2度目の米朝首脳会談、成果への期待乏しく(CNN)
ハノイ(CNN) 米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による2度目の首脳会談が、ベトナムの首都ハノイを舞台に、27日から2日間の日程で開催される。北朝鮮の非核化に向けた合意が成立するのかどうかが注目点だが、中身のある進展を予想する声は少ないのが実情だ。

昨年6月、トランプ氏と金氏はシンガポールで史上初となる米朝首脳会談に臨んだ。その後8カ月が経過しても、北朝鮮に核兵器を放棄させる取り組みは目に見える成果をあげていない。

今回のベトナムでの会談を通じ、米朝がどのような合意に達するのかは現時点で不透明なままだ。 (中略)

北朝鮮問題の専門家らは今回の会談に関して、成功とみなされるためには具体的な成果をあげる必要があると指摘する。米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で朝鮮半島情勢を担当するビクター・チャ氏は「2度目の首脳会談で実際に明確な進展がなければ、それが和平であれ国交正常化であれ、あるいは非核化であれ、多くの人の目には失敗に映ると思う。のみならず、こうした交渉の先行きを疑問視する声が上がるのは避けられないだろう」と述べた。
(引用ここまで)
 一時期、在韓アメリカ大使に内定していたビクター・チャ氏も「なにも成果がなければ多くの人に失敗として見られる」と危惧しています。ワシントンポスト等の米紙にもいろいろとコメントしていますが「トランプ大統領が多くを与えすぎる可能性がある」というように話していますね。
 すでにトランプ大統領からは「これ以降の会談もあり得る」というように長期戦の構え。
 トランプにとっては失敗しても失うものはなにもない。成功すれば「民主党が延々と引き延ばしてきた北朝鮮の核対策」において輝かしいレガシーを得ることができるのでおいしい話にはなるでしょうが。

 その一方でキム・ジョンウンにしてみれば今回であるていどの「制裁緩和」の形を作って国民に見せつけないとまず立場に追いこまれる。
 とにかくキム・ジョンウンを支える特権階級に与えるものがないという話ですから、そこだけでも変化を見せたいってところでしょう。というか、そうでないとわざわざ国を空っぽにしてまで首脳会談を開いた意味がない。

 んで意味不明なのが韓国側の動きで。
 米朝の事務方による事前会談が上手くいっていない=首脳会談は形式的なものに終わりそうだという話がかなり出ている現状にあってですら、大統領府側から大きく期待をする声が聞こえてきているのですよ。
 朝鮮戦争の終戦宣言についても「韓国を除いた形で、米朝間のものだけでも構わない」なんて話が大統領府から出るほど。

米朝首脳会談:韓国大統領府「いかなる形の終戦宣言でも歓迎」(朝鮮日報)

 期待というか懇願というか。
 以前にムン・ジェイン、およびその外交メンターであるムン・ジョンイン大統領特別補佐官から「1回だけ、1回だけでいいから終戦宣言してみよ? ダメなら取り消せばいいから。あ、ついでに制裁緩和も」なんて言葉が出てましたが。
 終戦宣言さえ出させてしまえば勝利条件達成だ、という認識なのでしょうね。
 気持ち悪いくらいの前のめり感。

 さて、今日は夕食で軽い会談。本番は明日になるとのことです。