軍、日本の自衛隊統合幕僚長発言に「低空脅威飛行謝りなさい」と反論(ニューシス・朝鮮語)
韓国国会国防委員長 日本に哨戒機威嚇飛行の謝罪求める(朝鮮日報)
軍当局が日本統合幕僚長(韓国の合同参謀議長に相当)による哨戒機葛藤関連発言に対して、日本の海上哨戒機の「低空脅威飛行」を謝罪しろと反論した。

先に産経新聞によると、河野克俊統合幕僚長は17日の記者会見で、「私たちは(レーダー照射の)確かな証拠を持っている」とし「韓国側が真摯に受け止め、事実を認めて再発防止に努力することを望む」と述べた。

軍関係者は18日、記者たちと会って「日本側がその時間、防衛などの特定の周波数の情報を公開しなければならない」とし「低空脅威飛行防止対策を用意して謝罪するという我々の立場を固守する」と述べた。
この関係者は、前日に哨戒機低空脅威飛行と関連して駐韓日本武官を招致したのと関連しては「日本防衛省側のメッセージがなかった」とし「対話の扉を開けておいた」と述べた。
さらにこの関係者は、「事実を十分に理解して武器体系を少し理解すれば十分納得できるはず」と強調した。
関係者は、「周波数が公開されるのであれば、どこからの周波数であるのかを明確に知ることができる」とし「(日本側は)公開していない周波数の所有者についてあれこれ言うべきではない」と説明した。

彼は「日本がレーダー情報を明らかにすれば、これは誰によるものなのかを探し、その後に進むことができる」とし「今の状況では、進方向性がないというのが私たちの立場だ」と強調した。 (中略)

軍関係者によると艦艇のレーダーは固有に持っている周波数特性がある。これを公開する場合、実際の電子戦の状況において電波妨害(jamming)を受けることになり、私たちの軍艦が無力化されたり、今後の機器を交換しなければならないといった問題が生じる。
(引用ここまで)
韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本が主張する問題で、韓国国会国防委員会の安圭伯(アン・キュベク)委員長(与党・共に民主党)は18日、日本政府に対し哨戒機による威嚇飛行の謝罪と再発防止の約束を求める声明を発表した。

 安氏は「事件の本質は、人道主義的な救助作戦を遂行していた(海軍駆逐艦の)広開土大王に対する日本の哨戒機の低空威嚇飛行」と指摘。この威嚇飛行は「乗務員が肉眼で哨戒機の日章旗を識別できるほどの距離で行われた」とし、「明白な国際慣例違反で、人道的な救助活動の妨害」と批判した。また、日本政府は韓国海軍の火器管制レーダー照射を主張することで、韓日関係を悪化の一途に追い込んでいるとした。 (中略)

また、哨戒機の威嚇飛行について「再発防止の約束と謝罪を求める」と強調した。
(引用ここまで)

 韓国国防部報道官、軍関係者(記事上)、韓国国会の国防委員長(記事下)が揃って「日本のP-1哨戒機が低空威嚇飛行をした」ってことで謝罪要求。
 これ、要するに火器管制レーダーを照射したという事件を矮小化して、「自分たちこそ被害者なのだ」っていうヤツですね。
 韓国流にいうと「被害者コスプレ」ってあれ。
 思想的に偏っているアレな人たちと韓国人以外、広開土大王がP-1に対して火器管制レーダーを照射したというのは事実であると分かっている中でも、こうして話題を逸らせることでしか反論ができないのですよ。
 韓国海軍の哨戒機であるP-3Cは外国の艦船に対して高度60メートルまで接近していると月刊朝鮮に書かれていました。
 つまり、軍機には適用されない民間用の規定(ICAO)すら守っていたP-1は紳士的であったとすらいえるのですが。
 まあ、このあたりの話をすること自体が韓国側の戦術に巻きこまれていることでもあるんだよなぁ……。

 以前に書いたように、日韓歴史共同研究での一幕にそっくりですわ。

 日本側「では資料をごらんください」  韓国側「韓国に対する愛情はないのかーっ!」  日本側「資料をごらんください」  韓国側「資料はそうなっているけども……」「研究者としての良心はあるのかーっ!」

 ってアレを延々とやろうとしているのですね。

 「P-1の哨戒飛行は民間機に適用されるICAOの規定すら遵守している」
 「資料ではそうなっているけど」
 「P-1は静粛性に優れていて、500メートル離れていれば振動も感じないはずだ」
 「国防関係者としての良心はあるのかーっ!」

 こうやって本筋とはまったく異なる部分で謝罪要求をしてきて、本来の話を進展させようとしない。
 韓国側は議論を膠着させること自体が目的になっている。
 まあ、それをやっているということは、逆に知られたくない部分があるということが韓国ウォッチャー的には理解できるというわけですけども。
 電波情報を出してしまって検算を要求する等してもよいかもしれませんね。