ボルトン氏:北朝鮮への制裁強化検討へ、核プログラム廃棄しなければ(ブルームバーグ)
米朝首脳会談:「文在寅・トランプ決別」…海外で飛び交う不仲説(朝鮮日報)
 ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日、北朝鮮が核プログラムの廃棄に前向きでなければ恐らく一段と厳しい制裁に直面するだろうと警告した。

 ボルトン氏は同日夜のFOXビジネス・ネットワークとのインタビューで、「北朝鮮にそうする用意がなければ、同国に科された厳しい経済制裁の解除は得られないとトランプ大統領は非常に明確にしてきた」と発言。「そして、われわれは実際、これらの制裁の強化を検討するだろう」と語った。

 先週のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わったことから、制裁強化の警告は両国間の緊張を強める恐れがある。

 ボルトン氏は北朝鮮に対し、「戻って戦略を見直す」よう要求。また、「金委員長の提案を受け入れていたら」、多くの核兵器能力やミサイルなどを隠し持っている可能性がありながら、北朝鮮に経済的に生き返るチャンスを与えることになっただろうと指摘した。
(引用ここまで)
 米ブルームバーグ通信は4日(現地時間)、「北朝鮮の核提案を前向きに評価した文在寅、トランプと決別か」という記事で、「文在寅大統領は(ハノイ会談で出た)北朝鮮・寧辺の核施設廃棄の提案を「不可逆的な段階」だと前向きに評価した。トランプ政権とは仲たがいしたものだ」と報じた。そして、文在寅大統領が、今回のハノイ会談で北朝鮮が主張した「部分的制裁解除」という表現を使って、「(文大統領は)対北朝鮮制裁で中断されている南北間協力事業を進展させるよう要請した。これは北朝鮮の主張を支持したものだ」と書いた。 (中略)

 こうした中、韓国統一部(省に相当)の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は5日、与党・共に民主党連席会議で、「金剛山観光の再開に関連して、現地施設修復のための事前準備など、段階的なアプローチを構想している」と述べた。同部当局者は「金剛山観光と開城工業団地事業は韓半島(朝鮮半島)非核化達成に貢献できる南北互恵的事業だ」と話した。
(引用ここまで)

 ブルームバーグの翻訳がだいぶひどい……。機械翻訳をそのまま使ってるみたいな感じですね。
 ま、それはともかく。
 ボルトン大統領補佐官が「北朝鮮がこのまま非核化するつもりがないのであれば、さらなる制裁強化を考える」と言明。
 FOXニュースの電話インタビューでは北朝鮮関連のことだけ語っていたわけではなく、ベネズエラ、キューバ関連の話もしていたのですが、とりあえずは北朝鮮の話のみ扱いましょう。

 先日、ムン・ジェイン大統領がNSC(国家安全保障会議)の席で「北朝鮮の非核化はもう十分なので、我々は金剛山観光事業と開城工業団地操業の再開を推進する」って話をしていました。
 この表明を受けてボルトン補佐官が「北朝鮮への制裁強化を検討する」と言い出したかどうかは分かりませんが。
 いくつかの英語メディアでも開城工業団地の操業再開の意向=南北経済協力=韓国が勝手に制裁を緩和しようとしていることについては報じられています。
 さらに米韓関係がおかしくなりつつあるという方向性での報道も為されているので、ボルトン補佐官もそれら報道をチェックしているのではないかと思われます。

 日韓関係に続いて米韓関係も北朝鮮への制裁を巡って決裂しそうな状況になりつつありますね。
 先日も書いたように韓国が勝手に制裁緩和して北朝鮮との取引をはじめたら中国がだまっていません。
 ですが、ありとあらゆる事情を無視してムン・ジェインが強行突破をするのではないかという雰囲気すらありますね。確実にセカンダリーボイコットが課されると思うけどなぁ……。