「日本原産の桜、ソメイヨシノ桜と呼ぼう」(ハンギョレ・朝鮮語)
最新の科学的研究の結果によって名前の変更が避けられない場合もある。「元祖論争」が後を絶たない桜がそのような例である。ヒョン・ジンオ所長は「国立樹木園主導で複数の大学の植物学者が参加して研究した結果、韓国と日本の桜は似ていますが、別の起源を持っている完全に他の種であることが明らかになった」とし「済州に自生する天然記念物王桜はそのまま『ワンボッナム』で、韓国の公園や街路樹として広く植えられている日本産桜は、日本での表記を取って『ソメイヨシノ桜』と呼ぶことを提案する」と述べた。

彼は「日本産桜も40〜50年後に自然寿命が近づくと徐々に淘汰され、韓国特産のワンボッナムで置き換えるべき」とし「日本の起源であることを明らかにして代替を促進し、日帝清算という意味もあるだろう」と付け加えた。
(引用ここまで)

 去年の秋くらいに韓国メディアで「王桜(ワンボッナム)とソメイヨシノは同一種ではなかった」という報道をようやくしてまして。
 楽韓Webでは扱ってませんが、韓国版のハンギョレでもこの論文をピックアップしていました。

韓日「桜の起源」の議論の終わり? 済州王桜「誕生の秘密」を確認(ハンギョレ)

 というか、以前からハンギョレは王桜=ソメイヨシノ説にやや批判的だった印象がありますね。
 で、今回の記事はそれを受けて「韓国で街路樹として植えられているものは日本産の桜なので、韓国でもソメイヨシノと呼ぼう」という提言。

 韓国でも街路樹として使われていまして、済州大学の桜並木はけっこう有名ですね。こんな感じで日本と同様に植えられています。
 これは済州島で撮影した画像。たぶん、済州大学へ向かう道だったような……。

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 ただし、韓国で植えられている桜はソメイヨシノではない可能性があるとのこと。
 詳しくはこちらのエントリに書いているので、そちらも参照してくださいな。
 話が複雑になってしまいましたが。

 というわけでで、去年にはわりと大きく中央日報、ハンギョレと「ワンボッナムとソメイヨシノは別物」と報道されたのですが。
 当時、楽韓Webでは「ソメイヨシノ韓国起源説は都市伝説として定着しているので、来年の春には『韓国が起源だ』という話が出ますよ」と語りました。
 では、ごらんください。

[SPECIAL]春の代名詞桜の饗宴(韓国経済マガジン・朝鮮語)
桜と聞けばすぐに日本を連想しがちである。韓国の一部の人々は、桜祭り自体を親日の残滓であるとして清算の対象と主張している。しかし、すべての桜の原産地が日本だと思うのは禁物だ。(中略)代表的な桜であるソメイヨシノの起源は韓国だ。
(引用ここまで)

 ……ね?

桜 (岩波新書)
勝木 俊雄
岩波書店
2015/2/20