ヒュンダイが6年連続減益、営業利益は47%減 2018年通期決算(Response)
ヒュンダイモーター(Hyundai Motor、現代自動車)は1月24日、2018年通期(1〜12月)の連結決算(傘下のキアモーターズを含む)を発表した。

同社の発表によると、売上高は97兆2520億ウォン(約9兆5310億円)。前年の96兆3760億ウォンに対して、0.9%増えた。

一方、2018年通期の営業利益は、2兆4220億ウォン(約2375億円)。前年の4兆5750億ウォンに対して47%減と、6年連続の減益となっている。
(引用ここまで)

 ヒュンダイ自動車の売上や営業利益を見る時はキア自動車のそれが入っているかどうか気をつけなくてはいけない(自分用メモ)。
 ま、それはそれとして。
 かつてはサムスン電子とヒュンダイ自動車だけの調子がいいために、韓国の株式指数であるKOSPIが異様に上昇して錯視状況を作り出している、なんてことが言われていたほどでしたが。
 去年も増収減益で6年連続の営業利益減少。
 かつ、利益の減少幅はほぼ半分という急激なもの。
 ここ7年の営業利益をざっくりと見てみましょう。

2012年 8兆4406奥ウォン
2013年 8兆3160億ウォン
2014年 7兆5500億ウォン
2015年 6兆5100億ウォン
2016年 5兆1940億ウォン
2017年 4兆5750億ウォン
2018年 2兆2240億ウォン

 6年間で営業利益はほぼ1/4に縮小。
 去年の営業利益率は2.5%。
 2012年当時、営業利益率はほぼ10%に達する状況でした。世界最高の高収益を誇る企業だったのですよ。
 それに比べてトヨタは2013年3月期(2012/04〜2013/04)で営業利益率は約6%。
 「トヨタは図体だけの企業」みたいな言われかたをしていましたっけ。
 主因は為替であるのは間違いないですね。

 2012年当時、民主党政権による円高放置で日本企業が苦しんでいた際には我が世の春を謳歌していたのですが、そこからわずか6年で完全逆転。
 で、昨今の不信の原因は中国でのシェア減少とされていますが……個人的には違うと感じてます。
 中国ではスマートフォンと同様、中国製自動車がシェアをとるようになっているのですよ。
 いわゆる「民族系」と呼ばれる各社で、シェアは合わせて40%ちょっと。
 エンジンは三菱自工製が多いともいわれていますが、エンジンの自製もそう遠くはないでしょうね。以前に比べれば車体のクオリティもだいぶ上がっているとのこと。

 これまでヒュンダイが占めていた部分の多くを民族系が奪っているのです。これまでは「THAADミサイル配備以降、中国政府の意向でヒュンダイが中国人から嫌われるようになった」というように解説されていましたが、ここ2年ほどで事情は大きく変化しています。
 THAADミサイル配備云々で一時的なシェア減少であれば復活の芽もあるのでしょうが、すでにゲームチェンジが為されてしまっている以上、中国市場での復活は難しいと思いますね。
 サムスン電子のスマートフォンが中国市場でシェア0%になっているのと同様のことです。

トヨタの自分で考える力
原 マサヒコ
ダイヤモンド社
2015/7/24