現代自動車、北京第1工場の稼働を全面中断(朝鮮日報)
韓経:中国に進出した韓国車部品会社145社「崖っぷちへ」…連鎖構造調整が不可避(韓国経済新聞)
 韓国の現代自動車が早ければ来月にも北京第1工場の稼働を全面的に中断する。2017年の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる報復の影響で中国市場での販売が2年連続で悪化し、平均工場稼働率が50%以下に低下したことから、本格的なリストラに入った格好だ。

 現代自の中国合弁会社、北京現代汽車は最近、人員削減のため、北京第1−3工場の従業員2000人を希望退職させたことが分かった。第1工場の残る従業員は第2、3工場に配置転換する予定だ。現代自関係者は「時期ははっきりと決まっていないが、過剰生産能力を調整するため、最も老朽化した第1工場の稼働を中断する手続きを進めている。工場閉鎖は決まったわけではなく、工場を今後どのように効率的に活用するかを検討していく」と説明した。
(引用ここまで)
現代自動車の後を追って中国に進出した韓国の部品会社が瀕死の状況に追い込まれている。2017年、中国の「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)報復」以降、販売台数が急減したことに続き、現代車の現地合作会社である北京現代が第1工場の稼働を中断することを決めたことによるものだ。中国現地に工場を置く中堅部品メーカー(1次協力会社基準)の連鎖構造調整が避けられないとの見通しが出ている。

7日、業界によると中国に工場を置く韓国自動車部品業者数は145社(韓国自動車産業協同組合所属基準)に達する。これらの大部分は現代・起亜自動車の中国現地法人である北京現代と東風悦達起亜に納品する1次協力会社だ。これら協力会社が北京をはじめ常州、重慶、塩城などに作った工場だけで390カ所余りに達する。 (中略)

中国に進出した部品会社の経営難はすでに深刻なレベルだ。THAAD報復の余波で現代・起亜車の販売台数が落ち込んだ後、2年間工場稼動率が50〜60%台を上下している。在庫が増えて売り上げまで大きく落ちた。半数以上の企業が赤字に苦しめられている。車両共助システム関連部品を生産するA社代表は「2017年初めに90%以上だった中国内の工場稼動率が最近2年間で50%以下に落ちた」とし「工場稼動率が80%以下に落ちれば収益を上げることができない」と吐露した。 brbr 中国の地元完成車メーカーと取り引きせず、現代・起亜車だけに依存している部品会社の事情はさらに深刻だ。エンジン関連の部品を生産して物量の大部分を現代・起亜車に納品しているB社の財務担当役員は「中国進出以来、最大の危機」とため息をついた。
(引用ここまで)

 ヒュンダイ自動車はだいぶ前から中国工場の整理をしなければならないだろうとされていました。
 現在のところ、ヒュンダイ・キアで9つの工場を持ち、生産能力は年間254万台(乗用車のみ)。
 ですが、去年の中国における販売実績はわずかに116万台ちょい。
 THAAD問題で売れなくなっているのだということになっていましたが、中国の自動車メーカーがそこそこ力をつけてきたことでヒュンダイ自動車のシェアが奪われているというのが実際。
 構造的に問題なので復活はほぼ不可能。  こんな状況でも韓国に生産車両を逆輸入することは労組との協定で禁じられているので不可能。いくらかを東南アジアに輸出するようになっているようですが、東南アジアでも市場開拓できているのかというとそういうわけでもない。
 八方塞がりでできることは工場の閉鎖くらいなものだろうとされていたのですよ。

 で、それにつれて問題になるのが中国に引き連れていった部品メーカー。
 韓国国内でもヒュンダイのTier1(1次下請け)の部品メーカーが倒産しつつある中、中国で持つわけがない。
 韓経の記事では「中国自動車メーカーにも部品を供給できるようにするなどしなければいけない」とか書いていますが。
 中国の部品メーカーは充分なクオリティを獲得しているのですよ。中国政府が「技術供与しなければ工場建設は認めない」という政策を執り続けてきた結果ですね。
 本当に韓国にできて中国にできないのは半導体製造くらいなものになっている。
 その半導体製造もNANDフラッシュでは追いつきつつあるのですねぇ……。

 ここまでヒュンダイ自動車は追いこまれているにも関わらず、貴族労組と呼ばれている連中はのんびりと53人いれば充分なラインで100人が遊んでいるわけです。
 ま、過去最高益を叩き出したときと比べれば営業利益は1/4ほどになっているのですが、まだまだ2000億円レベルの営業利益は出しているのできっと大丈夫。