考試院の非常口は荷物で塞がれ、釣船は弾丸運航……なにも変わっていない(朝鮮日報・朝鮮語)
江原道江陵ペンションで起こったボイラーガス漏れで高校生3人が死亡、7人が重傷となった事件で農林畜産食品部は19日、「全国2万8000個農漁村民宿のボイラーの安全性を確認したい」とした。過去には「ガス漏れ点検」式に調査項目が漠然とした今回は、地方自治団体の公務員を全国すべてのペンションに送信ボイラー排気筒が正しく接続したのかなどを全数調査するというものである。

2014年のセウォル号惨事の後、安全事故が起きる度に政府は全数調査カードを取り出した。しかし、本紙が同日、最近事故が起きた現場を視察した結果、事故時と大きく変わったことはなかった。施設利用者や安全責任者、監督当局の安全不感症も相変わらずだった。 (中略)

先月、ソウル鍾路区の考試院で火災が発生し、7人が死亡した。19日、本紙が当該の考試院から半径1劼砲△7つの考試院をチェックした結果、そのうちの4ヶ所は火災時に人々が脱出しなければならない非常口が塞がっていた。鍾路区貫鉄洞のある考試院は非常口の前に縦・横各1mほどの大きなフレームと掃除機、アイロンボードなどが置かれていた。考試院火災直後、ソウル市は「来年2月までに、市内考試院と災害脆弱設備7515場所を全数調査する」としたが、いざ事故が出た考試院のすぐ隣にもまだ変化はなかった。

火災が出た考試院に非常ベルと緊急脱出口、脱出用緩降機が設置されていた。しかし、位置や使い方を知らない使用した人がほとんどいなかった。これ去る4日鍾路消防署は館内考試院189場所事業主を招集し、安全教育をしたが、参加したのは71ゴトプンだったという。特にスプリンクラーが設置されていない老朽考試院事業主17人のうち10人が教育に参加しなかった。消防署の関係者は、「消防施設が不足しているところほど事業主の安全意識が切実なのにこんなにたち無関心である」と述べた。 (中略)

専門家は「調査だけで施設補完などを強制しなければ事故はいつでも再発することができる」とした。昨年12月に15人が死亡した仁川霊興島における釣り船転覆事故の後、仁川市は管内に申告された釣り船243隻の特別安全点検を実施した。海警と船舶安全技術公団などと合同で釣り船安全設備と不法改造の有無などを確認して飲酒運航状況も取り締まった。釣り船の無理な出港行動が原因として指摘されたからである。しかし、19日午後、全羅南道木浦北港埠頭で会った30年の釣りのキャリアのイム(52)氏は、「3〜11月をピークに釣り船30〜40隻が午前3〜4時に一度に出航して1時間以上のレースを繰り広げる」とした。
(引用ここまで)

 ペンションで起きた一酸化炭素中毒で男子高校生10人のうち3人が亡くなり、7人が重傷を負った事故を受けて韓国政府は「ペンションのガスボイラーを全数調査する」という発表をしました。
 で、その「全数調査」とやらでなにかが変わるのか、という朝鮮日報の記事。
 いくつかの実例が掲載されていまして。
 考試院で起きた火災ずさんな隣の工事によって崩壊した幼稚園堤川でのスポーツセンター火災15人が亡くなった釣り船転覆事故などが例として挙げられてます。
 うちもよく報じているな。
 で、その度に「全数調査をするぞ!」って高らかに宣言をするのですが、実際にはなにも変わらないというオチに終わるという。

 例に挙げられている堤川のスポーツセンター火災でも、違法駐車で消防車が侵入することができずに被害が広がったという報道がありました。
 で、その4日後に現場に行ってみたらまた違法駐車で道がふさがっていた、なんていうこともありましたね。
 韓国では当然のことと言うべきか。
 いつまで経っても変わらないのですよ。

 セウォル号事故からこっち、「マニュアルを守ろう」とかいうかけ声だけは聞こえてくるのですが、実態はまったく伴わない。
 「安全軽視」の精神は韓国社会そのものだからですよ。
 わざわざ安全を重視するようになったらコストがかかってしまって、他の安全軽視する連中にやられる。であれば、安全を軽視するようになる。逆に軽視することの競争になるのです。
 この社会構造を打破するにはウリとナムの社会から脱し、公を優先する社会にならなければいけないのですが。
 韓国にそんなことはできないので、何年経とうがこのままなのですよ。

こんな死に方はゴメンだ!恐怖の奇病からトンデモ事故死まで (バンブーコミックス エッセイセレクション)
箱ミネコ
竹書房
2015/9/24