Geopolitical obstacles remain tough challenge for Korea(聯合ニュース・朝鮮語)

 タイトルは「地政学的な壁にぶち当たる朝鮮半島のタフなチャレンジ」ってところでしょうか。
 この記事があるのは聯合ニュースの英語版だけで、日本版も韓国版もない模様。探し方が甘いかも知れませんが、まあとりあえず英語版でピックアップ。
 ざっくりと内容を書くと「ムン・ジェインは南北宥和政策を推し進めているが、周辺の大国である日米中露といった大国の利益に適うものでなければ成し遂げることは難しい」「そんな地政学的な壁にムン・ジェインの南北宥和政策はぶち当たっている」といったところ。
  具体的な事例もいくつか挙がってます。

 いや……いま、それ?
 えーっと、記事の日付は2018年の12月7日。先週ですね。
 先週になってようやくそこに思い至ったのかぁ。
 10月にはムン・ジェインのヨーロッパ歴訪において「北朝鮮非核化が最初、制裁緩和は後」という言葉でのタコ殴り状態がありました。
 11月には(韓国が無意識に下に見ている)ASEAN各国からも同様に言い渡されています。
 そこまで至ってようやく「世界との利益を調整しなければ朝鮮半島の平和は達成できない」というオピニオンが出てきたっていう……鈍感もここに極まれりっていう。
 南北首脳会談があったのが4月。米朝首脳会談があったのが6月。
 その年の年末になってようやく……ですよ。

 自分たちの価値を過大に見ているのか、それとも「大国は一切干渉してこないだろう」という過小評価なのか。
 実態とは裏腹に大統領が「運転席にいるのは韓国だ」と吠えられるくらいなので、自分たちの地位を「我々がやることに誰も文句はいえない」というくらいに過大に評価していたのでしょうけどね。

 まあ、書いていること自体は正論なのですが、あまりの呑気さにちょっと呆れたというか。
 韓国全体がこういう雰囲気なら日本を含めた周辺国は相当に苦労するな、という感じです。

世界史で学べ!地政学
茂木誠
祥伝社
2015/6/15