文氏が欧州で冷ややかな対応、韓国「日本の妨害あった」(朝日新聞)
ムン・ジョンイン 「文大統領によるキム・ヨンチョル内定、アメリカに関係なく、朝鮮半島情勢を引っ張っていくという意味」(朝鮮日報・朝鮮語)
 韓国の文正仁(ムンジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官はソウル市内での講演で、2回目の米朝首脳会談を受け、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長のソウル訪問が「難しくなった」との認識を示した。韓国側は9月の南北首脳会談の合意に基づき、正恩氏のソウル訪問は昨年内にも実現するとしていたが、めどが立たなくなっていると認めた。 (中略)

 文氏は、ソウル訪問に向けた環境を整備するには、正恩氏が訪問の成果として自国に示せるものを韓国側が用意する必要があると指摘。南北経済協力事業の金剛山観光や開城工業団地の再開が必要だと言及した。再開できれば「平壌にお土産を持って帰れるという意味になる」と述べた。

 文氏は同じ講演で、文在寅(ムンジェイン)大統領が昨年の欧州歴訪で各首脳に制裁緩和を提案し、冷ややかな対応を受けた背景には「日本の外交的な妨害があったことは明らかな事実だ」と述べた。
(引用ここまで)
ムン・ジョンイン大統領統一外交安保特別補佐官が13日、キム・ヨンチョル統一部長官候補と関連し、 "キム候補者内定は(ムン・ジェイン大統領が)米国と関係なく、朝鮮半島情勢を牽引していくという意味」と述べた。 (中略)

キム候補者は、過去のコラムとのインタビューなどでずっと「対北制裁無用論」を主張してきた。 (中略)

彼は「金剛山観光はいくらでも可能である」とし「金剛山観光を排除したのは、李明博政府時には(金剛山観光は)核・ミサイルと関係がなく、個々の観光客が出すのは、現金の束ではない」とした。続いて「国連制裁措置に該当しない」とし「運営の幅を求め、米国を説得することができる。大統領決断が必要で、北朝鮮も譲歩しなければならない」と述べた。
(引用ここまで)

 楽韓Webでは延々と「ムン・ジェイン政権の外交方針はムン・ジョンイン特別補佐官の言説を見ていれば自ずと解説される」という話をしてきましたが。
 そのムン・ジョンインがかなり活発に講演活動を行っています。
 12日の講演内容が上の記事で、下の記事は13日の講演。

 で、12日の講演の中で「ムン・ジェイン大統領が欧州で冷遇されたのは日本の外交的妨害があったことは明白な事実」と持論を述べたとのこと。
 これ自体は来日した際にも述べていた話なので目新しさはないのですが。
 ろくな証拠も出せずにこうして陰謀論を「大統領特別補佐官」が述べられるところは強いというかなんというか……。
 アメリカで同じ立場に立つジョン・ボルトン補佐官がいくつかのテレビインタビューで自分の外交方針を述べているのとは大きな違いですね。

 どれだけ韓国の中で「日本」というものが強い存在でいるのでしょうかね。
 いわゆる……

安倍「やれ」
マクロン「はい」
メルケル「はい」
メイ「はい」
EU「はい」

 ってアレを本気で信じているってことですからね。
 ま、実際にはヨーロッパ側……というか、韓国と北朝鮮以外の国々は北朝鮮核問題の危険性を同じく感じ取っているだけですよね。
 でもまあ、これがムン・ジェイン政権の認識だとするとやれやれって感じではあります。

 で、下の記事は新たに任命される統一部長官の話。
 この統一部長官、なかなかの逸材です。
 詳しくはまたお伝えしますが、超従北派。ユン・ビョンセのヅラくらいのネタになるのではないかと楽しみにしている人材です。
 で、従北派の統一部長官を選んだことが、ムン・ジェイン政権のこれからの対北朝鮮政策の意思表示だと。
 さらに「いますぐにでも金剛山観光事業は再開できる」って話をしています。
 金剛山観光事業がストップしたのは韓国人観光客が射殺されたことと、そのあとのごたごたが原因であって核実験に抗議ために閉鎖された開城工業団地とは意味合いがことなるのですけどね。
 まあ……どっちにしたって北朝鮮に外貨をもたらすことに変わりはないので無理でしょうが。

 どうあろうとも南北経済交流を諦めないってことですね。
 どんな悪あがきをしてくれるのか、けっこう楽しみにしてますよ。