大好きなアーティストを1位に ストリーミング回数を操作する熱狂的ファンたち(BuzzFeedNews)
KRIS(元EXO)に米iTunesチャートの順位操作疑惑…不正行為と見なされビルボード順位から除外(Wow! Korea)
韓国のボーイバンド「BTS(防弾少年団)」がアルバムをリリースした際には、全世界に数百万人いるスーパーファンがビルボード・チャートの1位を目指し、高度なキャンペーンを展開した。

「BTSアーミー」と呼ばれるファンたちの戦略を大まかに説明しよう。まず、米国のファンが音楽ストリーミングサービスのアカウントをつくり、Twitterや電子メール、インスタントメッセージプラットフォーム「Slack」で、他国のファンたちにログイン情報を送る。そして、ログイン情報を受け取ったファンが、BTSの曲をストリーミングし続ける。

多くの場合は2つ以上のデバイスを使い、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)を利用することもある。VPNを利用すれば、世界中に散らばる複数のサーバーを経由させることで、トラフィックのルートを変更し、位置情報を「偽造」できる。米国のファンが有料アカウントの料金を支払うことができるよう、募金活動を主催するファンもいる。 (中略)

「事態をまとめると、こういうことです。『@BTS_tw』のファンたちは、クリス・ウーのファンたちがボットやVPNを使っていると非難していました。彼がiTunesチャートで1位になったことが気にくわないためです。

いっぽうでBTSのファンは、米国Spotifyアカウントを米国外のファンのためにつくり、ボットを使ってYouTubeでストリーミングを行い(YouTubeによって暴露されている)、他人が曲を購入するための費用を出しています」 (中略)

BuzzFeed Newsが取材のために何人かと接触した後で、ファンたちには、記者と話をしないよう警告するツイートが投稿され、8000回以上リツイートされた。同様の警告を発する別のツイートも2000回以上リツイートされた。
(引用ここまで)
 8日(日本時間)、複数の海外メディアは「KRISのソロデビューアルバムが6日、米iTunesチャートを掌握した。トップ10に彼の楽曲でない歌はアリアナ・グランデの『Thank u, next』だけだ」と報道した。

 だが、こうした結果を踏まえ海外媒体らは「詐欺性」と表現した。KRISのアルバムが中国内で公開されていなかった際、米iTunesストアを通してファンたちが違法的に順位を引き上げたとの疑惑だ。 (中略)

 結局、KRISのアルバム販売量は専門機関であるニールセンに不正な方法として報告され、ビルボードが発表したiTunes販売チャートに含まれなかった。海外メディアも今回の状況を深刻な不正行為と報じている。
(引用ここまで)

 おや、一ヶ月ほど前にBuzzFeedに掲載されていた防弾少年団(BTS)のビルボード1位獲得がファンらによるチャート操作によるものだったという記事がだいぶ遅れて日本語化されてました。
 SportifyやApple Musicといったストリーミングサービスで「実際はアメリカ人が聞いていないにも関わらず、VPN経由でアメリカで聞いていると偽装してチャートを操作していた」という手法。
 ついでにYouTubeの視聴ボットも使っていたということですね。
 かなり長い記事だったのでまとめがたいということで、スルーしていたのですが。
 ちなみに英語版はこちら。

Fans Are Spoofing Spotify With "Fake Plays," And That's A Problem For Music Charts(BuzzFeed・英語)

 元EXOというグループに所属していたらしい、クリス・ウーという人物のファンも同様にYouTubeでは視聴ボットを使用し、VPNで域外からの再生を増やしていたとのこと。
 あまりにもそのチャート操作がひどかったので、ついにApple Musicのチャートからはクリス・ウーは除外されることになった、というのが2番目の記事。

 これまでもこういった操作はポップシーンで見られるものではあったのですが。
 まあ、BTSにしろクリス・ウーにしろやりすぎた、ということなのでしょう。
 ビルボードのチャートから除外っていうのはすごいな。
 こういった操作を放置していたらランキングの正確性を問われて、それを元にした商売ができなくなってしまうのですよ。

 面白いのはクリス・ウーのファンとBTSのファンが同じ行為をしているにも関わらず、お互いがお互いを非難していがみ合っているところですね。
 やってることは同じなのに(笑)。

インチキ君 (コルク)
羽賀翔一
コルク
2018/10/5