「チキン2万ウォン時代に勝者はいない」……鶏肉・配送費の双方からため息(聯合ニュース・朝鮮語)
国内有名フランチャイズ企業が相次いで製品価格を引き上げて配送料が導入され、チキン2万ウォン時代」が幕を上げた。

しかし、チキン店店主も鶏肉価格と納期雨の両方上がったために利益が減少したと訴えている。「勝者のない市場」という自嘲とため息が出ている。 (中略)

「国民のスナック」チキンはたやすく財布を開くことができるメニューではなくなった。もっとも基本的なメニューであるフライドチキンさえ2万ウォン以上となったからだ。
16日、業界によると、大型チキンフランチャイズのBBQは先月19日、看板製品「黄金のオリーブ」をはじめ、「ソフライド」と「ジャマイカ鶏ももグリル」をそれぞれ1000〜2000ウォン上げた。「黄金のオリーブ」の価格は1万6000ウォンから1万8000ウォンに上がった。
しかし、今年チキン業界を襲った「配送費」熱風で多くの店で2千ウォン内外の配送費があることを考慮すると、消費者は「黄金のオリーブ」を食べるためには最低2万ウォンを払わなければならない。
消費者が配送費に対する抵抗感を考慮したように、いくつかの店は配送料を別途払いにはせずに最初から鶏の価格に2000ウォンを組み入れている。 (中略)

チキン価格の根幹をなすブロイラー価格も急激に上がっており、フランチャイズ本社と店主も笑うことができない状況だ。 (中略)

このようにチキンの価格が上がり、消費者は一銭でも節約するために、様々な割引イベントを見つけることもあれば、直接チキンを料理して食べるなどの代替を探しに出る姿だ。
(引用ここまで)

 韓国の庶民の味といえばチキン。
 全国で3万6000店舗と、1400人に1店舗という異常な数があるほどの熱狂ぶりであることは知られています。
 ちなみに日本のマクドナルドは2800〜2900店舗ほど。4万5000人に1店舗の割合。スターバックスがその半分ほど。
 コンビニで5万8000店舗。これでも2150人につき1店舗なので、人口当たりで見ても日本のコンビニよりも、韓国のチキン店のほうが圧倒的に多いことになりますね。
 まあ、異常な数ですわ。

 8年前に屋台やお店では1万6000ウォン前後で売られていた1羽まるごとのチキンをロッテマートが5000ウォンで売り出して、さらに1週間ほどで販売終了したために喧々囂々の大騒ぎになったことがありました。
 庶民の商売を大手スーパーが奪うのかっていう騒ぎと、安いチキンを庶民から奪うなという騒ぎとで。

 で、それから8年でチキンが20000ウォンを突破することになったと。
 鶏肉そのもの高騰があり、かつ人件費も高騰。というか、鶏肉そのものの高騰も人件費が高くなった余波じゃないかなと思われるのですが。
 去年、鳥インフルエンザが蔓延した際にほとんど2万ウォンを超える価格になって大騒ぎになりましたっけ。

 あと2週間もすればさらに最低賃金が820ウォン(10.9%)の上昇。
 あとで扱いますが、韓国独自の風習である週休手当ても「労働時間」とされようとしているので、実質的な最低賃金はさらに上昇しようとしています。
 大企業の場合、労使協定によっては年収5000万ウォンでも最低賃金違反になりかねないという状況になってたりするのですね。
 というわけで韓国では富める者はさらに富み、そうでないものは職そのものを失うという事態になりそうです。

 チキン2万ウォンはその時代の象徴となりそうですね。