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サムスン電子「Galaxy S8に音声対応アプリと専用ボタンを搭載!」 → ユーザー「なんでこんなものを搭載した!」とクレーム続出、その理由とは?

サムスンスマホ「S8」、音切れと画面破損で不満続出(朝鮮日報)
 22日現在、インターネットの各種コミュニティーの掲示板には「再生ボタンを押しても音が出ない」「(動画共有サイト)ユーチューブや音楽が、1−2秒で聞こえなくなる」「音楽を聞いていると突然音が聞こえなくなり、電源のオフ・オンをするとまた聞こえるようになる」など、音響に関する問題を指摘するS8ユーザーの声が次々と寄せられている。「イヤホンを差すと聞こえる」「スピーカー側を強く押すとまた聞こえるようになる」など解決策も書き込まれている。音響の問題は海外でも指摘されている。英国のIT専門メディア「トラスティ―ド・レビュー」は11日(現地時間)、ユーザーが投稿した動画と共に「オーディオの欠陥はハードウエアの問題という可能性がある」と報じた。

 「ギャラクシーS6エッジ」のときから指摘されていた曲面スクリーンの耐久性についても、問題視する声が相次いでいる。S8は全てが曲面スクリーンの機種として発売されているため、スクリーンの角が割れるケースが頻発しているのだ。あるユーザーは「リビングのソファーに落としたが、スクリーンの角が割れてしまった」と話した。
(引用ここまで)

 朝鮮日報では音切れとedgeディスプレイに起因する画面破損だけが問題であるかのように書いています。
 それにしても音切れの問題はしょぼい。700ドル以上するスマートフォンにおいてはありえないしょぼさ。
 これ以外にもGalaxy S8は海外マスコミではけっこう叩かれていまして。
 なぜかForbesがよく「Galaxy S8、けっこうしょもないぞ」みたいな記事を書いています。

4 Problems With The Galaxy S8 That Samsung Can Fix With The Galaxy S9(フォーブス・英語)

 「もはやGalaxy S9に期待したほうがいい」みたいな感じの記事ですね。

 その最たるものがBixbyボタン。Galaxy S8の画面左側に物理ボタンが備えられていまして、これはBixbyという音声対応ソフトウェアが起動するものなのですが。
 現在のところ、韓国語にしか対応していません。
 さらに韓国語ユーザーに言わせるとろくに使えない機能だとのこと。なんでGoogleアプリにかぶせてきたのか理解できない、とのことです。

 つまり、韓国人ユーザー以外にはなんの恩恵もない、そして韓国人ですらまともに使えないソフトに専用の物理ボタンを搭載してコストを上昇させてしまっているのですね。
 しかも、このボタンを他の用途に転用することはできません(笑)。
 英語対応は「春の遅く」とされていたのですが、遅れに遅れていて「今年上半期には……」とされています。ちなみに英語以外の言語にも対応予定なのだそうですが、いつになるかは分かりません。
 ちなみに本体の発売は4月21日でした。

 あと指紋認証が最悪とのこと。
 認識速度が遅いだけでなく、カメラの横に備えたせいでどうしてもレンズに触れてしまって汚れるという、現在のスマートフォンの使用用途として根本的な問題を抱えている。
 デザイン性を優先したようですね。

gs8p_camera
画像はドコモのサイトから。……これはひどいな。

 他にも搭載しているAPUのSnapdragon835はQC4.0に対応しているのに、なぜかいまだにQC2.0にしか対応していない。
 爆発騒ぎを起こしていたGalaxy Note7でもQC2.0にこだわっていました。チップセット自体はQC3.0に対応していたはずなのですが。
 画面が異常に赤い個体がある。
 虹彩認証をハックされた、等のレポートが上がっています。

 まあ、もっとも売れているスマートフォンのひとつであることは間違いないからこそ、こういったレポートが上がってくるのでしょうけどね。
 ま、どちらにしても曲面ディスプレイは個人的に使いづらいので買いません。

日本市場で振るわないサムスンのスマホ。シェアの低下理由は日本人の対韓感情にあり?

日本のスマホ市場シェア、サムスンは3.8%で5位…1位は?(中央日報)
サムスンのスマートフォン、日本でなぜ力を発揮できないのか(中央日報)
日本のソニーは1−3月期にスマートフォン110万台を出荷して13.5%のシェアを記録した。ソニーは出荷量で2位だが1位のアップルとの格差は大きい。富士通が5.9%、シャープが4.1%と続いた。

サムスン電子の1−3月期の日本のスマートフォン市場シェアは3.8%で5位にランクされた。サムスン電子の日本のスマートフォンシェアは2012年の14.8%から2013年に10.7%、2014年に5.6%、2015年に4.3%、2016年に3.4%と下落傾向を見せている。
(引用ここまで)
市場調査会社のストラテジーアナリティクス(SA)が22日に明らかにしたところによると、1−3月期に日本市場でサムスン電子のスマートフォンのシェアは3.8%で5位にとどまった。サムスンの墜落の裏にはアップルの善戦がある。iPhoneの1−3月期の日本市場でのシェアは51.3%に達した。アップルはiPhone7シリーズを発売した昨年4−6月期に初めて四半期シェア50%を突破した。

日本だけではない。SAによるとサムスン電子は中国のスマートフォン市場でも1−3月期に3.1%のシェアを記録し8位に落ちた。昨年1−3月期のシェア6.7%が1年で半減した。ファーウェイ、OPPO、vivo、シャオミのような現地企業だけでなく、アップルのシェア7.7%にも大きく及ばなかった。

中国と日本でサムスン電子のスマートフォンが売れない理由は何か。微妙な競争心理が原因のひとつとみられる。電子業界関係者は「韓日中の国民は競争的に『われわれの技術の方が優れている』という自負心があり、お互いの製品を排斥したりする。米国製品にはこうした拒否感がないものとみられる」と話す。
(引用ここまで)

 サムスン電子の日本におけるスマートフォン市場で最大のシェアを取っていたのが2012年。
 2012年の頃であれば、ギャラクシーS2〜S3くらいまでの頃。
 当時はまだまだAndroidは洗練されていなくて、比較的パワフルなプロセッサを搭載していたギャラクシーSシリーズの動作が他のAndroidよりもよかったのですよね。
 この頃はまだドコモがiPhoneの取り扱いをしていなかったので、そのシェアを取ることができていた……ともいえますが。

 実はサムスン電子がもっともドコモに推されたのは、その次のギャラクシーS4の頃なのですよ。
 ラインナップにiPhoneのないドコモはXperia AとギャラクシーS4の2機種を前面に押し出すことで、「うちもスマートフォンありますからね」という広告戦略をとらざるを得なかったのです。
 これが2013年の春モデルだったかな。
 ですが、その推しに推された年からシェアの下落がはじまっている。

 2012〜13年になにがあったかといえば、イ・ミョンバクの天皇謝罪要求です。
 あれは本当に日本人の表情が変わった事件でした。
 外務省の外交に関する世論調査でも完全に数字が入れ替わったものでしたね。

 広告戦略では推されていたにも関わらず、大きくシェアを落としたのは日本人の対韓感情があったからではないか、と思われるのです。
 ま、2013年9月からはドコモもiPhoneを扱いはじめているので、それが大きな原因でもあるのですが。
 それでもソニーはなんだかんだで2位のシェアをキープしている。
 一方でサムスン電子は3.8%で5位。
 そこにはドコモによるiPhone取り扱い開始以外の理由があるはずなのですよね。

 最終的には「サムスン」のロゴを外すところまで追いこまれたのですが、シェアは復活せず。
 どうにか5〜6位くらいに食いこめるかどうかといった存在感のままでしょう。
 ちなみに韓国のスマートフォン市場シェアは50〜60%くらいがサムスン電子、15〜20%くらいがLG、アップルが10%強くらいでその次につける……という構造まま、この数年間は推移しています。
 日本のiPhoneどころの騒ぎではないレベルでサムスンばっかりでしたね。

韓国メディア「北朝鮮監視のために、民間情報や外国からの借り物ではなく独自の偵察衛星を確保しなければ!」……月探査とかよりもそっちの優先順位のほうが上じゃない?

【社説】北の核を監視する韓国独自の偵察衛星確保を急ぐ時(中央日報)
北朝鮮の6回目の核実験が秒読み段階に入った。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は衛星写真を分析して「豊渓里(プンゲリ)核実験場が『装填、据銃』状態」と伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が命令さえ出せばいつでも核実験ができる準備を終えた状態だ。 (中略)

しかし問題は、現在のところ北朝鮮の核実験に関する主な情報を韓国政府ではなく米国の民間団体「38ノース」を通じて入手しているのが現実だ。この団体は民間衛星情報を活用しているという。もちろん韓国の軍と情報当局はこれよりはるかに高解像度の米軍事衛星の映像・信号情報を受けている。昨年11月に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した日本とも衛星情報などを共有している。日本は韓半島(朝鮮半島)周辺に4基の静止衛星を運用し、北朝鮮を見つめている。衛星情報収集能力で韓国より一段階上と評価される。宇宙研究に着実に投資してきた結果だ。韓国当局も対北朝鮮映像・信号情報などを独自で収集するが、衛星情報は解像度が落ち、情報収集能力も制限的だ。

情報衛星を利用した情報収集能力はキルチェーンを通じた対北朝鮮核抑止力の核心であり、海上・空中作戦と国防体系・通信セキュリティー分野でも重要だ。偵察衛星・通信衛星・GPS衛星と空中早期警戒管制機などを利用して、北朝鮮のミサイル標的を探知するのは、探知−識別−決定−打撃とつながるキルチェーンの中枢神経でもある。したがって政府は昨日国会に報告した2018−2022年国防中期計画で、独自に北朝鮮地域を偵察する「偵察衛星映像情報体系」を構築することにし、そのためにドイツ・フランス・イスラエルなど外国の偵察衛星を借りることを打診しているという。かなり遅くなったが、衛星情報収集能力を一時的に増やす良い機会だ。

政府はこれをきっかけに国産衛星を確保する「4・25事業」の速度も高める必要がある。防衛事業庁は昨年、1兆ウォン(約950億円)を投入して2020−2022年に解像度0.3−0.5メートルの偵察衛星5基を戦力化する予定だと明らかにした。この日程は国防部情報本部が人工衛星戦力化事業を初めて要求してから3年近く遅延してきた。国家情報院が衛星管制権限を要求し、部処間の隔たりが整理されずに生じたことだ。

政府は部処間の隔たりを迅速に調整し、国産衛星開発・打ち上げ事業を積極的に進める責任がある。北核事態という厳しい状況で我々の生存のために、これ以上は外国の情報に依存するべきではない。情報戦の優位に立ってこそ、国際社会で誰も我々を無視できなくなる。情報こそが自主国防の核心だ。
(引用ここまで)

 北朝鮮を監視するのに、やっていることは民間の分析サイトから情報を買うこと。
 近い将来にやろうとしていることは外国の偵察衛星の一時借用。
 2020年以降にやろうとしているのが、自国所有の高精細偵察衛星の打ち上げ。

 現在はイスラエル製の光学機器を搭載したアリラン2号と、EADSから技術供与を受けたアリラン3号3A号、合成開口レーダーを搭載したアリラン5号が観測衛星としてしようされています。
 どれも地球観測がメインの役割で、専門の偵察衛星というわけではないのですね。

 で、イスラエル製の偵察衛星を借りて当座をまかなってから、2020年以降の国産衛星を開発・打ち上げしていく予定だと。
 2020年以降というのは、KSLV-2の打ち上げスケジュールが順調に行けばということなのかな。もうすでに試験打ち上げですら10ヶ月遅れがアナウンスされていますが。
 まあ、独自ロケットで他国のスケジュールによって左右されずに打ち上げたいのでしょうね。
 アリラン5号打ち上げのときはロシアに邪魔されたという経緯があるのですよ。
 逆にアリラン3号のときは開発が遅れてH-IIAの打ち上げを遅延させてくれましたけど。

 むしろKSLV-2への予算、もしくは月探査予算をこっちに持ってくるべきではないかって思うのですが。
 優先順位を間違えてないですかね。
 北朝鮮の核開発監視なんて韓国にとっては最優先に行うべきもので、20年前からやっててもおかしくない事業ですわ。
 いまさらKSLV-2のあとから偵察衛星打ち上げって。

人工衛星をつくる ―設計から打ち上げまで―
宮崎 康行
オーム社
2011/11/30

サムスン電子「ギャラクシーノート7の爆発原因はバッテリーだけでした!」→専門家「追加調査も必要だ」と厳しい指摘

スマホ爆発:サムスンの発火原因発表に専門家が問題点を指摘(朝鮮日報)
サムスン電子は23日、昨年発生したスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火事故の原因について、バッテリーの欠陥だったと発表した。ノート7向けにバッテリーを供給したサムスンSDIと中国の新能源科技(アンペレックス・テクノロジー、ATL)のバッテリー製造工程に問題があり、サムスンも組み立て過程で不良バッテリーを除去できなかったとの説明だ。(中略)しかし、一部のバッテリー専門家は、調査過程がバッテリーの欠陥を明らかにする点にばかり集中したのではないかと懸念している。 (中略)

サムスンはこれまで3カ月にわたり、700人余りの研究員がノート7の完成品20万台、バッテリー3万個を使って原因究明試験を行い、バッテリーの欠陥を突き止めたという。

 サムスンはまず、サムスンSDIのバッテリーについて、右上段が変形していたほか、陰極材料と陽極材料を分離する膜(分離膜)が薄過ぎたことが原因とした。リチウムイオンバッテリーの中央にある分離膜が破損し、陰極材料と陽極材料が接触したことで発火が生じたとの説明だ。ATLのバッテリーでは、絶縁テープが貼られていなかったか、バッテリーの接触不良で発火が起きたと結論付けた。高社長は「完成品とバッテリーの試験で40回発火を再現した」と説明した。二次電池の場合、平均で100万台に1−2個程度バッテリーの欠陥が発生するが、ノート7向けのバッテリーではそれより100倍以上高い確率で不良が発生していた。

 今回の調査には世界的な安全認証・検査業者の米UL、エクスポーネント、ドイツのテュフ・ラインランドの3社が参加し、サムスンと同様の結論を下した。エクスポーネントのケビン・ホワイト首席研究員は「2種類のバッテリーにそれぞれ異なる問題点が発見された」と指摘した。

 一部のバッテリー専門家は今回の調査結果について、「不良バッテリーが全て発火したわけではない。バッテリーの欠陥が発火につながった条件と環境については明確な調査が行われなかった」と指摘した。ULのサジブ・ジェスダス社長(コンシューマービジネス担当)は「バッテリーの変形など根本的な原因を解明するためには追加的な調査が必要だ」との意見だ。

 バッテリー専門家である蔚山科学技術院(UNIST)エネルギー・化学工学部のチョ・ジェピル教授は「アップルのiPhoneなど高容量のバッテリーを使用するスマートフォンが増えたが、ノート7のような大規模な発火事故はこれまでなかった」とした上で、「大半のスマートフォンメーカーが不良バッテリーを自社の調査で特定し除去している上、たとえ搭載されても発火を防ぐシステムが整っている」と指摘した。サムスンがバッテリーだけでなく、ハードウエア、ソフトウエアなどあらゆる分野で安全性を強化する措置を取ったことも潜在的な不安要素を取り除く狙いがある。韓国電子部品研究員次世代電子センターの朴哲完(パク・チョルワン)元センター長は「電子機器のバッテリーの発火はさまざまな原因が複合的に作用した結果だ。バッテリーの欠陥以外に他の要因がないかどうか精密な調査が必要だ」と呼びかけた。
(引用ここまで)

 以前からバッテリーに関する設計ミスではないかという話は出ていたのです。
 それもサムスン電子側のミスとして。
 それがこの記事の記者会見ではまるで「バッテリーの設計ミスは我々のミスではないが、最終製品製造者として我々の監督責任もある」みたいな話になってるのが謎。
 バッテリーメーカーとしては、サムスン電子から製造を依頼されてその通りの品物を納入しただけという認識だと思いますけどね。

 サムスンSDIが「今回の調査内容を受け入れる」というコメントを出している(引用部分外)のは、サムスン電子の関連会社であることが大きな要因でしょう。
 その一方でATLが「話すことはない」としているのは「こちらは先方から依頼があったものを製造して納入しただけだ」という気分があるからでしょうね。

 実際に調査を担当した会社からも「追加調査が必要」というコメントが出ています。
 まだまだ問題は収束したとは言いがたい、というのが本当なのでしょう。
 サムスン電子が爆発事故の影響からどれだけ逃れられるのか、というのはギャラクシーS8が発売になってみないと分からない部分ではないかと思います。

超合金 太陽の塔のロボ
バンダイ

ギャラクシーノート7の爆発原因が発売から半年でようやく解明される……注目されるのは原因そのものよりも……

ギャラクシーノート7の爆発原因見つけた…「単純バッテリー欠陥ではない」(中央日報)
サムスン電子が今月中旬にギャラクシーノート7の爆発原因を発表する。サムスン電子関係者は1日、「爆発原因を探す作業が最近終わった。その結果を今月中に公開するために関連部署が準備作業を始めた」と明らかにした。同関係者は具体的な爆発原因に対しては「高度な機密事項でグループ内でも極めて少数だけが共有している。発表時まで機密を維持することになるだろう」と話した。

業界では今回究明した爆発原因は昨年9月2日の発表時のように単純に「バッテリー欠陥」の次元を超えるものと予想している。業界関係者は「昨年の発表がバッテリーだけの欠陥により発熱と火花が発生したと明らかにしたのにとどまったが、今回の発表は結果的にバッテリーに負担を与えたさまざまな原因を総合的に明らかにすることになるだろう」と話した。実際にサムスン電子は1次原因として指摘されたサムスンSDIのバッテリーの代わりに爆発問題がなかった中国ATLのバッテリーを装着した新しい製品でも問題が発生すると原因把握の範囲を大幅に拡大した。そして原因究明チームにサムスンSDI側の関係者は含まなかった。バッテリー分析だけではさまざまな爆発を総合的に明らかにすることができないと考えたのだ。業界では今回の発表にバッテリー充電中や過負荷で使用中に一部部品が膨らむ問題、狭いスペースに多くの性能を搭載した部品を使い発生した問題、ハードウェア設計ミスで熱を正常に放出できない問題など幅広く盛り込まれると予想している。
(引用ここまで)

 9月から延々と原因究明をしてきて、年明けにようやく発表できる。
 ギャラクシーノート7の発売自体は8月半ばだったので、半年かけて。
 複合要因であることは最初のリコールが失敗した時点で間違いなかったのでしょうが、その究明に時間がかかったということなのでしょう。

 まあ、問題はリコールを起こしたことでも原因究明が遅れたことでもなく、ユーザーがそれに対してどんなリアクションをするのかということなのですが。
 去年の第4四半期が前年比でどうなったのか。
 そして発売が予想されているギャラクシーS8の売れ行きが以前に対してどうなるのか。
 企業としてのサムスン電子の命運がそこから見えてくると思います。

 調査だと「それほどの余波はない(購入動機として今回のリコールを気にしない)」というものと、「2割以上のユーザーがサムスン電子の製品購入を控えると回答した」というものの両方があって、なんとも見えてこない。
 中国市場ではすでに「その他メーカー」に呑みこまれている状態なのでそれほどの影響はないかもしれませんが、トップシェアを誇っている北米でどうなるか。
 スマートフォンとしては北米ではじめて消費者製品安全委員会から命じられる公式リコールを受けた製品となったわけで、アメリカのユーザーがそのあたりをどう受け止めたか。
 ちょっと注目すべき数字ですね。

またまた「韓国の独自技術で作られた」巨大ロボットが登場……なんでこんなパチモノを発表したの?

韓国の巨大有人ロボ「METHOD-1」は本当に完成間近?『不審な点が多い』との指摘も(engadget)
韓国の中小企業が造った有人ロボットの動画が、ソーシャルメディアなどで、本当に完成したのかを巡って議論になっている。

「アバター」などのSF映画に登場しそうな出来栄えに称賛する声も多いが、メーカーの技術力に対する疑問も少なくない。(中略)

「メソッド-1」は動画で、搭乗者の操作で2歩歩いて腕を動かし、かなりの完成度に到達したとみられる。

「韓国未来技術」は、京畿道・群浦(グンポ)に研究所がある産業機械の製作会社というくらいしか知られておらず、会社のウェブサイトも見つからない。

ブルガロフ氏は「メソッド-1」を近い将来、企業の生産現場に投入するとともに、両足を車輪に交換した新しいモデルを開発して、日本の福島第一原発の災害復興に使う計画だと、自分のFacebookで明らかにしている。

「いちばんよく質問されるのは動力源のことです。この会社の短期的な目標は、ロボットが投入されないような産業分野にロボットのプラットフォームを開発することです。もう一つの現実世界での適用可能性は、車輪を取り付けて、平らでない地形に十分な動力源と活動可能な場所を作り出すことです。改良型は既に開発中であり、福島の原発事故の復興現場に投入することを計画しています」

しかし、ロボットが本当に商用化に近い段階のかはまだ不明で、海外メディアは「不審な点が多い」と指摘している。

SF映画やゲームに登場するロボットや機械のデザイナーが、ほとんど知られていない中小企業と組んで、最先端のロボットを開発した背景が判然としないことや、「メソッド-1」の技術力を証明する証拠も、ブルガロフ氏がネットにアップした動画や写真しかないという点だ。

アメリカの科学技術メディア「ライブサイエンス」は、記者が会ったことのある主要なロボット研究者が「韓国未来技術」を聞いたことがなく、ブルガロフ氏も「メソッド-1」の開発に参加している研究者の実名や所属機関を明かすことを拒否したと、22日に報じた。

ライブサイエンスは「メソッド-1」の動画でも、ロボットの脚の関節が物理の法則に反するほどスムーズに動作し、製品のデモンストレーションがあった韓国未来技術の実験室が、あまりにも整然としているなど、不審な点が少なくないと伝えた。
(引用ここまで)

 このMethod-1なるロボット、動画によると腕部のマスタスレイブシステムを実現しており、操縦者の腕の動きに追随した動きを見せています。



 ロボット自体は実際に存在すると思います。
 そしてあるていどは動くものではあるのでしょう。

 ただし、二足歩行はクレーンで吊って自重を限りなくゼロにした状態で、二足歩行風のものを撮影したものです。
 マスタスレイブで動くように見せているものと、二足歩行で全身像が写っている動画はCGです。

 問題はなんでそんなパチモンを作っているのか、その理由がさっぱり分からないのですが……。
 動画がバイラルマーケティングではないかという話も出ているですが、売るものもなければ当該の会社は上場すらしていないようなので意味がない。
 投資詐欺が、あるいは資金を出している上層部をだまそうとしているのか。
 以前、韓国では「世界のどこも完成させていない電気自動車を韓国の中小企業が独自技術で作り上げた!」というテレビ番組を作って、それが全部嘘だったというオチを見せたことがあります。あれを思い出しましたね。

 実際のところはイ・ミョンバクの魚ロボットくらいの完成度であるのは間違いないです。
 ものすごくくっだらないオチに終わるんじゃないかなぁ……と予想します。
 現状で一番あり得るのはYouTuberだったというオチかな。なんで企業の製品紹介ビデオに広告ついてんだよっていうね。

先行者たち (鶴見俊輔集)
鶴見 俊輔
筑摩書房
1991/10

「韓国型ロケット」のスケジュール遅延発表、パク・クネ弾劾で任期に間に合わせる必要がなくなった模様

韓国型ロケット打ち上げ実験10カ月先送り 18年10月に(聯合ニュース)
 韓国未来創造科学部は22日に国家宇宙委員会を開き、韓国の技術で製作する韓国型ロケットの打ち上げ実験を当初の予定より10カ月先送りし、2018年10月に行うことを決定した。

 委員会は当初、基本エンジンとなる75トン液体エンジンを用いた試験機の打ち上げ実験を朴槿恵(パク・クネ)大統領の任期終了間際の17年12月に行う計画だった。

 未来創造科学部は先送りした理由について、75トンエンジンの燃焼器とロケットのタンクの開発中に発生した燃焼不安定性や溶接不良などの問題を解決するのに時間がかかったためと説明している。

 韓国型ロケットは20年6月の完成を目標に進められている。委員会は、この目標はひとまず据え置くものの、実験の結果を踏まえて必要なら調整するとしている。
(引用ここまで)

 以前から10ヶ月の遅延が噂されていましたが、それが公式に発表されました。
 んでは、アップデートされたスケジュールを見てみましょう。

・2016年05月 75トンエンジン点火試験
・2016年06月 75トンエンジン 燃焼試験(75秒)
・2018年10月 2段式KSLV-2試験打ち上げ
・2018年?月 韓国型月探査船打ち上げ(外国製ロケットによる)
・2020年06月 KSLV-2 1号機打ち上げ?
・2020年?月 KSLV-2 2号機打ち上げ(韓国型月周回船)
・2020年?月 KSLV-2 3号機打ち上げ(韓国型月探査船)

 KSLV-2の完成(打ち上げ)は2019年中だったように記憶しているのですが、今回の記事では「2020年6月」となっているのでそのようにしてみました。
 まだすごい勢いでの開発スケジュールなんですけどね。

 以前からパク・クネ政権の最後になる2017年末の試験打ち上げ予定だったのです。
 今回の弾劾騒ぎで花道に打ち上げる必要がなくなったこともあって、公式に遅延を認めることが楽になったという部分もあるでしょう。
 開発陣にとってはパク・クネの弾劾は福音になったということですね。

ロケットの科学 日本が誇るH-IIAからソユーズ、アリアン、長征など世界のロケットを完全網羅 (サイエンス・アイ新書)
谷合 稔
SBクリエイティブ
2013/4/15

 

韓国造船の都・巨済島が不況で沈む……さらに韓国のテレビ技術者が中国に引き抜かれて……

「巨済キッズ」の涙……国民生活が崩れていく(中央日報・朝鮮語)
「過去40年間の人生わずか6ヶ月の間に根こそぎ変わりました。」

去る1日、慶尚南道巨済市「造船業希望センター」で出会った陳某(40歳女性)は、深いため息をついた。二ヶ月前までに英語幼稚園副院長に働いていた彼女は、この日就業教育を受けるためにセンターを訪れた。 「再就職は簡単ではないが、教育も受けなければなら失業給付が出てこないという話なので6歳の娘を両親に任せて出てきた」と述べた。この日、陳氏をはじめとしてクラスでは50人が教育を受けた。そのうちの半分ほどは、20〜30代だった。イ・スチョン巨済雇用センター長は「今では一日平均約150人ほどがセンターを訪れており、毎月20〜30%ほど増えている」と述べた。

陳氏は、世界中の「造船1番地」である巨済が育てた、典型的な「巨済キッズ(kids)」だ。父親は巨済が産業団地として開発された1970年代から、サムスン重工業で働いて家族を扶養してきた。陳氏は「大学時代、身の回りでは通貨危機の影響で両親が失業して困っている友人が多かったが、巨済の造船所は健在なままでなんの困難もなく生活できていた」と述べた。結婚したときに、夫もサムスン重工業の従業員であった。以降の人生も豊かだった。夫と共働きで稼ぐ年収は億台を超え、アパートも新調した。

しかし、造船業の沈没と一緒にすべてが変わってしまった。はじまりは6月、夫の突然の失業であった。昨年から造船所の実績が悪くなり、受注が減ったところで今年に入って最初から仕事がない日が増えた。結局、会社は希望退職を課長級にまで拡大し、夫も対象になった。不幸はこれで終わらなかった。サムスン重工業と大宇造船海洋が人員削減に入り陳氏の所属する英会話幼稚園も直撃弾を受けた。幼稚園児の親のほとんどが、両社の従業員だったからである。入園数の低下に耐えられなかった幼稚園は10月、陳氏のような教師を退職させた。たった4ヶ月で夫婦が同時に仕事を失ったのだ。

陳氏は「夫が再就職をあらゆる面から調べているが、10年以上造船所でのみ働いていたこともあり、適当な仕事を探すのが容易ではない」とし「地域景気が凍りついている中で、残っている最大の資産である住宅価格まで急速に下落していて心配だ」と話した。

今年に入って陳氏の夫のように3つの造船会社(現代重工業及び大宇造船海洋及び三星重工業)において退職した従業員は、4600人に及ぶ。さらに中小造船所と協力会社を合わせると慶南地域だけで2万人に近い人材が仕事を失ったというのが現地の推定である。希望退職金も受けることができた大企業出身の労働者であればまだいいほうだ。多く倒産した協力会社の労働者は、退職金さえ取りまとめることができず退職に追いやられている。

雇用労働部の調査によると、11月末までに造船業界の賃金未払い額は787億ウォンで、前年同期(407億ウォン)より93.2%急増した。サムスン重工業協力会社である中小企業のパク・ジョンヒョン専務は「巨済の現在こそが「'97年の通貨危機」であることになる」とし「これまで経験したことのない危機の前に、地域全体が恐怖に陥っている」と雰囲気を伝えた。

もっとも困難に追いこまれているのは日雇い労働者である。造船会社は従業員に余裕がないほどの注文が入ってきたとき、一時的契約を結んで日雇い労働者を現場に投入する。いわゆる「物量チーム」である。しかし、景気が悪くなると同時に日雇い労働者の雇用は消え去った。イ・スチョンセンター長は「所属している会社がないから失業給付も受けられず、すぐ生計の脅威を受ける人々である」とし「日雇い労働者の生活急激に悪化している」と述べた。

造船企業の危機は周辺商圏と不動産市場にも急速に影響を及ぼしている。米国での自動車産業が衰退し、崩れたデトロイトのような時価低迷の悪循環に陥っている。

今月初め、巨済の中心部である古県洞の建物のあちこちには「賃貸」と書かれた看板がかけられていた。レストランを運営するチョン某(58歳・女性)氏は、「造船所の構造調整の後、お店が次々と閉店している」と述べた。近隣の不動産仲介業者の関係者も「古県洞はもちろん、造船所近くの長承浦などにもワンルームが残って回る」と述べた。

問題は、主力産業の危機に地域全体が揺れる場所が巨済及び蔚山など重厚長大型産業都市にとどまらないという点である。韓国経済のもう一つの軸である電子・情報技術(IT)産業でも工場の海外移転などで雇用が消える速度が速くなっている。今年に入ってギャラクシーノート7の販売中止まで重なって波長がより大きくなった。

「直撃弾」を受けた代表的都市は慶北亀尾だ。今月初めに見つかったサムスン電子亀尾2事業所の前のレストラン通りは寒かった。 「国内産豚肉食べ放題1人当り9900ウォン」という割引看板が見えたレストランの中は空っぽだった。和食レストランを運営する李某(54)氏は、「不況は深刻化して家賃にも事欠いて店を畳みました」とし「これまで私は中産階級だと思っていたのだけども、このままで貧困層に落ちるのではないかと恐れています」と話した。 9月基準で亀尾産業団地公団の雇用人員は9万人で、2年前より7000人減った。 2012〜2015年の平均333億ドルを維持していた産業団地の輸出額も今年は300億ドルに満たない見通しだ。

技術者もバラバラになっている。最近になって亀尾ではディスプレイの技術者を、中国が5年分の年俸を提示してスカウトする場合が多いという。関連業界の従事者は「関連チーム全体を連れて行ってしまう」とした。ジョ・ヨウンヨル亀尾市庁投資関連新成長戦略係長は「中国が価格競争力に続いて、技術力でも韓国に追随している」とし「このまま行けば巨済の姿が亀尾でも再現されるだろう」と憂慮した。
(引用ここまで)

 巨済島はサムスン重工業と大宇造船海洋が本拠地を構える造船の城下町です。
 韓国本土が通貨危機で大不況となっていたときも、巨済島はまるでそれを別の国の出来事であるかのように見ていたという話があるくらいでして。
 不況知らずの島だったのですよ。これまでは。

 去年の12月には「いまだかつてない不況が訪れた」とされていたのですが、その不況がそのままキングボンビーのように座りこんでいる。
 当時から「こりゃ無理でしょ」って言われていたのですが。
 でも、韓国政府は大宇造船はなにがあっても救うとの方針なので、きっと大丈夫なんじゃないですか(棒読み)。
 こんな部分でも国政壟断事件によってもたらされた国政停滞によるフットワークの重さが気にかかりますけどね。

 さて、後半は機会があれば書こう書こうと思っていた中国製テレビのこと。
 韓国企業が日本から技術者を高額報酬で雇っていったように、中国もまったく同じことができるのですよ。
 2010年にちらっとですが、「韓国にできることなら中国にもできる」という話を楽韓Webでは書いていましたが、スマートフォンもそうだし、テレビも同様。中国本土では中国製テレビのシェアが圧倒的なのだそうですよ。

 そして、すでに地味に日本市場に参入しているのですが、2017年くらいから中国製テレビは日本にもかなりの数が入るでしょう……というようなことを書こうと思っていたのですが。
 DMMのやっている59,800円(税別)の4Kテレビはおそらく中国製。
 現実に追い抜かれてしまいました(笑)。
 チューナーなしならメーカーにとって面倒なB-CASカードの認証も必要なし。HDMIポート4つあれば入力も充分。
 うまいところをついているなぁ……。

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任天堂
2017/12/22

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