「米朝会談の失敗は日本のせい」? 外交専門家「現実を知っていたら言えない言葉」(中央日報)
元米高官が韓国政府の対北政策に警告「もう少し冷静にゆっくり動け」(朝鮮日報)
【時視各角】ハノイの3つの疑問、3つの誤解(中央日報)
誤解(あるいは曲解)も確認された。まず、北朝鮮に対する誤解。韓国政府は北朝鮮の完全な非核化意志を全世界に代理宣伝してきた。国民は信じた。しかし今回の会談で北朝鮮の非核化意志の不確実性が如実に表れた。米国が段階的接近でなくビッグディールに向かった理由だ。

2つ目は米国に対する誤解。韓国の一部のメディア、そして金正恩委員長は、トランプ大統領がノーベル賞のような個人的な欲のために成果に執着すると誤解した。もちろんトランプ大統領は「システムより個人の独断で外交を決める」という批判が少なからずあった。しかし今回は「個人」のトランプ大統領が会談場を出てくるようにする「システム」が作動した。ワシントンには非核化勢力と非核化妨害勢力があるという誤解と偏見は今回は間違いだ。ハノイの米国チームは全員が「非核化を疑う勢力」だった。

最後は「我々」に対する誤解。南北経済協力を通じて仲裁者になるという自信を抱いたが、誤解だった。終戦宣言、金剛山(クムガンサン)、開城(ケソン)工業団地はすべて「小枝」であり、非核化が本質だった。我々の役割も答えが出てきた。冷厳な現実を目撃した金正恩委員長に完全な非核化、「寧辺プラスアルファ」を説得する道しかないことを。それでも依然として北朝鮮に与える「ニンジン」に執着しながら急ぐ姿だ。ハノイの教訓はむなしくPM2.5の中に消えていくのだろうか。
(引用ここまで)

 米韓首脳会談の決裂について、当初の「日本のロビー活動のせいだ」だの「安倍の暗躍だ」といった陰謀説がようやく収まってきた感じですかね。
 まあ、安倍総理の話が多少なりともトランプ大統領の指向性に影響を及ぼしていたとしても、日本がアメリカを意のままに操るようなことはできんわ……。
 韓国人が自分たちに不都合な事態に遭遇すると「日本のせいだ!」と叫ぶという具体的、かつ最新の事例が入手できて韓国ウォッチャーとしてはなかなか満足な事態でしたね。

 で、アメリカメディアを中心として「韓国政府が前に出すぎている」という評価を受けている、というのが2番目の記事。
 世界はなによりも北朝鮮の非核化を優先していて、南北経済協力なんて望んでいないのだっていうことをようやく知った、と……いまさらだな。
 ま、フランスをはじめとしたヨーロッパ諸国、さらにはASEANにまで「段階的制裁解除」を否定されていたことすら「日本のロビー活動の結果だ」みたいに言っていたので、決裂までこないと自覚できなかったということでもあるのかな。

 最後の記事ではようやく「自分たちは仲介者じゃなかったんだ」と噛みしめている、といったところ。
 韓国の都合を世界は聞いてくれていなかった、ということをようやく悟ったというか。
 あくまでも半島事態であるので、自分たちの手の届く範囲内のことであると思っていた。
 でも、北朝鮮核問題はすでに韓国一国がなにかをどうこうできるものではなくなっていて、韓国の意向というものが届くような事態でもなくなっていた。
 それを完全に韓国の意向が無視された「米朝首脳会談の決裂」で思い知った、ということなのでしょう。

 問題は先日の安全保障会議でも「開城工業団地の操業再開を進めろ」と宣言したように、ムン・ジェインがまったくくじけていなさそうだってことくらいなものですかね。
 願わくばどこまで暴走するのか見守りたいという気持ちなのですが。
 さすがに周囲に止められるかなぁ……。