米高官「非核化拒否なら北朝鮮政権交代も」(中央日報)
米国は北朝鮮の政権交代(regime change)を追求しないが、北朝鮮が「完全な非核化」を拒否する場合、米国は北朝鮮政権交代を政策として推進することもあると、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)が米国防総省高官の言葉を引用して8日(現地時間)報じた。RFAはこの高官の名前を公開しなかった。

この高官はこの日、米バージニア州アーリントンで開催された北朝鮮関連討論会で、米国が対北朝鮮制裁を解除できる最小限の条件は「完全な非核化」と指摘した。そして私見であることを前提に「完全な非核化という点は絶対に譲歩できない。現在、北朝鮮の政権交代は米国の対北朝鮮政策ではないが、北朝鮮が完全な非核化を拒否し続ける場合、米国は従来の立場に旋回し、北朝鮮の政権交代を対北朝鮮政策とすることもある」と主張した。

この高官は「今年に入って主な韓米連合軍事演習が猶予された後、米国防総省は軍事的準備態勢弱化状況を緩和する努力をしている」とし「100個余りの歩兵師団、ソウルを照準している数千門の長射程砲、潜水艦など北朝鮮の通常兵器の脅威は変わっていない」と指摘した。

続いて「米当局は国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を履行するのに多くの時間を投入している」とし「特に公海上で行われる北朝鮮関連の違法な積み替えを多国籍連合軍と取り締まることに集中している」と説明した。
(引用ここまで)

 なるほど。
 今年6月の米朝首脳会談から事態はまったく進んでいません。
 というか先週の米朝高官協議が北朝鮮側からキャンセルされたことでむしろ後退しているといっても過言ではない。
 その間、38northの観測によると北朝鮮の核開発が止まっている気配はない。
 制裁であるていどの速度低下はあるかもしれませんけどね。

 現状、北朝鮮の成長率が下落するレベルで制裁が効いているし多国籍軍による瀬取りも監視体制を強化している。
 瀬取りの監視にカナダが再度参加するというアナウンスがありましたっけね。それも米韓首脳会談の前日に。
 この状況でも音を上げずに核開発を継続するつもりであれば、制裁以上のフェーズに入らざるを得ない。

 問題はどこでアメリカが「もう交渉は限界だ」と認識するかですね。
 中間選挙も終了したので「歴史的な交渉を行った」といったレトリックも必要とされていない。
 北朝鮮問題は中国との貿易問題、イラン制裁に比べたらさほど大きな問題として取り上げられていませんが、むしろ「そのていどの問題」であるからこそ解決に向かうようになるのかもしれません。
 ……年内かなぁ。

北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅政権実録
李相哲
産経新聞出版
2018/10/7