「破裂続く……」危険な熱水送管443ヶ所、三ヶ月かけて交換(聯合ニュース・朝鮮語)
韓経:<KTX脱線>天下り社長「コード」合わせて安全管理に穴(韓国経済新聞)
韓国地域暖房公社が高陽市ベクソクヨク近くで発生した熱水送管破裂事故の再発防止対策を発表したが、「牛を失ってからの牛舎修理」(訳注:「後の祭り」の意)との指摘が出ている。

特に暖房公社は事故区間のリスクを知っているのにすぐに措置していなかったなどの管理不十分であったことが分かった。 (中略)

暖房公社は、1991年に埋設された熱水送管接続区間の溶接部カバーが破裂したのが事故の原因と推定されると明らかにした。 (中略)

暖房公社は先月、高陽市全体の熱水送管を対象に損傷や補修履歴、腐食などの寿命を低減する要因を反映した「余命」を評価する危険現況も調査を行った。

高揚地域総1220個の区間、341km熱水送管の約10%に相当する127個の区間、34.1 kmが今後使用できる期待年数が「0年」になる危険等級1等級に分類された。

事故区間は実質的に期待寿命40年より7年より使用した評価が出た。

すぐに補強・交換工事をしたら、事故を防ぐことができるという指摘が出てくる理由だ。 (中略)

暖房公社も最近の列車脱線事故が発生したコレイルのように専門性が不足している「落下傘社長」があるという指摘で自由ではない。
(引用ここまで)
特に先月19日から3週間で大小10件ほどの事故が発生し、韓国鉄道公社の安全不感症が慢性化したのではないかとの指摘が出ている。相次ぐ事故の裏に政治家出身の天下り社長の専門性不足があるという批判も提起される。 (中略)

鉄道公社区間で列車事故が頻繁に発生したのは国会議員を2期務めた呉社長が就任してから本業である鉄道サービスをおろそかにしたためという指摘が出ている。
(引用ここまで)

 死亡事故の起きた暖房(オンドル)用の温水管破裂事故
 そして、大規模脱線の起きたKTX
 暖房公社とKORAIL(韓国鉄道公社)のどちらもが「落下傘社長」であるために、安全に気を配らなかったのが事故の原因……というような話が韓国メディアから盛んに出てきています。

 暖房公社の社長は国会議員補佐出身。コレイルの社長は2期国会議員を務めて、かつ学生運動出身のいわゆる「ムン・ジェインの運動圏仲間」の一員。
 なんら技術を知らない人物が「落下傘就任」(日本でいうところの天下り)したからこそ安全管理に問題が出たのではないか、というね。
 まあ、そういう部分に問題の原因を求めたがる気持ちも分からないではないですが。
 社長の出身がどこだろうとなんだろうと、安全を第一に考えるべきでしょうに。

 要するに「どこかに悪い人間がいたからこれらの事故は起きたのだ」ということにしたいのですよ。
 楽韓Webがいうように「韓国社会の映し鏡としての事故」ではない。
 自分がその事故の要因に連なるようなものではなく、特定の悪人が存在しているので事故が起きたのだ……と。
 そんなわきゃないわなっていう。
 社会自体の問題から目をそらすにはいい視点かもしれませんけどね。

「天下り」とは何か (講談社現代新書)
中野雅至
講談社
2009/12/20