ボルトン補佐官:レバレッジは米国側が握る、行き詰まる米朝交渉で(ブルームバーグ)
'This Week' Transcript 3-10-19: White House National Security Adviser John Bolton(ABCニュース・英語)

 北朝鮮核問題について、連日ボルトン補佐官がテレビ出演して持論を述べています。
 北朝鮮についてはポンペオ国務長官が対応するものだとばかり思っていたのですが、どうも決裂後の様子を見るとボルトン補佐官が陣頭指揮に立っているような……。
 6日の時点でFOXテレビで電話インタビューを受けて「このままなら制裁を強化検討する」と述べていましたね。
 そこから3件ほどのインタビューに出ているのかな。かなり活動的。
 まあ、国務長官と違って補佐官は遊軍的な動きをするものだからと言われればその通りなのですが。

 今回のインタビューでは原則として「北朝鮮の語るような部分的、段階的な非核化とそれに伴う恩恵を与えるようなことはしない」という話をしています。
 外交的に北朝鮮の言いなりにはならない、ということですね。
 かつてのアメリカがやってしまったような「寧辺の核施設で煙突倒しました」→「じゃあ、対価やるわ」というようなパターンには陥るつもりがない。
 北朝鮮に対して0か1か問う戦いを強いるという宣言。

 ただ、これだと北朝鮮はもう「北朝鮮なりの非核化」を言い出せない。
 というか、米朝首脳会談でも生物化学兵器も対象とすると言い出していて、かつ今回のインタビューでもそのように話しています。
 もうこうなると北朝鮮にできることってなにもないのですよ。

 この方向性が日米と南北朝鮮の間を決定的に分断するものとなりそうです。
 せめて韓国側がムン・ジェイン政権でなければ……という感じではありますけどね。
 というような話を明日書く予定。

北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅政権実録
李相哲
産経新聞出版
2018/10/7