【社説】KT火災、超連結社会の大韓民国に衝撃を投げかけた(中央日報)
見掛け倒しの通信大国…日本に比べ甘すぎる災害対策=KT火災(朝鮮日報)
電話線16万8000回線、光ケーブル220セットを燃やした火は有線・無線電話、インターネット、インターネットテレビ(IPTV)、カード決済を無用の長物にした。利用者はあっという間に「過去」に戻った。一部で「石器時代」という比喩までされるほど衝撃は大きかった。公衆電話に列ができる珍風景が広がるかと思えば、店では現金を出さなければならなかった。ナビゲーションが使えなくなる目がくらむような経験をしたというドライバーもいた。 (中略)

通信施設に問題が発生すれば国民の日常が一瞬にしてまひするが、管理はあまりにお粗末だった。事故が起きた通信溝は消火器が置かれていただけでスプリンクラーは設置されていなかった。現行の消防法では地下溝の長さが500メートル以上の場合にだけ燃焼防止施設と自動火災探知設備を備えるようにしているためだ。
(引用ここまで)
 ソウル市内にある韓国通信大手KTの地下通信溝(通信ケーブル用のトンネル)で24日に起きた火災の影響で市内の一部では通信障害が発生し、復旧作業が今も続いているが、この混乱をめぐって日本をはじめとする海外の事例と比較する声が相次いでいる。(中略)

 韓国では効率性の観点から、管理する規模に応じてランクが付けられている。通信支社は全国規模のネットワークに与える影響の大きさによってAからDまでランク付けされている。今回火災が起きたアヒョン支社はソウル市内の2つの区だけを管轄するためDランクで、バックアップ体系の設置義務はなかった。同様の規模の通信支社は韓国全土に56か所あるが、このうちバックアップ体系があるのは29か所にとどまっている。ある専門家は、Dランクであっても影響は数十万人に及ぶのだから安全性に注意を払うべきと指摘する。

 西江大のキム・ヨンハク教授(経営学)「Dランクだから(設備が)なかったというのは話にならない。2つの区に少なくとも21万人が住んでおり、その周囲の商売人なども併せると数十万人に影響が及ぶ。法で強制されていないからバックアップ網を構築していなかったというのはあり得ない話だ」と指摘した。
(引用ここまで)

 24日にソウルで光ファイバーを収容している通信溝から火が出しまして。
 KTは日本でいえばNTTのような企業でして、通信最大手。
 周囲の数十万ユーザーがネット断絶するという事態になったそうです。

 クレジットカードは使えないわ、ネットはつながらないわで大騒ぎだったそうですが。
 通信溝にはスプリンクラーもなく消火器があるだけ。
 ケーブルから有毒ガスが出て消防士が突入できなかったので、消火器なんてなんの役にも立たなかったってことです。

 で、日本の通信網の災害対策と比べて「なんて遅れてるんだ……」って話になっている。
 まあ、これも「安全係数を低くして、事故が起きないことを祈る」といういつもの韓国のパターンなのですよ。
 バスや鉄道といった公共交通機関の値段が安いのも、同じ構造。
 そうやって発展してきた社会なのだからしかたない。
 ちなみに出火の原因は不明だそうで、いつどこで同じ火災が起きるか分からないという状況。なんだそれ。