日韓「レーダー照射問題」、際立った日本側報道の異常さ。そのおかしさを斬る(ハーバービジネスオンライン)
レーダー照射問題 韓国に「強い抗議は難しい」軍事ジャーナリストが解説(AERA)
 射撃用レーダーの照射は「ミサイル発射寸前だった」の報道もあるが「広開土大王」号が艦首の対空ミサイル16発入りの垂直発射機のハッチを開いていない以上、嫌がらせ程度にすぎず、大局的に見て韓国海軍が日本の哨戒機を撃墜する危険が現実にある状況ではなかった。
(引用ここまで)

 AERAのほうはなんとか引用可能ですが、ハーバービジネスオンラインはさっぱり意味が分からなくて困惑。
 この記事と同じ著者の記事もあったので読んでみたのですが、そっちもなにを言っているのか理解できませんでした。太字も使いすぎでどこに注目していいかさっぱり分からない。
 たぶん、著者がアレなのでしょう。
 それでなかったら炎上芸人。

 AERAのほうもなんというか……「ハッチが開いていないから嫌がらせ程度」って。
 Mk48のハッチはアクティブに開いたり閉じたりするもんじゃねえよ。
 ミサイル発射時に吹き飛ばして終わり。雨風が避けられればそれでいいという代物です。ただのプラ製の蓋。
 Mk41ならブリッジから開け閉めできるだろうけど、そもそも「当方には攻撃意思がある」っていう意味でミサイルハッチを開くなんて聞いたことないけどなぁ。Mk48のミサイルハッチですら1メートル四方ないくらいの大きさで、どう考えたって見過ごされるだろ。
 潜水艦同士で魚雷発射管に注水、開口っていうんであればともかく。

 どっかの炎上弁護士も「砲がP-1に向いていなかった」っていう一点張りで韓国を擁護しようとしていましたね。
 そもそもSTIR-180がシースパローの誘導用の「火器管制」レーダーなんだから、砲がこちらを向いているか否かそれほどの意味がないんだよなぁ……。
 艦砲で対空砲撃するわけじゃあるまいし。

 そういえば先日のエントリで「瀬取りはない」って書きましたが、それに不満を持っている人もいるようで。
 漁船に積めるものなら受け渡しできるってありましたが、そのていどの品を5000トンクラスの警備艦と3000トンクラスの駆逐艦で運ぶとか目立ってしょうがないでしょ。
 P-1が哨戒中に当該海域に近づいたのも、おそらくサンボンギョと広開土大王がいたから。
 そんな取引がありえるのかってことです。
 「俺の常識ではあり得る」って言われたらどうしようもありませんけども。
 北朝鮮側の漁船で運べるていどの大きさのものを広開土大王が引き取りするだか、広開土大王から渡すのかは知りませんが、漁船で運べるものなら漁船サイズの船で運ぶだろうて。
 韓国海軍に数百トンクラスの小型の高速艇がないってわけでもない。ま、どう見るかはお好きなように。

陰謀論の正体!
田中聡
幻冬舎
2014/7/3