韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について(防衛省)

 とりあえず全文は防衛省のサイトで見てもらうとして。
 かなり語気が荒いです。いわゆるお役所文章なのですが、その範囲内で可能なかぎりの怒りを表しているって感じの文章。
 防衛省としては、韓国駆逐艦による海自P−1哨戒機への火器管制レーダー照射について、改めて強く抗議するとともに、韓国側に対し、この事実を認め、再発防止を徹底することを強く求めます。更に、これ以上実務者協議を継続しても、真実の究明に至らないと考えられることから、本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難であると判断いたします。
(引用ここまで)

 あとこのあたりにもそれを強く感じます。
 防衛省は、実務者協議において、更なる客観的根拠の提示を求めましたが、韓国側からは、そのようなものは示されず、逆に「脅威を受けた者が、脅威と感じれば、それは脅威である」などの全く客観性に欠ける回答を繰り返しています。

 こうしたことから、防衛省では、韓国側の主張は、客観的根拠に基づいていない説得力を欠いたものであり、火器管制レーダー照射に関する重要な論点を希薄化させるためのものと言わざるを得ないと考えています。
(引用ここまで)

 これまで防衛省はSTIR-180を照射された、とはいっさい言ってこなかったのですね。
 あくまでも「火器管制レーダーの照射」としてきたのは、韓国側のメンツをあるていどは慮っていたからでしょう。
 STIR-180を照射したということは、韓国側の広開土大王がシースパローなり艦砲での砲撃なりを目論んできたと、直接言及することになりますから。
 ですが、今回の資料では「STIR-180を照射された」「CUES違反である」「複数回の照射を受けた」「韓国の救難艦には同じレーダーは搭載されていない」としっかりと韓国側のあやふやな反論に対しても論駁。

 さらに韓国側の「低空飛行は脅威的なものだった」という話に対しても過去の事例を挙げるなどして徹底的に反論しています。
 最後の「韓国側との協議打ち切り」はこれで最後にするというわけではなく、韓国側との協議が終わっているというだけでしょう。
 もし、韓国側からまたあやふやな反論が出てきたら、それなりの対応をするということになるのでしょうね。