文大統領「真実直視を」=「未来志向に逆行」と河野氏(時事通信)
日韓の商工会議所会合が延期 韓国側が申し入れ(朝日新聞)
 韓国の文在寅大統領は18日、ソウル市内で開かれた韓日・日韓協力委員会合同総会に書面メッセージを寄せた。この中で、「植民地時代は両国にとってつらい過去だ。しかし、つらいからといって真実から目を背けるわけにはいかない」と述べ、「持続可能で堅固な韓日関係のためにも、われわれは真実を直視しなければならない」と強調した。

 その上で、「両国が相手の立場に立って、正義と原則を構築すれば、心からの友人になれる」と呼び掛けた。 (中略)

 一方、河野太郎外相もメッセージを送り、(中略)元徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じた韓国最高裁判決などを念頭に、「韓国でそれ(未来志向の関係構築)に逆行するような動きが昨今、続いていることに強い懸念を抱いている」と表明した。
 同時に、「日韓は非常に難しい関係にあるが、両国間の政治・外交関係が悪化した場合にも、むしろそうした状況であるからこそ、両国間の人的交流は重要であり、続けていくべきだと信じている」と述べた。
(引用ここまで)
 日本と韓国の商工会議所が12、13の両日に韓国・釜山で開く予定だった会合が韓国側の申し入れで延期されたことが18日、わかった。中止の可能性もあるといい、韓国大法院(最高裁)が新日鉄住金に元徴用工への賠償を命じた判決が影響したとみられる。 (中略)

 判決のあった10月30日、日商や経団連など経済4団体は「ビジネスを進める上での障害となりかねず、深く憂慮している」「韓国政府に対し、日本企業の活動が保護されるよう適切な措置を要望する」との声明を出した。会合で日本側はこの声明に触れる方向だったといい、これが開催延期につながった可能性がある。
(引用ここまで)

 先月30日の徴用工裁判における大法院判決以降、ムン・ジェインがはじめて日韓関係に言及しているということで注目されているのですが。
 まー、臭い台詞のオンパレードで笑っちゃいますね。
 「正義と原則を構築すれば心からの友人になれる」ですって。
 ちなみにこの「心からの友人」というフレーズが大のお気に入りらしく。
 今年の新年記者会見でも日本について「心の通じる真の友人に〜」というような話をしてましたし、最近日本でも出版されたムン・ジェイン自伝でも日韓関係について似たようなフレーズがあったように記憶しています。
 こういうときに電子書籍ならさっと検索できて便利なんですけどねー。

 その一方で河野外相からは「未来志向の日韓関係に逆行するような動きがあることに強い懸念を抱いている」といつものメッセージ。判決以来で言及はこれで5回目かな。
 日韓関係になんらかの形で言及する場合はこうやって発信し続けるのでしょうね。
 で、「人的交流は重要であり、続けていくべきだと信じている」とも語っているのですが。まあ、韓国政府が態度をペンディングしている現状ではこうも言わざるを得ないところ。
 実はこれも韓国に対するプレッシャーのひとつなのですけどね。

 ですが、日商と韓国の商工会議所が開催する予定だった会合が延期。このまま中止される可能性もあるとのこと。
 しかも、韓国側からの申し入れで。
 というのも、日商や経団連をはじめとした経済団体がいくつか連名で今回の徴用工裁判の判決について憂慮を表明しているのですね。
 今回の会合でその声明について触れる予定だったことから、韓国側がそれを嫌って延期にしたのではないか……と。

 商売人の判断基準というのは儲かるか否かだけ。
 時折、「これは種まきだから」とか「集客につながるから」とか言って赤字を許容しますが、なんのこたない時間軸を長くとって儲けたいというだけのこと。
 会合を行ってかつ日本側から徴用工裁判に触れられることは儲けにつながらない、というよりは積極的に損になると判断したのでしょうね。
 行き来するよりもキャンセルしたほうがお得だと認識しているわけです。

 先日の日韓特許庁の会合も中止になりました。
 岐阜市の交流事業も中止
 官民揃って会合中止の前例ができたわけです。
 これこそが「未来志向の日韓関係」ってヤツですよ。もはや、そうならざるを得ないのです。