[コラム]韓日間レーダー照射論争の自画像(ハンギョレ)
 日本には過去にも外国とレーダー照準攻防を行った前例がある。尖閣諸島(中国名:釣魚島)領有権紛争が真っ最中だった2013年2月、日本は東シナ海海上で中国の駆逐艦が海上自衛隊の護衛艦に対し射撃統制レーダーを照射したとし、抗議したことがある。これに対して中国も「事実でない」と強く否定して出て、しばらく論争が続いた。類似の攻防が今回韓日間で起きたことは、両国関係に示唆するところが多い。
(引用ここまで)

 このハンギョレの記事、この段落は本質を突いていますね。
 今回の火器管制レーダー照射事件において、韓国のやっていることは中国のやっていることに相似しており、これから日本は中国に対応するように韓国に対応しなければならないのですよ。

 中国がそういった動きに出るのはむしろ自然。
 かつての清の最大版図までが本来の領土である(そして現在はそれを奪われている)と主張する中国であれば、全方面にけんかを売るのが国家的な方針として当然ともいえます。
 日本に対して同様の行動を取るのもなんら不思議な話ではない。

 韓国政府は自衛隊機に対してレーダー波照射をしておきながら、やっていないと言い張り、ついには謝罪要求までするほどになった。
 日本と韓国の関係性は、中国との関係に相似することになったのです。
 「敵は裏切らない」なんて言葉がありますが。
 防衛省・自衛隊側にはまだ「韓国はアメリカをはさんだ疑似三角同盟関係」という意識があったのでしょう。
 今回の事件でそのあたりの甘い認識が吹き飛んで、韓国軍と接する時には一定以上の緊張感が必要とされることになるわけです。

 国と国の関係性で「味方でなければ敵である」なんてバカな話はあり得ないのですが、韓国は自ら日本にとって敵に値するところまで勝手に行ってしまったっていうね。
 「疑似三角同盟」と「仮想敵国」の間にはいくつも選択肢はあったように思うのですが、少なくとも現場の人間にとっては「いつ火器管制レーダーが照射されてもおかしくない相手」として扱うしかないでしょう。

 韓国が中国と同じ行動をしていたとしても、国力は中国と同じというわけではないですからねぇ。
 自ずと日本の対策も異なってくるのですが。そのあたりを理解できているのか、いないのか……。