韓国 なにが起きているのか PART4 あい路にはまった日韓 関係どう修復するか(日経ビジネス)
 次々に起こる問題が積み重なり、日韓関係は最悪の水準にまで達した。どうすれば改善するだろうか。両国ともに同盟関係にある米国が間に入れば収まるという論があるが、渡部恒雄笹川平和財団上席研究員は「米国が何とかしてくれると期待してもダメだ」という。トランプ大統領のこれまでの発言から、日韓など第三国同士の関係に関心がないとみている。

 2国間で向き合うしかないということになるものの、日韓関係や外交に通じた有識者からは関係改善に向けた明確な道筋は聞かれなかった。米ユーラシアグループのスコット・シーマン・アジア部門ディレクターは「22年まで任期が続く文在寅政権の間は不可能だと思う。安倍晋三氏の任期は21年の秋。変わるとすれば、次の政権の時ではないか」という。日韓友好の功績で韓国政府から叙勲された女優の黒田福美氏は、「ここまでこじれた日韓関係の修復には韓国側の自浄努力が必要。そうなるとかなり長い時間が必要になると思う」と話す。岡本行夫氏も「15年は必要だろう」とみている。
(引用ここまで)

 日経ビジネスの「韓国 なにが起きているのか」はなかなか興味深い特集なのでポイントを使って読んでもよいとは思います。
 で、この項目は「日韓関係はどうなっており、どうなっていくべきなのか」という話。
 経済については輸出入とも減りつつあり、それが原因となって韓国側から日韓関係を良好にするというモチベーションに欠けている……というような感じの話になっています。
 あと経済的に制裁するとなると、少なからず日本側にも影響が出る……という感じのことが語られています。

   でもって後半は日韓関係を改善するにはどうすればいいのか、という話題になるのですが。
 「当分は無理」「15年はかかる」「韓国の自助努力が必要」といった感じで、長期戦を覚悟しなければならない……と。
 いやあ、それはないわ。
 いや、「長いことかかる」のは間違いないでしょうね。今世紀半ばまで無理かもしれませんし、それ以降も無理なんじゃないかと感じます。
 よほど韓国側に「日韓関係をよくしよう」という新たな動機が生まれないかぎりは。
 でも、そもそもの前提が「日韓関係は良好でなければならない」ということ自体がおかしいのですよ。

 日韓関係が悪劣であろうと構わないでしょ?
 現状でなにか困っているかといったら、徴用工裁判で日本企業が幾ばくかの被害を受けそうだということ。
 それで企業が実際の被害を受けたとすればさらに日韓関係は悪化するでしょうよ。
 で、そこになにか問題が?
 以前書いたように防衛面ではまだ中国地方の空白地帯があるので、このくらいの悪化のままをもうちょっと続けていて欲しいですけどね。
 さすがにまだ「防衛出動」が必要なレベルではない「悪化」ですから、このままで問題なし。
 ちょうどインドとパキスタンのように隣国は仲違いするものなのですよ。
 ま、さすがに戦闘状態までは厳しいのでそこまで行く必要はないですが。

 「関係悪化」だけなら失われるものも最小限。
 遅かれ早かれ台湾を含んだ新アチソンラインで中国(及び、その傘下)と対峙しなければならなくなるのですから、その準備だけを怠らないようにしないとね。