韓国の若者、文在寅政権の「公正さ」「道徳的優越」に疑問符(朝鮮日報)
文在寅政権に失望する韓国の20代「朴槿恵政権と何が違うのか」(朝鮮日報)
 韓国の20代の若者たちは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領への支持を撤回するに至った理由として、就職不正や偏った人事などだけでなく男女平等問題、「良心的兵役拒否」無罪判決なども挙げた。

 韓国ギャラップが行った11月の統合世論調査の結果によると、文大統領に対する20代男性の支持率は49%で、1カ月の間に14ポイントも下落した。同調査にて、就任1カ月目の昨年6月の時点で支持率が87%あったのと比べると、大きな差が出た。必ず軍服務しなければならない韓国の男性の特性上、現政権下での良心的兵営拒否無罪判決や代替服務制度の導入などに対して「公正ではない」と不満を表明したものと解釈されている。
(引用ここまで)
 韓国ギャラップが7日に行った定期世論調査で、20代の文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持率は52%を記録した。先週の61%から、わずか1週間で9ポイントも落ちたのだ。この支持率は、同調査において、文大統領の就任後最低。この1週間における20代の支持率下落幅は、ほかのどの年齢層よりも大きかった(30代6ポイント、40代7ポイント、50・60代1ポイント)。20代は、今年5月までの時点で、同調査において84%が文大統領を支持し、支持率の「けん引車」といえる役割を果たしてきた。ところが、それからわずか半年で3分の1以上が支持を止めた。 (中略)

 討論会に出席した20代の最大の関心事は雇用だった。参加者らは、現政権の雇用対策について「視点そのものが20代と合っていない」と口々に語った。「国立大学の電気管理士(別名『電灯消しバイト』)は、なんとか仕事の口を突っ込んだようなものではないか」「20代には『自己実現できる場』が必要なのに、政府は単に『働く場』を作るだけ」だという。
(引用ここまで)

 社会が公正になるというのであれば、まだ腹を空かせることになっても我慢できたでしょう。明日への希望が見えるから。
 韓国社会は「先進国」とされている国の中でも不敗認識指数が高く、2017年のランキングで51位
 スペイン(42位)よりも下、イタリア(54位)よりもわずかに上といったところ。

 公正にならずとも、経済がよく廻っているというのであれば不正にも目をつぶることができたでしょう。とにかく食うことはできるから。 
 これまでの韓国はそういう傾向だったのですよ。ともあれ経済成長はしてきた。21世紀に入っても5%以上の経済成長率が続いていたので、なんとかそういった矛盾に目をつぶることができた。
 ですが、ここ5年は経済成長率は3%前後に落ち込み、今年以降は2.5%前後になるであろうと予想されている。

 ムン・ジェイン政権が最悪なのは、公正さについてはパク・クネ政権時代を逆転させただけ。
 大統領選挙を支援した団体を優遇し、ろうそくデモを主催していた民主労総にいたっては団体交渉相手の企業役員を血祭りにあげても検挙されないという状況。
 むしろ検挙しようとした警察側が裁判にかけられる始末。

 その一方で「いままでの悪しき経済構造を破壊して再構築する」とは言うものの、いつまで経っても再構築はなされずに所得の低い人間の働き口が失われているだけ。
 今年後半にはよくなる、年末にはよくなる、来年にはよくなると「所得主導成長」の効果が出るとする期日は遅らせていく一方。
 最終的には経済担当大臣と政策立案者の馘を同時に切って「最初からやり直します」って宣言。
 賽の河原か。

 言ってみれば公正さがないという新興国のまずさ、そして先進国の成長率が低くなるという先進国のまずさを兼ね備えている国になりつつあるのです。
 それでもまだ20代からは52%、自営業から37.8%も支持されている。……まあ、それ以外の選択肢がないというのも実際なのですよね。

 それにしても「電気管理士」は何度聞いてもすごい話やで。
 「20代の間は国立大学で電気をつけたり消したりする仕事をしてました」とはいえんよなぁ。