「来年の成長率2.3%」... 「長期低迷」難題会った」文経済チーム」(イーデイリー・朝鮮語)
【社説】市場と民心の期待に背く経済チーム人事=韓国(中央日報)
10日、経済界によると、世界の3大信用評価社の一つに数えられるムーディーズは最近、世界的なマクロ展望報告書を通じて、今年と来年の韓国の成長率見通しをそれぞれ2.5%、2.3%と提示した。昨年3.1%と輝いた成長後、2%中盤台へとレベル自体が落ちるという「憂鬱な展望」である。

2.3%レベルであれば、欧州の財政危機当時の2012年(2.3%)と似ており、世界的な金融危機当時の2009年(0.7%)以来10年ぶりに最も低い。経済危機を懸念するほどの数値という話だ。

ムーディーズの評価は冷静だった。ムーディーズは「韓国経済の成長は弱化している」とした。△不確実な対外環境と最低賃金引き上げによる企業の投資不振△住宅市場を抑制するマクロ健全性措置(macroprudential measures)による建設投資の減少△消費増加を押さえつける雇用創出の悪化などがその根拠だ。

ムーディーズは、特に来年以降の経済を探って見「米国の(保護主義)通商政策とグローバル金融引き締め基調などに続く不確実性が韓国経済の成長を低下させるだろう」と指摘した。
(引用ここまで)
「ひっとして…」という一抹の期待は「やっぱり…」という失望に変わった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は昨日、副首相兼企画財政部長官に洪楠基(ホン・ナムギ)国務調整室長を、青瓦台政策室長に金秀顕(キム・スヒョン)社会首席秘書官を任命した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は論議を呼んでいる所得主導成長など従来の政策基調を維持することを今回の人事で改めて確認させた。
(引用ここまで)

 ムーディーズは韓国の今年の成長率を2.5%。
 来年の成長率を2.3%と予測。
 韓国政府系機関による予測も今年来年をそれぞれ2.7%、2.6%と下方修正したばかり。
 ムーディーズはそれを下回るであろう、と予測したと。
 ムン・ジェイン政権の経済政策がこの事態を招いていると韓国メディアでは大ブーイングが起きています。

 経済対策として大統領府は以前から噂されていた経済政策ツートップのキム・ドンヨン副首相兼企画財政部長官、チャン・ハソン大統領府政策室長を同時に更迭。
 ここのところ、保守系のメディアを中心として「所得主導成長はもう限界だ」という言説も多く、方針修正を求められていました。
 そんな経緯もあって「後任が一般的な経済政策を出してくれれば……」みたいな希望がほんのちょっとあったのですけどね。
 案の定というべきか、後任人事も所得主導成長を推し進めるものであったというオチ。
 ま、今月1日の国会施政方針演説でも「我々の経済成長率に世界が賛嘆している」「所得主導成長を推し進める」なんていう妄言もあったので、こうなるだろうなとは誰もが思っていたようではありますが。

 「経済なんて政府がしっかり仕切ればなんとでもなる」みたいな思い込みがこの政権にはあるのですよ。
 「雇用創出は民間の仕事じゃない」なんてセリフもありましたが、誰かが経済を操っていてその操り手に自分がなれば全部解決って考えているっぽい。
 そんなわきゃないのですけどね。

さっさと不況を終わらせろ
ポール・クルーグマン
早川書房
2012/7/20