対馬の盗難仏像めぐり韓日市民が大討論会を開催(中央日報)
今月24日、釜山(プサン)で「瑞山(ソサン)浮石寺(プソクサ)金銅観音像を元の場所に奉安するための韓日研究者討論会」が文化財還収国際連帯など韓国市民団体の主催で開かれた。

討論会には韓国と日本の研究者をはじめ、浮石寺の関係者や文化財還収関連の市民団体などが参加した。討論会に参加した韓国側パネルのキム・ビョング弁護士は「自分のものではないことを知りながらも所有者の意思に反して物を持ち帰ったとすれば、占有取得時効が認められない」とし「倭寇が仏像を保管していた瑞山浮石寺の同意もなく略奪していったとすれば、これに該当する」と述べた。 (中略)

討論会を主催した釜山外大の金文吉(キム・ムンギル)名誉教授は「韓国と日本の歴史問題の一つである仏像返還について両国市民が議論する意味深い場所だった。問題の早期解決のために、来年上半期に瑞山浮石寺と対馬観音寺の住持が日本で顔を合わせる会合を推進する」と述べた。
(引用ここまで)

 韓国側の言い分にちょっと唖然としたので、ピックアップ。
 「自分たちのものではないことを知りながらも所有者の意思に反して物を持ち帰ったとすれば、占有取得時効が認められない」って言ってて「そりゃそうだ」と思ったのですが。
 これがなんと「だから韓国から日本に返還する義務がある」という話ではなく。
 500年だか600年前だかの倭寇がそうやって持ち帰ったという主張なのですね。

 以前から韓国側はこの主張していて「占有取得(一定年数が経過すれば持っている人間に所有権が移ること)は認められない」の一点張りなのですね。
 だけども、日本から「じゃあ、倭寇が持ち帰ったという証明をしてみせろ」って言われると「それはできない」とかになる。
 韓国の裁判所に至っては「焼けた跡があるから略奪された根拠とみられる」とか言い出して、浮石寺側への返還を命じる判決を出してしまう始末。
 おまけに「浮石寺側には充分に仏像を保管する能力がある」とか言って即時引き渡しを命じたほどでしたね。こちらについてはなんとか強制執行停止に成功していますけどね。
 ついでにいえば高裁は和解案として「像を日本に返還して、浮石寺側にレプリカを残すのはどうか」みたいなものを提案しているので、判決が覆る可能性もまだ充分にあります。

 明らかに盗難されたことが分かっているのに、返還しようとしない。
 屁理屈を重ねに重ねて「これは自分たちの物だ」とか言い出す。
 韓国のやりかたの結晶のような話ですね。
 昨今の徴用工裁判の判決にもつながっています。
 その予習、あるいはひな形だった感じですかね。

 盗まれた物を返さない。
 それも対馬の人々に愛されてきた仏像であったということで、「韓国のやりかた」というものを喧伝するにはいい事例となりました。
 仏様が自らの身を挺して日韓関係というものを見直す機会を与えてくださった、という感じです。