[ニュース分析]安倍首相、施政演説で韓国を意図的に無視…3つの狙い(聯合ニュース)
 安倍晋三首相が28日、施政演説で異例にも韓日関係に対する言及をなくした。強制動員賠償判決と自衛隊哨戒機の“威嚇飛行”論議で関係が悪化した状況で、意図的無視で韓国を牽制しようとする試みと見られる。

 安倍首相は定期国会初日のこの日、今年一年間の国政方針を盛り込んだ施政方針演説で、韓日関係に直接言及しなかった。過去数年間、過去の問題をめぐって両国関係が円滑でない状況であっても、表現の水位は別とすれば韓国に対し別途の言及はあったが、今回はまったく省略した。
(引用ここまで)

 安倍総理の施政方針演説で韓国に対しての言及がほぼゼロ。
 これに対して韓国からは「意図的無視で韓国を牽制した」とか「支持率上昇に利用したけど一段落したから用済みになった」とかいう解説が出ているのですが。

 逆だよなぁ……。
 施政方針演説で韓国のことを取り上げなかったのは、むしろ韓国のこと……というよりは日韓関係を慮っているからこそ、でしょ。
 現状で行政の長である総理大臣が国会において韓国に言及するとしたら徴用工、火器管制レーダー照射事件に触れざるを得ない。
 これらに触れずに韓国との連携や協力だけに言及するのであれば、80%以上の国民からバッシングを受けかねません。
 徴用工、火器管制レーダー照射事件に触れてしまえば、それでなくても戦後最悪の状況ともされている日韓関係をさらに悪化させる。

 最低限度の日韓関係をつなげるため、という見地に立てば今回の施政方針演説で韓国についてなにも取り上げるわけにはいかない。
 なにを言ったところで、どっちの国にとっても得にならない。
 韓国は「安倍は支持率を上げるために韓国を利用している」とかいう低い見地からしか見ていないけど、隣国であるというどうしようもない状況を鑑みたら今回は「韓国についてあえて取り上げない」という戦略が最良だからそうしただけ。
 日米共に韓国のことはおそらく見捨ててはいる。
 ですが、見捨てるにしてもそのやりかたというものを考えなければならないわけですよ。

 アメリカでの議会演説なんかでもそうでしたが、演説についてはおそらくかなりの手練れがスタッフにいるのでしょうね。