揺れる文大統領の「新韓半島体制」構想…ソウル答礼訪問も難しく(中央日報)
2回目の米朝首脳会談の決裂を宣言したトランプ米大統領が28日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に米朝間の仲裁役を求めた。

トランプ大統領はこの日午後、文大統領に電話をかけ、「文大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と対話をしてその結果を知らせるなど、積極的な仲裁の役割をしてほしい」という意を伝えたと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が明らかにした。文大統領は「近くトランプ大統領と直接会って深みのある協議を続けていきたい」と述べた。トランプ大統領は米国に帰国する専用機「エアフォースワン」で電話会談をした。対話時間は25分だった。 (中略)

4、5月ごろと予想されていた金委員長の答礼訪問については「今は答礼訪問を議論する時ではない」と語った。

金報道官も「文大統領の役割と責任感がさらに強まった。対話のモメンタムを維持していくためにあらゆる努力をする」と述べた。続いて「トランプ大統領は今回の会談で(非核化が)大きな形で妥結することを望んだようだが、期待値に達しなかったようだ」とし、この日の交渉が決裂した背景について説明した。しかし青瓦台の判断ミスを一部認める雰囲気も感知された。別の青瓦台関係者は「米国は最初から寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄だけでなく『プラスアルファ』があるべきという立場だったが、我々は寧辺にあまりにも大きな意味を与えたようだ」と話した。 (中略)

一方、この日の会談で米朝が結論を出せず、文大統領が会談の成功を前提に三・一節(独立運動記念日)の演説で発表しようとしていた「新韓半島体制」構想も修正が避けられなくなった。新韓半島体制の核心は北朝鮮との全面的な経済協力だった。しかしトランプ大統領がこの日の会談決裂後、「対北朝鮮制裁はそのまま維持する」と明らかにし、「新韓半島体制」構想に支障が生じることになった。青瓦台関係者は「大統領の発言内容にも当然変化があるだろう」と伝えた。
(引用ここまで)

 いまだにムン・ジェインが自らの役割を「仲介者」としているようですわ。
 懲りないというか飽きないというか……。
 トランプ大統領との電話会談の後に「アメリカから仲介を依頼された」って話をしているのですが。
 ……なんだか、どこかで聞いたことがあるような話ですね。

 まあ、仲裁者として介在する余地がないとはいえないでしょうが、米朝首脳会談が決裂したことで韓国の「仲裁者」としての実力は見切られました。
 以前から「韓国の言っていることは都合のいいことばかりだ」と言われ続け、疑念を持たれていましたが。
 今回は特に事前にあれだけ「今回は違う」だの「朝鮮半島の新レジームを会談翌日に発表する」だの大言壮語して自らハードルを上げ続けてきたのに、なにも実現しなかった。
 一部実現して他は交渉継続とかいうのであればまだ救われもしますが、今回は誰がどう見ても韓国、ムン・ジェインが最大の敗北者。

 今日行われる三一節の大統領演説でも路線変更を余儀なくされているとのこと。
 本来だったら「朝鮮半島を輝かしい未来が待っている」みたいな演説をする予定だったとのことです。「南北鉄道接続、金剛山観光再開、開城工業団地操業再開で南北の扉は一気に開かれることになる」みたいな演説をして、経済的にも報われることになるだろう……というような話になる予定だったと(笑)。
 なにもかも台無し。
 ひとつ前のエントリでも書きましたが、本当にこの演説は注目ですよ。

 敗北者がどのような自己批判をするのかっていう意味で。
 木村幹教授によるとKBSがニュース解説で「交渉決裂の背景には日本のロビー活動があった」みたいは陰謀説を唱えているということですが、そんな話が出てきたら楽韓Webとしては百点満点ですね(笑)。