「なぜ照射」驚きと戸惑い=韓国軍レーダー−防衛省(時事通信)
韓国側「追跡目的ではない、説明を予定」 レーダー照射(朝日新聞)
韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について(防衛省)
韓国海軍の駆逐艦による海上自衛隊哨戒機に対する火器管制レーダーの照射。レーダーは攻撃目標を追尾するもので、不測の事態を招きかねない危険な行為だけに、防衛省に衝撃が走った。海自幹部からは「なぜ照射するのか」と驚きと戸惑いの声が聞かれた。

海自幹部は「レーダー照射は(照準を合わせる)ロックオンと同じ。よほどの緊急事態でなければ、現場だけの判断で照射しない」と指摘する。「艦長や上級司令部の了解を得ていたのか、事実関係の徹底した解明が必要だ」と語気を強めた。(中略)

日韓関係をめぐっては、10月に韓国が国際観艦式で海自護衛艦に旭日旗を掲揚しないよう要請し、海自が参加を見合わせたこともあったが、防衛省は韓国海軍との関係がこじれないように努めていた。

 それだけに防衛省幹部は「照射は攻撃を前提にするもので、照射された側は対象から外れるよう急旋回などの退避行動を取る必要がある。非常識で、まったく理解できない」と話した。
(引用ここまで)
 駆逐艦が見えない距離まで遠ざかった後に、自機に向けた照射を機器で感知した。退避行動を取った上で、無線で駆逐艦側に意図を問い合わせたが、応答はなかったという。政府関係者によると、照射は約5分続いたという。砲身は向けられていなかった。
(引用ここまで)
本件について、種々の報道がなされていますが、防衛省としては、20日(木)のレーダー照射事案の発生後、海自哨戒機の機材が収集したデータについて、慎重かつ詳細な分析を行い、当該照射が火器管制レーダーによるものと判断しています。その上で、火器管制レーダーは、攻撃実施前に攻撃目標の精密な方位・距離を測定するために使用するものであり、広範囲の捜索に適するものではなく、遭難船舶を捜索するためには、水上捜索レーダーを使用することが適当です。
 加えて、火器管制レーダーの照射は、不測の事態を招きかねない危険な行為であり、仮に遭難船舶を捜索するためであっても、周囲に位置する船舶や航空機との関係において、非常に危険な行為です。なお、韓国も採択しているCUES(洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準)において、火器管制レーダーの照射は、船舶又は航空機に遭遇した場合には控えるべき動作として挙げられています。
 以上の理由から、今回このような事案が発生したことは極めて遺憾であり、韓国側に再発防止を強く求めてまいります。
(引用ここまで)

 韓国側の弁明について、土曜日であるにも関わらず防衛省からオフィシャルの文章が上がっています。
 この対応もそうなのですが今回の件に関して、全体的に自衛隊からの憤怒を感じます。
 昨日の公表の仕方もそうですね。
 防衛大臣の記者会見って尋常な事態ではないですから。

 以前から政府同士、国民同士の仲や不信感はともかく、自衛隊と韓国軍というのはさほど仲が悪いものではなかったと認識しています。
 南スーダンでの銃弾の貸し借りもそうなのですが、現地での隊員からはおそらくまともな礼があったであろうと感じるのですよ。
 実際、自衛隊員からも「現地の韓国側隊長から感謝の言葉もあった」っていう証言もありました。

 ですが、今回のことについては言い訳も稚拙。
 北朝鮮の漁船(不審船?)捜索のためのレーダーだったら、指向性の高い火器管制レーダーを使うわけがない。
 朝日新聞によると「5分以上追尾された」と認識しているのことですから。
 おそらく防衛省への返答も誠意に欠けるものだったのでしょう。
 旭日旗の掲揚の件もありますし、自衛隊も韓国に対する認識を新たにする必要があると思いますよ。

今月号はマンガ&アニメで自衛隊がよくわかる特集、だそうです
MAMOR(マモル) 2019 年 02 月号 [雑誌] (デジタル雑誌)
MAMOR編集部
扶桑社
2018/12/21