使いにくい「給食カード」……コンビニで一食済ます子供たち(SBS)
<アンカー>私たちが今日(12日)深く見てみようという話題は、すべての子供たちがご飯だけでも正しく食べようというところから開始します。都合が困難または家庭の問題のために食事を抜きがちな子供たちには自治体からの供給カードと呼ばれるものを与えます。特に休みの時は、学校給食がなく、カードを受ける子供たちがより増えます。問題はこのカードを食堂での使用は容易でなく、ほとんどがコンビニで済ませるという子供たちが私たちの周りに多いことでしょう。
問題取材チームチェ・ジェヨン記者が取材しました。

<記者> 中学3年生のチェ某君。週末の昼食は家の近くのコンビニを検索します。 まず、手が行ったのはおにぎり、次いでいつものように棚から牛乳やカップラーメンを取り出します。

「(3550ウォンです)はい」

チェくんが差し出したカードは、地方自治団体が欠食おそれのある18歳未満の児童や青少年に提供する供給カードです。

チェ某くん/供給カードをサポート対象「(どこで食べますか?)コンビニかパン屋。(最も多く行くところはどこですか?)コンビニです」

このカードは使えるところが決まっています。
もっとも使用されるコンビニ周辺には使用できる飲食店があるのでしょうか。
自宅に近い軽食店。

Aレストラン:「(子供たちが供給カードを使用することができますか?)取り扱いはありません」
Bレストラン:「(供給カードを使用できますか?)いいえ」

供給カード加盟店はソウルの場合、約80%がコンビニで飲食店は約20%に過ぎません。

チェ某くん/供給カードのサポート対象:「レストランは子供の給食カードが使える加盟店がなくて……コンビニではなく、そのようなところ(飲食店)が多くあれば(ご飯を食べたい)」

飲食店に入ってカードが使えるか尋ねることは子供たちには心の傷になるしかありません。
また、カード受ける飲食店を探しても価格表から表示されます。
自治体ごとに差はありますが、一食の支援額が5,000ウォン前後だからです。
昨年末に消費者院が発表した全国のレストランの平均価格を見ると、ビビンバボウルに7528ウォン、キムチチゲは6,510ウォン、ジャージャー麺は5,107ウォンでした。
そのために最終的に子供たちは気づいが少なく、かつ比較的安価な食べ物が多いコンビニに頼ります。コンビニで子供たちが主にどのような食べ物をたくさん買って食べるかも確かめてみました。
コンビニで昨年の供給カードの使用履歴を受けて分析したところ、牛乳をはじめとする乳製品が最も多く売れた。
以下、おにぎり、ホットバーのような冷蔵食品であり、パンもよく買って食べました。
このような食事が成長期の子供たちにいいはずはありません。

機務・スン/延世大学医学部小児青少年科教授「栄養不均衡に陥りやすくなって、肥満にも関連付けることができ、各種栄養欠乏とも関連があります」

まず考えられる選択肢が一食をサポート単価を大幅に上げることですが、それがすべてではありません。
(引用ここまで)

 上下格差がアメリカ並(でもアメリカンドリーム相当の逆転劇はなし)という韓国では下層の子供たちに当然のように欠食児童が存在します。
 元韓国代表のサッカー選手であるアン・ジョンファンがサッカーをはじめたのもお菓子がもらえることに惹かれたからだというのは一部で有名な話。
 欠食児童の割合は2009年の統計では平均6%。つまり、クラスにひとりくらい。
 最悪の自治体では37.7%が欠食児童であるとされています。地方は本当に厳しいのだな。

 で、何度かの葛藤を経て無償給食制度(質はともあれ)になったために、給食費を払った生徒は指紋認識で給食室に入れて欠食児童は排除するというようなことはなくなったのですが。
 それでも難しいのは週末や長期休み。
 というわけで、自治体から1食5000ウォンていどまで使える支援カードが発行されています。
 ただまぁ……このカードを使う、ということ自体が自尊心を損ねる話なのですよ。

 ソウル市で欠食児童向けに配布されている「夢の木カード」というICカードにはカード本体に「夢の木カード」ってばっちり書かれていて「これを使っているのは欠食児童である」ということが丸わかりになってしまう。
 お店で「夢の木カードは使えますか?」って聞くのも負担。
 使われるほうはそんなことを気にしないということは問題ではなく、使うほうが気にするのです。
 ついでに言うとそのカードをなぜか大人が使ってて問題化したこともあるというね。
 こんなこともあるので、よけいにカードにしっかりと「夢の木カード」と書かなくてはいけなくて、子供の自尊心は削られていくわけです。
 引用していない部分では「こんな方策はどうか」という提言になっているのですが、そこでピックアップされている活動のひとつが日本のこども食堂で苦笑。

 まあ、コンビニで一番売れているのが乳製品だということなので、とりあえずたんぱく質はそれなりに取れてはいるのでしょうが、主食がおにぎりだけだとビタミン類、食物繊維が心配ですかね。

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2016/9/9