北が完全な制裁解除要求 トランプ氏会見「去らねばいけないときも」(産経新聞)
米朝首脳、合意できず(共同通信)
 ベトナム訪問中のトランプ米大統領は28日(日本時間同)、現地ホテルで記者会見し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談で経済制裁の完全な解除を求められたことを明らかにした。
(引用ここまで)
トランプ氏は会談後の記者会見で、北朝鮮の非核化や制裁解除を巡り溝が埋まらず合意文書の署名を見送り、協議を継続すると述べた。金正恩氏が核実験と弾道ミサイル実験の中断を継続すると約束したと明らかにした。

 焦点だった具体的な非核化措置を巡る進展はなく、朝鮮戦争の終戦宣言について一致できなかった。トランプ氏は北朝鮮が制裁の完全解除を求めたが「われわれはできなかった」と語り、寧辺の核施設廃棄だけでは不十分だとの認識を示した。
(引用ここまで)

 日本のメディアは想定外だ、という話をしているところがいくつかありますが。
 まあ、充分に想定内。
 北朝鮮は寧辺の核施設を廃棄すれば充分な代償だろうと考え、アメリカをだませると信じていた。
 あに図らんや、アメリカ側は「それでは充分ではない」としてあっさりと交渉決裂。
 もちろん、終戦宣言も韓国による南北経済交流もなし。

 トランプ大統領による記者会見では「またそれほどの時間を経ずに会う」「制裁の強化はない。現状でも充分に強力だ」「中露、韓国、日本と連携をとっている」といった通り一遍の話があったていどでこれといったトピックスなし。
 キム・ジョンウンは不機嫌な表情で会談場から去って行ったそうです。

余裕一転、不機嫌に去る=正恩氏、好印象吹き飛ぶ(時事通信)

 去年6月のシンガポールでの米朝首脳会談に続いて、アメリカは核廃絶がなければ制裁緩和はないという原則を掲げて終了。
 ムン・ジェインが外遊で証明したように全世界が納得している事柄ですからね。当然といえば当然。

 ……韓国大統領府が異常なくらいに前のめりになって「今回は大丈夫」「制裁緩和あるぞ」「南北鉄道接続も開城工業団地操業再開も!」みたいなことを繰り返し言ってたのはなんだったんでしょうか。
 ま、こんなもんだろうな……という印象以外ないかな。

おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門
松浦正浩
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2018/12/3