青瓦台「徴用被害者基金設置反対の記事、事実でない」(中央日報)
青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は26日、同日の朝鮮日報の記事に対し、「強制徴用被害者問題に関連して韓日外交当局間の疎通が続いているが、基金設置関連の意見交換は全くなかった」とし「この記事は事実でない」と明らかにした。 (中略)

このような報道に対し、金報道官は「政府と両国企業が参加する基金という発想自体が非常識」とし「こうした動きが青瓦台の反対で中断されたとは、虚構の上に虚構を重ねる格好」と話した。「河野外相の発言も最初から成立しない」とも語った。

金報道官は「政府は強制徴用被害者関連の最高裁判決を尊重するというのが基本立場」とし「このような原則の下、政府部処タスクフォース(TF)を中心に被害者の苦痛と傷を実質的に治癒し、未来志向的な韓日関係構築のために諸般要因を総合的に綿密に検討中」と伝えた。
(引用ここまで)

 徴用工裁判の判決に対して「日本企業にすべての賠償責任がある」と言ってムン・ジェインが激怒した、さらに周囲から(一部)の反対も押し切って強硬姿勢をとっているという朝鮮日報の記事は事実ではないとして、わざわざ大統領府報道官がコメント。
 でも、同時に「2+1の基金を作るという発想自体が非常識」として否定。
 さらに「最高裁判決を尊重する」「対応策を検討中」といういつもの話を持ち出してくる。

 要するにいまだになにも決まっていない。
 だけども、「韓国政府、韓国企業に加えて日本企業も参加する」という2+1の基金方式は「発想自体が非常識」といっているのだから、ない。
 「非常識」っていうほどの言葉の強さで否定している以上、基金やら財団の方式はなくなったとみていいでしょうね。
 じゃあ、どうするんだって話を河野外相からさんざん急かされているのですけどね。

 判決からほぼ3ヶ月。
 韓国から提唱できる唯一の手段と思われていた基金方式は拒絶。
 延々と「未来方式で」とか言っていますが、実質的にゼロ回答が続いています。
 その間に大和碓での韓国海洋警察と海上保安庁の対峙があり、APEC、G20を無駄に過ごし、火器管制レーダー照射事件が起きている。<br />
 ミリほども退くことができない状況になっているのですが……本当に「外交」で解決する気があるんでしょうかね?

週刊ニューズウィーク日本版 「特集:世界はこう見る日韓不信」〈2019年1月29日号〉 [雑誌]
CCCメディアハウス
2019/1/22