日韓関係がここまで急悪化している根本理由(東洋経済)
「韓国政府と日本政府の間に衝突への道を回避しようとの出口作戦がない状況を、非常に憂慮している」と両国の関係に深く携わってきた元韓国政府高官は語る。日本の植民地支配に対する朝鮮独立運動(三・一運動)勃発100周年を祝う年だけに、韓国政府の感情は「非常に不安定」だと同高官は言う。

同高官によると、日韓関係の危機は「アメリカを含む3国間の安全保障協定を蝕むことになりかねない」。一部のほかの韓国人たちと同様、同高官は明らかにアメリカがこの件に関心を示し、行動しないことについて非難する。これまでのアメリカであれは、日韓政府が互いに話し合う能力を欠く今回のような危機に際して介入してきた。

「残念ながらアメリカ国務省は混乱状態にあり、両国間を取り持つ役割を果たすことができない。膠着状態を崩すには高いレベルの対話ルートをお膳立てがすることが必要だが、現在は両国ともそれをする意欲を欠いているようだ」(同高官) (中略)

アメリカ軍や政府高官たちは一様に、事件について日本の説明をおおむね正しいものとして受け入れている、と話す。韓国の艦艇が理由は定かではないものの、実際に統制レーダーを向けたと考えている。

韓国と日本に駐屯するアメリカ軍事司令部は、今回の争議がこの地域のより大局的な安全保障協調に与える影響を懸念している。この地域では、日本と韓国両方で軍事活動をスムーズに統合できることが安全保障上重要だからだ。とはいえ、一方だけ味方していると非難されるのをおそれて対立に介入する気にはなれないでいる。
(引用ここまで)

 ニューズウィーク等で日韓関係や韓国事情について多数執筆しているダニエル・スナイダースタンフォード大学教授によるコラム。
 比較的ではありますが、韓国寄りの人物であるのは間違いないところ。
 でも、2015年には「日本に『韓国疲れ』が拡がっている」というようにも書いていますね。
 最近は「日米韓の離反を画策している現在のムン・ジェイン政権はおかしい」というような発言もありました。
 韓国寄りではあっても、それなりに公平な見方はできている人物かな、というところですか。
 なんでスタンフォード大学の教授に上から目線なんだかな、うちも。

 で、そのダニエル・スナイダー教授が「もはや日本は韓国に対して積極的な働きかけをやめてしまうだろう。そしてアメリカはそれに対して積極的な介入をすることはない」とあっさり書いています。
 その原因を「トランプ政権は世界におけるリーダーシップを放棄したためだ」という部分に求めていますが。
 アメリカが韓国を切り捨てようとしている、という視点には立てないのでしょうね。

 その一方でアメリカ側がレーダー照射は実際にあったことであろうと認識していることにも言及しています。
 まあ、そりゃそうだよなぁ……。
 「こんな事案があった」って公表した側が嘘をつく理由がひとつもないし。

 っていうか、記事としていろいろ要素が入りすぎてて紹介しにくい。
 紹介しにくいのですが、とりあえず現状の日米韓情勢をアメリカ側から見たものとしては興味深い記事になっているので読んでおいて損はないと思います。