米議会、日韓関係の改善促す決議案 超党派議員が提出(日経新聞)
米国の韓日仲裁努力に消極的な韓国与党、日本の対米ロビーを疑う声も(朝鮮日報)
米議会の超党派議員は12日、火器管制レーダーの照射問題などを受けて悪化している日本と韓国に関係改善を促す決議案を上下両院に提出した。「建設的で前向きな日韓関係」の重要性を強調する内容だ。27、28両日にある米朝首脳の再会談を控え、日米韓3カ国で足並みをそろえるよう働きかける狙いがある。

下院の決議案によると、日米韓3カ国は「大量破壊兵器などで北朝鮮が世界の平和と安全を脅かすことのない世界の実現に向けて連携している」と表明。そのうえで「インド太平洋地域の平和や安定を推進するための日米、米韓の同盟関係の死活的な役割」の重要性を指摘し、引き続き3カ国による協力を進めるよう訴えた。 (中略)

一方、シャーマン下院議員(民主)は「私たちが直面する難題に連携して取り組もうとするのを歴史(問題)が妨げることがあってはいけない」と表明。日本企業に賠償命令が出た元徴用工訴訟や従軍慰安婦問題が念頭にあるとみられる。
(引用ここまで)
共に民主党のある関係者は米議会決議案について「日本が米国に『韓国をちょっと懲らしめてほしい』とロビー活動をしたのではないか」と陰謀論を提起した。
(引用ここまで)
 アメリカ上下院で日韓関係の改善を促す決議案が提出されました。
 ま、実際に採択されるかどうかはともかく。
 これをもって「アメリカは日韓関係、日米韓関係を固持しようとしている」「日米韓関係を大切に思っているのだ」とかいうような解釈も出てくるのでしょう。

 逆なのですよね。
 アメリカ政府が日韓関係、日米韓関係を気にしなさすぎているので議会側でケアすべきだと考えている議員が前に出てこざるを得なくなったのです。
 当然、彼らの認識としては慰安婦合意を主導したのはアメリカであると考えているでしょうし、あれで日韓関係が歴史認識で妨げられることは終わったと思っていたのでしょうよ。
 でも、あっさりと合意は実質的に破棄されているし、それ以前の日韓基本条約という屋台骨すら危うくなりかけている。
 このままではかつての関係が消滅してしまう、ということから議員らが出てきたということなのです。

 アメリカ政府としてはそのあたりの意向はもう決まっていると見えますしね。
 そもそも韓国自身もインド太平洋についてはダイヤモンド安保構想に参加しないことを言明していますし、それ以前に三不の誓いで中国に「三国同盟は決して結びません」と固く誓っている。
 今回の決議案についても「日本のロビー活動だ」(またか……)なんて声が出ているほどですから、韓国にとっても不本意であることがありありと分かります。
 アメリカの上下両院でも日韓議員連盟のような人々がいる、ということなのでしょうね。