韓国、「自衛隊が威嚇飛行」と再び抗議 公表はせず(朝日新聞)
 韓国の軍事関係筋によると、「威嚇飛行」は1月末から2月初めにかけて起きた。海自哨戒機は従来と同じ高度と距離を保って韓国海軍艦艇に接近したとみられるが、韓国軍は「挑発行為」として自衛隊に抗議したという。

 韓国国防省は1月23日付の声明で「自衛隊哨戒機による威嚇飛行を強く糾弾する」とし、鄭景斗(チョンギョンドゥ)国防相は同日、韓国記者団に「自衛権的措置」を取る可能性にも言及。今回の抗議は、韓国側の正当性を強調する狙いがあるとみられる。

 ただし、韓国国防省は8日現在、この抗議について公表していない。背景には、公表すれば日韓関係のさらなる悪化が必至なことに加え、「韓国軍が公海上で他国の哨戒活動に強硬な対応を繰り返している」という印象が広がり、韓国の国際的な地位が低下するとの懸念があるとみられる。
(引用ここまで)

 すでに先週、産経新聞が「韓国海軍から5km離れていてすらも警告通信を受けるようになった」という報道はしていました。
 この報道は日本の防衛省関係者への取材の結果でしたね。
 で、今日のこちらの記事は朝日新聞の牧野記者が韓国国防部筋からの取材で確認したとのこと。
 現地での通信による警告ではなく、韓国海軍から自衛隊に向けての抗議。
 「威嚇飛行」は1月末から2月初めにかけて起きた、とありますからおそらくは産経新聞の報じた記事と同じ時期の話題ではないかと思われます。
 やはり「韓国側の正当性を強調する狙いがある」とされています。
 後付けで「日本の紹介活動は脅威飛行だ!」としたい、ということなのでしょうね。

 朝日新聞の記事では「抗議したことを公表していない」とあります。
 実際、例の報道官もなにも語っていません。
 その理由は「韓国軍が公海上で他国の哨戒活動に強硬な対応を繰り返しているという印象が拡がると、国際的な地位が低下するから」……って。
 まあ、これは朝日新聞の推測ではあるのですが。
 実際、公表していない理由を考えてみると思い当たるのはそれくらいなのですよね。
 本当に韓国国防部が「日本の哨戒活動は脅威である」とするのであれば、高らかに「我々は自衛隊に向けて抗議した!」と宣言すればいいのですから。
 それをこそこそと非公表で抗議するというのは自分たちの行動に非があるという自覚があるからに他ならないわけです。
 日本側は変わらず、哨戒活動をすればいいというだけの話。あのタイミングで協議打ち切りで通常任務に戻るのはよい判断だったんじゃないですかね。

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2016/3/17