国土部、KTX脱線の原因となった線路転機がどこにいくつあるのかも把握していない(国民日報・朝鮮語)
国土交通省は、KTX江陵線脱線事故の原因に線路転換器の誤動作を挙げる。しかし、どの地域にいくつの線路転換器が設置されているか、各鉄道運営機関でいくつかを管理しているかどうかを事実上把握していない。国土部の次元で一度も線路転換器をチェックしたことはなく、管理の実態や現況資料を作成こともないことが明らかになった。

KTX江陵線事故発生以前から脱線後の8日経過したいまになっても、鉄道の安全管理を担当する国土部で全国の線路転換器の現況さえまともに把握できていないわけだ。その一方で国土部は線路転換器を点検事故再発を防ぎたいと強調した。

国土部は去る13日から22個の機関に鉄道管理施設一斉点検を命じたと16日、明らかにした。対象機関は、韓国鉄道公社(コレイル)とソウル交通公社、釜山交通公社、大田交通公社、空港鉄道、SRなどである。高速・一般・都市鉄道を運営する各機関は、線路転機器と信号制御装置を適正に施工したか、規定に基づいて維持・管理していることを確認し、国土部に報告しなければならない。キム・ヒョンミ国土部長官は14日、ソウル駅で線路転換器の点検を直接見学し、各機関が安全点検を徹底することを強調した。

しかし国土部は線路転器の現況さえ把握することができない。全数点検の結果を受ければこそ全国の線路転換器数と実態が集計される。 ここに国土部が当初明らかにした線路転換器(9947個)が実際に維持されているかどうかも不明である。 (中略)

点検を終えても線路転換器交換はできないものと思われる。国土部は現在警報システム回路が単純にひっくり返ったまま挿入されたために問題が発生したとだけ考えている。 回路を反対で挿入すれば解決されるのではないかと推定している。 ただし専門家は最初に回路が反対である状態で設計されたのであれば部品交替だけで解決されないと指摘する。 匿名を要求した鉄道専門家は「設計段階で問題があったら回路を変えて挿入した時に、線路転換器が初めから作動しない可能性もある。線路転換器全体を見て他の問題点はないのか確認してみなければならない」と強調した。
(引用ここまで)

 今回のKTX脱線事故直後に、国土部(国土交通省に相当)が「韓国に存在する9000個のポイント転換器のチェックを行う」とアナウンスをしたのですね。
 でも、その国土部自体が転換器がどこにあるのか、実際にいくつあるのかを把握していないっていう。
 あまりにもわけがわからなくて、翻訳サイトをいろいろと変えたり、単語単位で辞書を引いたりしてみたりしたのですが。
 翻訳結果は間違っていない模様。

 各鉄道公社等に全数検査を命じて、その結果待ちでないと全数把握ができない。
 そして全数検査をしても交換するつもりはないっていう。
 ……わけがわからん。「国土部」の意味とは。

 まあ、以前にもKTXのブレーキ部品に不正部品が混入されたという事件がありまして。
 その際にも「どのブレーキがどのKTXに入ったのか分からない」という事態があったのですよ。
 で、この時もブレーキの全数検査をせざるを得なかったっていうね。
 おそらく今回もそれと同じ事態なのでしょう。

 日本のことを「マニュアル社会だから融通が利かない」だのなんだの言いますが。
 マニュアルや資料が必要となるところにない、というほうがダメなんじゃないでしょうかね。

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2018/3/10