北朝鮮、山陰洞「火星15」ICBM施設で復旧の動き(中央日報)
北朝鮮ミサイル施設、復旧か 米大統領「事実なら失望」(朝日新聞)
北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)生産関連核心施設、平壌(ピョンヤン)山陰洞ミサイル総合研究団地で、ミサイル開発に関連する特異な動向が確認されたと、徐薫(ソ・フン)国家情報院長が明らかにした。

野党側の情報委員によると、徐院長は5日の国会情報委員会の懇談会で「山陰洞ミサイル研究団地で物資運送用車両の活動が確認され、関連動向を鋭意注視している。事実上ミサイルに関連する活動をしているとみている」と明らかにしたという。平壌山陰洞研究団地は米本土を打撃できるICBM級「火星15」などICBM2基を生産した核心軍事施設。

北朝鮮の山陰洞の動きが先月28日のハノイ米朝首脳会談決裂後に始まったのか、それ以前から始まっていたのかは明らかでない。しかし国家情報院が報告で「鋭意注視中」と明らかにしただけに現在進行中であるのは確実とみられる。

韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「山陰洞研究団地はミサイルを組立・生産してテストするところで、発射基地の東倉里(トンチャンリ)よりも上位」とし「2回目の米朝首脳会談でトランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長に出した『寧辺(ヨンビョン)核施設プラスアルファ』リストにも山陰洞のICBM関連施設が含まれていた可能性がある」と話した。
(引用ここまで)

 38ノース、CSISが相次いでミサイル発射施設のトンチャンリの再稼働を報じ、さらにICBM製造施設であるサンウムドンでも物資搬入の動き。
 サンウムドンは火星15を製造したと見られている施設。
 2017年11月に火星15はアメリカ全土を射程に収められるとされています。打ち上げられた際には一気に緊張感が高まりました。
 「最強の制裁」ともいわれる国連安保理決議2397はこの発射実験に対してのものですね。
 そして、北朝鮮が今回の米朝首脳会談で制裁を解除して欲しいと言及してきたのもこのあたりの制裁が中心になっています。

 ここ2年ほど北朝鮮はIRBM、ICBM、核実験等の大量破壊兵器関連の動きを封じてきたのですが、米朝首脳会談の決裂を経て動きが出てきましたね。
 今回の米朝首脳会談では北朝鮮は寧辺の核施設廃棄とともに「ミサイル、核兵器の実験の凍結」も条件に出してきました。
 その条件を出して会談が決裂した以上は、動きがあって当然というべきか。

 そして、まだ主流といえるほどではないのですが、アメリカでも強硬策についての言及が増えてきています。
 2回の米朝首脳会談はなんの成果も上げられませんでした。
 「我々は話しあったが、彼らは非核化はおろか大量破壊兵器の破棄すらしなかった」と、充分な言い訳が立つ状況になりつつある。
 ここでまた火星14なり、火星15なりが打ち上げられたらどうなるか……。
 ただ、意外だったのはサンウムドンの動きを韓国政府が明らかにしたということ。
 ムン・ジェイン政権の指向性なら隠蔽してても不思議はないのですけどね。