外信記者クラブ「共に民主党声明で、ブルームバーグの記者に身辺の脅威……撤回すべき」(TV朝鮮・朝鮮語)
ソウル外信記者クラブの理事会は16日、声明を通じて「最近、共に民主党が大統領の記事を作成したブルームバーグの記者個人に対して声明を発表した」とし「いかなる政治家であっても大衆の興味や意見について報道した記者個人を『国家元首を侮辱した売国行為』と追い込むことは非常に残念なことだ」とした。

理事会は、「これは言論統制の一形態であり、言論の自由に水を差す」とし「記事に関連する疑問や不満は報道機関に対して正式手続きを提起されなければならず、決して一個人を公開の場で狙うようなことは許されない」と述べた。 (中略)

去る13日に共に民主党のイ・ヘシクスポークスマンは、自由韓国党のナ・ギョンウォン院内代表が12日、国会交渉団体代表演説で、米国ブルームバーグの昨年の記事を引用して「大韓民国大統領がキム・ジョンウンの首席スポークスマンという恥ずかしい話を聞かないで済むようにしてくれ」と言ったことについて、「国民に謝罪し、問題の発言を直ちに撤回せよ」と批判した。

当時、このスポークスマンは書面で「キム・ジョンウンの首席スポークスマン」関連の記事を書いたブルームバーグの記者の実名を挙げながら、「悪名高い記事」と規定した。このスポークスマンは、記者に対して「国内の報道機関に勤務後、ブルームバーグレポーターとして採用されたばかりで、その問題の記事を掲載した」とし「米国国籍キャリアの皮を被って国家元首を侮辱した売国に近い内容と当時も少なくない議論を呼び起こした」とした。
(引用ここまで)

 野党議員から「ムン・ジェインはキム・ジョンウンの主席スポークスマンである」という発言があり、国会が紛糾しているという話が先日出ていましたね。
 この大元の話がブルームバーグの記事であるということが韓国内にも知られてきたようです。
 で、この記事を書いた記者に対して共に民主党のスポークスマンが「ムン・ジェインはキム・ジョンウンの首席スポークスマンとなった」としたブルームバーグの記事について「大統領を侮辱した売国行為だ」と糾弾したのですね。
 で、それに対して外信記者クラブから「言論統制である」として取り消すように要望が出されたと。
 ま、そりゃ当然で。
 記事の内容が真実ではないとか、国民に誤解を与えるようなものであったというのならともかく。
 さまざまな情勢を鑑みて「いまのムン・ジェインのやっていることは北朝鮮のスポークスマンのようではないか」と言われて当然のことをやっていたわけですから。

 そういえば、Yahoo!ニュースの個人で書いている徐某という記者がTwitterで「米朝首脳会談を面白おかしく例えている感覚が理解できない」と茶化されている状況を憤慨していましたが、それと同じような感覚を政治家も持っている、ということなのですかね。
 先日もやはり共に民主党がムン・ジェインの側近(キム・ギョンス)に対してドルイドキング事件で実刑判決を出した裁判官に対して「弾劾してやる!」と大見得を切っていましたっけ。  こんなふうにして言論統制、報道弾圧を意識せずにできるのが韓国社会というわけです。

 ドルイドキング事件の時にも書きましたが、「安倍政権は報道弾圧・言論統制をしている!」とかいう話を盛んにしている連中に対して本物の弾圧っていうものがどういうものなのかをバンバン見せつけてくれる韓国・中国というものはすごいよなぁ……。
 儒教圏がこのあたりの弾圧に躊躇がないのはなんらかの共通項があるのだろうな、と考えているのですがまだそのあたりの構造は見えてきていません。上意下達だけではないと感じるのですけどね。