KTX脱線事故、ポイントのケーブル誤接続を1年以上放置か(朝鮮日報) Web魚拓 1/2
 記録によると、ソウル側の指令はポイントに問題があることを確認し、江陵駅の指令に「速やかに初期対応チームを送れ」と指示した。2分後、作業員がポイント故障を確認するために出発した。しかし、対応チームが向かった場所のポイントは正常で、付近にある別のポイントが故障を起こしていた。ポイントが故障を起こした場合、江陵駅に問題を知らせる信号が届くことになっている。しかし、2カ所のポイントの通信系統が誤って接続されており、指令は別のポイントが故障を起こしたと勘違いした。作業員はそれも知らずに正常なポイントの修理に出動したことになる。

 午前7時17分、ソウルの指令は「KTX806(事故列車)の(江陵)発車に支障はないか」と尋ねた。これに対し、江陵駅の指令は「発車可能だ。ポイントから発車可能との信号が届いている」と答えた。しかし、事故列車が通過したポイントは故障した状態だった。

 9分後の午前7時26分、事故列車の運転士は指令に出発進行を知らせ、指令も列車を出発させた。5分後の午前7時35分、事故列車の運転士から「江陵基地の分岐線を通過中、列車が脱線した」との通報があった。指令は驚き、「列車が脱線したのか」と問い返した。

 韓国鉄道事故調査委員会によると、故障を起こしたポイントと近隣のポイントは昨年9月に設置された当時からケーブルが誤って接続されていたとみられる。調査委は▲昨年9月から2カ所のポイントのケーブルが誤って接続されていた▲江陵線のKTX開通以降、保線作業の過程でケーブルを誤って接続した−−という2つの仮説を立て、調査を進めた。これまでの調査では、前者の可能性が高いという。

 だとすれば、KTX江陵線はポイントに問題があったままで、高速列車を1年間にわたり運転していたことになる。1年間も事故なしで運転できていたことにも疑問だ。現在推定されるのは、2カ所のポイントに対する「停止」「進行」信号が常に一致していたとみられることだ。専門家は「結果的に運がとんでもなく良かった」と指摘する。
(引用ここまで・太字引用者)

 ようやく事故の全貌が明らかになりつつある、といったところですかね。
 当時、ポイントの確認に行った作業員が事故直前にケーブルに触ったのではないか云々だのいわれていましたが、結果的にはもっと悪い原因でしたわ。

 「ポイントAが故障で切り替わっていない」という情報を確認。
   ↓
 作業員をポイントAの現場に派遣してチェック。
   ↓
 ポイントAは問題なし。
   ↓
 「問題なし」と報告。江陵からKTX発車。
   ↓
 実際に故障していたのはポイントB。
   ↓
 KTXがポイントBに乗り上げて脱線。
   ↓
 原因はケーブルの誤接続でポイントAとBの情報が入れ替わっていたから。

 ……という感じかな。
 施行当時からすでにケーブルが入れ違えていたのではないかとのこと。
 これまでなんともなかったのは、ただ単に運がよかったというだけ。

 昨日、運が悪くなければ韓国ではなんとかなる、と書きましたが。
 それがちょうど証明された形かなぁ……。
 これまでポイント故障がなかった。
 故障があっても江陵駅から5分のところで、KTXが鈍重なために加速が十分でなかった。
 たまたま、今回は14人だか15人だかの怪我人だけで済んだというだけ。

 韓国国内では「これは第2のセウォル号事故である」なんて報道も出ているのですが。

韓国の高速鉄道脱線事故は「第二のセウォル号」?異常を感知も運行止めず(レコードチャイナ)

 第2の、とかそういう問題じゃない。
 セウォル号こそが韓国社会の映し鏡なのですよ。
 だからこそ同じような事故がいくらでも起きるし、これからも起き続けるのです。