消えていく「光州型雇用」... リブートかかるか(MBC・朝鮮語)
当初、今日に予定されていた光州型雇用調印式が無期限延期された。

車両35万台を生産するまでの賃金団体交渉を猶予するという条項について労働界は削除を、現代車は原案固守を要求しつつ、光州型雇用交渉全体が揺れています。
立場の差を確認した後も、光州市と現代車は、それぞれの会話を続けていくことができるという余地は残しました。
光州市は12月に交渉を終えることを希望するとし、現代車と労働界を説得すると強調しました。
(引用ここまで)

 「工場労働者の賃金を半分以下にするから、工場を作ってください」という光州市が進めていた「光州型雇用」がヒュンダイ自動車との調印寸前まで行ったのですが。
 案の定、団体交渉で最後の最後に揉めてちゃぶ台返しで終了。
 光州市役所のロビーには調印式のサイン台まで用意されていた段階だったそうですよ(笑)。

 で、その原因が「団体交渉は当該工場で35万台を生産するまで保留」という条件をつけるかどうか、というもの。
 この工場の年間生産台数は10万台ていどと予想されていました。人気車種の生産補完をするために使えれば……みたいな期待があったようですね。
 韓国国内の工場ではラインで生産する車種を変更するために労使交渉が必要となるので、そうではない工場を作りたかったとのこと。
 ヒュンダイ自動車側としては35万台、つまり3年半ごとに団体交渉をして賃金上昇の機会を抑えたかった。
 「5年間は保留」にしたかったという話も出ているほど。
 一方で労組側としては通常と同じように1年ごとの交渉をして、その他の工場と同じレベルに早急に引き上げたかったのでしょう。

 なにしろ、韓国国内の自動車工場における韓国人の労働効率というのは53.5%
 つまり、53.5人がいれば充分なラインに100人が投入されていて、かつその100人がとんでもない高給をとっているという状況なのです。

 現在、ヒュンダイ・キアの工場労働者は年俸1億ウォンクラス。破綻寸前の韓国GMですら8700万ウォンとかでした。
 それを「光州型雇用」では3500万ウォンていどにするというのですから、本来であれば工場労働者の賃金はこのていどのものだと規定されているようなもの。
 まあ、反発があって当然かな。
 そもそも工場労働者をそこまで高給取りにしてしまったこと自体が間違いなんですが……。

 ちなみにヒュンダイ・キアの労組はこうして光州型雇用が破綻した中、「光州型雇用に反対!」っていう時限ストを行ったそうですよ。それも届け出なしの違法ストを。
 いやぁ……性根が腐ってるわ。