「完全非核化の約束達成なら経済協力」米が声明 (読売新聞)
米ホワイトハウスは21日、ベトナム・ハノイで27〜28日に行われる2回目の米朝首脳会談を前に、声明を発表し、「北朝鮮が完全な非核化の約束を達成すれば、経済発展の選択肢を用意できるよう取り組む」と呼びかけた。非核化を巡る立場の違いが残る中、経済協力の見返りを示唆することで、北朝鮮に非核化での歩み寄りを促す狙いとみられる。 (中略)

北朝鮮が求める非核化の見返りについても議論される見通しだが、懸念されている在韓米軍の撤収について高官は「(北朝鮮と)一度も協議したことはない」と明らかにした。
(引用ここまで)

 アメリカが「北朝鮮が完全非核化の約束を達成できるなら、経済協力の選択肢を用意できるよう取り組む」と声明。
 世界に向けて米朝首脳会談の条件というものを事前に発表したってところですかね。
 まあ、こうしておかないと日本をはじめとした周辺国も黙っていないってことでしょう。
 今回の米朝首脳会談ではかねてから北朝鮮が(そして韓国が……というかムン・ジェインが)主張していた「段階的非核化に見返りを出すべき」という話にアメリカが乗るのではないかとの恐れが報じられています。
 それに対する返答がこれ、ということです。

 「完全な非核化(CVIDでもFFVDでも)をするのであれば、経済協力をする」
 つまり、非核化なしには経済協力はあり得ない。
 制裁緩和もないと見てよいでしょう。
 前提条件はぶれていない。
 トランプ大統領はすでに3回目の米朝首脳会談を示唆していますし、それなりに長期戦を覚悟しているのは間違いない。
 残念ながら全世界から拒絶されたムン・ジェインの「段階的非核化に対して、段階的な恩恵を」という提唱は、今回も拒絶されたままということで。
 日本のロビー活動は世界規模なのだなぁ(笑)。