韓経:【社説】韓国コンビニ危機、根本的原因を十分に把握しているか(韓国経済新聞)
共に民主党がコンビニ本社に対する露骨な圧迫を始めた。禹元植(ウ・ウォンシク)議員をはじめとする与党議員が最近記者会見を行い、「店主は貧しくなり本社ばかり豊かになる構造を改善しなければならない」と声を高めた。店主の最低収益を保障し、閉店時の違約金と24時間強制営業はなくさなければならないという主張も示した。

コンビニに対する政界の攻撃は、ともすれば出てくる常連メニューだ。本社と店主を「搾取者と被害者」、「大資本と零細庶民」という対立構図に分ける。そして本社を規制し、店主に対する搾取を防がなければならないと主張する。果たしてそうなのか。韓経の「ファクト・チェック」の結果、このような主張はほとんど無知と偏見から出たことが露呈した。

店主は貧しくなり本社だけ豊かになる構造という主張から間違っている。BGFリテール・GSリテール・セブンイレブンの韓国3大コンビニの最近3年間の営業利益率はいずれも下がっている。(中略)

コンビニが直面する最も大きな問題に選ばれるのは最低賃金引き上げによる人件費の急騰と景気低迷による売り上げ減少だ。店主らが「最低賃金の上昇にともなう政策の失敗をコンビニ本社に転嫁している」(ケ・サンヒョク全国コンビニ加盟店協会長)と話すほどだ。政府与党はそのような現実から目をそらしクレジットカードの手数料とビルのオーナーのせいにしたが、今度はコンビニ本社を犠牲にしようとしているということだ。
(引用ここまで)

 要するに自分たちの所得主導成長政策によって引き上げられた最低賃金がコンビニオーナーを苦しめているのに、「コンビニ本社が悪なのだ」という構造に引きずり込んで階級闘争を仕掛けようということですね。
 あ、ほぼ一言で終わってしまった。
 去年はクレジットカードの手数料を無理矢理引き下げさせて、カード会社のリストラを加速させていましたが。
 今度のスケープゴートはコンビニだそうです。

 そもそもがコンビニが過当競争なのですね。日本でもアホほど多いのに、人口あたりでその1.8倍ほどの店舗数になっている。しかも、これは2017年終わり頃の話なので現状ではおそらく2倍前後。
 さらに日本のコンビニに比べて店舗面積は約半分で、1件あたりの売上は1/4
 収益構造が悪すぎる。
 あと弁当もクオリティが低いし、4本入りのり巻きが全部同じ味であることも解せない。

 最低賃金が上昇してコンビニのバイトが完全に買い手市場になってしまっているなんてニュースもありましたね。
 ひとりの労働時間を週15時間未満に調整して、週休手当てというボーナスを出さないようにしているなんてのもよく聞きます。

「最低賃金上昇の雇用は21万個減少推定」(TV朝鮮・朝鮮語)

 最低賃金での労働というのはスキルがない人間にとってのセーフティネットであり、「明日からでもはじめられる労働」であるべきなのにとんでもない倍率になっているっていうね……。
 まあ……ムン・ジェイン政権はおそらくこれを善意でやっているからこそ怖ろしいのですよ。
 地獄への道は善意で敷き詰められているとはよく言ったものだわ。