが、文政権は合同総会の翌月、日韓合意では問題を解決できないとの新方針を示し、約束をほごにした。
(引用ここまで)

 日韓議員連盟についてはいくつか同情すべき点もなくはないのです。
 超党派の議連なので出せる話は玉虫色になりがち。自民党から共産党までいるのだから、それらの妥協しうる最大公約数的な話しかできないわけですね。
 記事中でも共産党議員が今回の徴用工裁判の最高裁判決について政府と足並みを揃えることに反対している。
 Twitterでも志位和夫共産党委員長は盛んに「請求権は消滅していない」って話をしてますね。
 さすがに今回の判決に賛同しているのは共産党だけですが。

 でもまあ、それじゃあ日韓議員連盟のそもそもの役割ってなんなんだって話に立ち返ったら、日韓間のパイプが必要だったから……という話になる。
 だけどもパイプがあったことでなにか韓国側に働きかけて成し遂げることはできたのかと。
 存在意義が疑われてもしかたのない状況になっている。
 そもそもが冷戦時代に自由主義側の連帯を深めるために作られた議連なので、もはや惰性で存在しているだけ。
 大世帯すぎますしね。
 以前にカウントした際には200人規模だったと記憶しています。
 安倍総理や麻生蔵相から志位共産党委員長まで席を置いているほどです。
 規模も活動も縮小していいんじゃないかって気がしますね。