韓経:【社説】文大統領−安倍首相、APECで会えない理由はない(韓国経済新聞)
韓国と日本の首脳が今月13日から開かれる東アジア首脳会議(EAS)とアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の期間中、二者会談をするのは難しいだろうというニュースがあった。多国間の首脳会議が開かれれば韓日首脳が別途二者会談を開催してきたことが慣例だった点で異例だ。両首脳が中国やロシアなど主要国の各首脳とは相次いで個別会談をすることとも比較される。

韓日首脳会談の開催が難しくなった背景には、日帝強制徴用被害者に日本企業の賠償責任を認めた韓国大法院(最高裁に相当)の判決をめぐり両国間の葛藤が深まったことが挙げられる。日本は「どんな国も韓国とは仕事ができない」というなど、強硬発言を繰り返している。李洛淵(イ・ナギョン)首相が「日本政府指導者の発言は妥当でもなく、賢明でもない」と対応しながら事態は複雑化している。このような状況で、首脳同士が会ってみても意味ある結果を出しにくいというのが両国政府の雰囲気だ。 (中略)

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が安倍晋三首相に会えない理由はない。このような時ほど首脳が率先して絡まった糸を解く役割を果たすことが重要だ。外交ではどちらか一方が完勝を収めることは難しい。両国は過去の辛い歴史を越えて、何が国益に資することか冷徹に熟考して問題を解決していくように願う。
(引用ここまで)

 これからの外交日程をチェックしてみるとこんな感じです。
 11月13-15日 ASEAN@シンガポール
 17-18日 APEC@パプアニューギニア
 30日〜12月1日 G20首脳会議@アルゼンチン

 そのすべてで安倍総理とムン・ジェイン大統領が出席します。少なくともその予定。
 特にASEAN+3首脳会議では席次的に横に座るものと思われます。
 一言も言葉を交わさないでいられるものか、ということなのですが。

 現状、大統領府はまったく徴用工判決について関与しておらず、首相に丸投げの状況。
 なので、外交部報道官か首相くらいからしかコメントが出ていない。しかもその大半がスマホへのSMSだったりペーパーが出るていどで記者からの質問の受付なし。
 この状況で日韓首脳会談をしたところでなにか得るものがあるのか……ということで「首脳会談はなし」という判断になったのでしょう。

 それに対して韓国経済新聞が「会えない理由はない」とか書いているのですが。
 そりゃ日本側にはないですが、韓国側には大ありでしょう。
 パク・クネは「歴史認識を正さないかぎり日韓首脳会談はしない」と言い放って実際に任期途中までそれを貫き通しましたが、ムン・ジェインは現状から逃げているだけ。
 「外交王」とやらが惨めに逃げ回る姿を捉えられたくはないでしょうよ。

長英逃亡(上)
吉村昭
新潮社
1989/9/28