日本の批判に韓国が反発「国民感情を刺激」=強制徴用判決(聯合ニュース)
 韓国外交部は6日、大法院(最高裁)が新日鉄住金に、強制徴用された韓国人被害者に賠償を命じる判決を下したことを巡る河野太郎外相ら日本の政治家の発言について「問題の根源を度外視したまま、わが国民の感情を刺激する発言を続けている」と強い懸念を示した。大法院の判決を巡る日本政府の対応に対し韓国政府が反発したのは初めて。

 外交部は記者団に対し、「韓国の司法判断に対し節制のない言葉で評価するなど過剰な反応を示していることを深く遺憾に思わざるを得ない」とコメントした。三権分立の基本原則に基づき行政府が司法判断を尊重するのは当然で、日本を含むどの自由民主主義国家も例外ではないだろうと指摘した。

 また、「今回の事案を政治的に過度に取り上げることは韓日関係の未来志向的な発展に全く役に立たないということを日本政府は明確に認識すべきだ」と強調した。
(引用ここまで)

 韓国の外交部からようやく徴用工裁判の判決についての反応が出てきました。
 出てきた……のですが。
 これ、正式な韓国政府としての日本政府に対する反応なんでしょうかね?
 どうもそういうわけでもないような。

 っていうのは、この談話みたいなものは記者会見やぶら下がりで行われたものではなく、外交部から記者のスマートフォンに送られるSMSでのテキストだという話。
 記者から質問されると面倒なので、主張だけテキストで出そうということなのでしょうね。
 あくまでも「日本政府は動きを自制してくれ」というものであって、それ以上ではないように見えます。

 まあ、こんなもん出されたところで日本側の動きは止まらないでしょう。
 特に河野外相は千載一遇のチャンスとばかりに動いています。
 ブルームバーグからインタビュー受けてたりしますからね。

河野外相、元徴用工への補償は「韓国側に責任」−インタビュー(Bloomberg)

 このインタビューは全編英語で行われたとのこと。
 なるほど、海外に対して広報活動もするという話がありましたが、こういうようにやっていく……ということなのでしょう。
 韓国もカン・ギョンファを前に持っていけばいいんじゃないでしょうかね?
 元々は金大中の通訳として活躍していたし、河野外相との日韓外相会談は英語で行われたっていうくらいですから。
 国際的なアピールにはぴったりなんじゃないでしょうか。元国連職員ですしね。

 問題は今回の判決に従うと基本条約を侵すことになるのははっきりしているので、そのあたりを突っこまれたくないっていうことくらいなものでしょうか。
 日本側はこんなていどの「反論」じゃなくて、韓国政府がどう動くかということを待っているのですけどね。