楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

鉄道

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あまりの故障の多さに韓国の鉄道保守企業がフィリピンから契約打ち切り、さらに出禁 → 日本企業にバトンタッチ

やっぱり韓国はダメ! 日本の鉄道保守・復活契約に安堵の期待「マニラMRT3」(グローバルニュースアジア)
 2018年2月12日、読売新聞(朝刊)が、MRT-3号線の保守・安全運行のために、日本政府が300億円の円借款を行う方針と伝えたことで、利用者から安堵の声が広がっている。

 マニラのケソンシティとパサイシティを結ぶ鉄道、MRT-3の故障が多く、乗客を降ろす重大な故障がほぼ毎日発生している。

 この路線は、三菱重工や住友商事が建設に携わり、2012年10月までは、三菱重工交通機器エンジニアリングのフィリピン法人がメンテナンスを行っており、正常に運行されていた。

 ヨーロッパ系の会社が保守を行っていた期間もあったが、2016年1月8日から韓国の企業連合がメンテナンスをスタートさせ、電車の運行に大きな支障が出る最悪の事態に。価格の安さで韓国の企業連合を選択したことのミスが指摘され、契約の見直しが検討されていた。

 MRT-3号線は、ピーク時に運行本数を減らし、速度制限(時速40〜60→20kmへ)を行い長蛇の列ができ、代替バス80台を用意し、朝夕のピーク時(7時〜8時、17時〜19時)の利用を呼びかけた。電車の車両、線路両方に劣化があり、通常の速度で運行した場合、脱線の重大事故に繋がる恐れがある。利用者からは、メンテナンスを行う韓国の企業連合への非難の声が大きくなっていた。
(引用ここまで)

 フィリピンでは中国寄りだったアロヨ政権時代に鉄道建設を中国に頼って大失敗したことがあるのですね。
 近年も納入された中国製車両でなんかのトラブルがあったと記憶しています。
 フィリピンではけっこう日本製のLRTや地下鉄があって好評だったのに、韓国企業や中国がやってきてこうしたトラブルが多発しているのです。

 韓国の鉄道輸出で思い出すのは……

・台湾では特急自強號のメンテナンス拒否で出入り禁止(愛称は地雷車種)。
ボストンの2階建て車両がまったく納入されず
ペンシルバニアでも全面運行中断
ウクライナでは高速鉄道が運行中止。
台湾では貨物牽引車を落札して「悪夢の再来か」と台湾人を怯えさせた。

 ……等々、歴戦の勇士なのですね。
 韓国のKTXによる単独入札となりそうだったブラジルの高速鉄道では入札自体をなかったことにされましたっけ。
 ちなみにその後、ボストンでは2013年の4月に運行が開始されたとのこと。

 その後、運行がどうなっているのかは不明ですが、とりあえず走り出すことはできた模様。こんな風にアフターフォローまでしっかりしているのは楽韓Webのよいところ。

 なお、このMRT-3の保守契約は釜山交通公社を中心とした合弁会社Busan Universal Rail, Inc(BURI)によって行われていたのですが、去年の年末にフィリピン政府はあらゆる公共事業からBURIを出入り禁止にすることを発表しています。

 出禁好きか。

 で、年が明けてすぐに日本政府からの借款を行い、三菱と契約したと。
 ま、台湾と同様にフィリピンも高い授業料を支払った、ということですかね。

保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 (講談社現代新書)
西部邁
講談社
2017/12/12

【動画あり】「韓国独自技術」で作られたリニアモーターカー、普及に失敗【知ってた】

輸出を念頭に4500億ウォン投入の韓国型磁気浮上式列車…誰も買わず(中央日報)
計4500億ウォン(約450億円)が投入された韓国型磁気浮上式列車が相当期間、仁川(インチョン)空港がある永宗島(ヨンジョンド)内に留まることになった。当初、国内普及はもちろん輸出まで自信を見せて事業を推進したが、磁気浮上式列車を導入しようとする地域は1カ所もないうえ、今後の見通しも明るくないからだ。

国土交通部が6日、国会の朱昇鎔(チュ・スンヨン)議員(国民の党)に提出した資料「磁気浮上式列車導入現況」によると、現在、国内地方自治体のうち磁気浮上式列車の導入意思を明らかにしたところは一つもない。輸出の実績も全くない。仁川市が永宗島内の仁川空港国際業務地区で推進中のカジノリゾート事業などと連係し、磁気浮上式列車の第2段階を候補路線に反映しておいたのがすべてだ。

仁川空港の前に設置されて試験運行をする6.1キロ(仁川空港−龍遊)区間の韓国型磁気浮上式列車は、開発費と建設費を含めて計4500億ウォンが投入された。政府が3500億ウォン、仁川空港が790億ウォン、仁川市が190億ウォンを負担した。

この磁気浮上式列車は市内への出退勤需要などを満たす「都心型」モデルとして時速110キロ台の中低速型として開発された。都心型磁気浮上式列車は日本の名古屋に続いて世界2番目。中国上海で運営中の磁気浮上式列車は時速400キロ台の超高速型だ。 (中略)

当時、政府は韓国型磁気浮上式列車を開発すれば国内外の軽電鉄市場進出などを通じて3兆3000億ウォン以上の経済的波及効果が生じると明らかにした。しかし今までの成績表は落第レベルだ。一時は磁気浮上式列車の導入を検討した大田(テジョン)市がこれを撤回し、その他の地方自治体は関心も見せなかった。 (中略)

試験路線を流動人口が少ない仁川空港の前に決めたことに対する批判もある。韓国交通研究院のキム・ヨンギュ博士は「事業初期に磁気浮上式列車試験路線の誘致を申請していた大田、大邱(テグ)など都市地域に試験路線を建設していれば効果の検証や広報などではるかに良かったはず」とし「現在は観光用以外の何ものでもない」と話した。
(引用ここまで)

 そうそう、去年のBABYMETAL/Metallicaの公演で訪韓した際に、これに乗ってたのですよ。


 なぜ復路を掲載したかというと、最後の仁川駅に入っていく風景がかなり面白かったからです。……見れば分かってもらえるかと(笑)。
 実際揺れは少ない。駅に到着するとき以外はほとんど揺れないのが分かると思います。
 揺れがないせいか、なんとなくCGっぽい風景にも見えます。 

 んで、驚くほど誰も乗ってませんでした。往路はうち以外の乗客はひとりだけ。
 帰りは工事担当らしきの制服を着ていた人たちが5人ほど乗っていただけ。

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 背中に「安全運行」と書いてありますね。
 2両編成が2編成。動画では4分30秒頃にすれ違います。この2編成が往復するだけのテストパターン。
 あまりにも需要が見えていないせいか、運賃無料。

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 いちおう、改札はあるのですけどね。

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 ソウル行きと間違って乗る人が多いせいか、注意書きがあります。

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 ついでに時刻表とかも。最終は18:45なので、まともな交通手段ではないことが分かります。

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 リニアモーターカーである意味がないのですよね。
 浮上式でメンテナンス費用が少なくて済む、無人運行で時速100kmを越えるそこそこの速度、揺れないといった利点はありますが。その利点を活かせる運用ができない。
 じゃあ、これまでの新交通システムでいいんじゃないのって話になります。
 日本でも愛知のLinimoで実用化していてもそれ以外の路線に拡がらなかったのには理由があるってことです。


平昌−ソウル間の高速鉄道KTX開通!→始発列車はガラガラ……これがオリンピック後は続く模様

韓国 国際空港と五輪会場結ぶ高速鉄道 一部で営業運転始まる(NHK)
韓国で、来年開かれるピョンチャンオリンピックとパラリンピックに向けてソウル近郊の国際空港から大会会場までを直行で結ぶ高速鉄道の路線が開通し、22日から一部の区間で営業運転が始まりました。

韓国は、オリンピックとパラリンピックのために高速鉄道KTXでソウル近郊にある空の玄関口、インチョン(仁川)国際空港から大会会場のピョンチャン(平昌)とカンヌン(江陵)までを直行で結べるよう、路線を大幅に延長し、このほど開通しました。(中略)

高速鉄道ではソウルからピョンチャンまでおよそ1時間40分で着くことができるようになり、従来の車やバスに比べて時間が大幅に短縮されるだけに、乗客からは「ぜひ高速鉄道を利用してオリンピックの観戦に行きたいです」といった声が聞かれました。
(引用ここまで)

 招致時には「開催決まったら高速鉄道ひいちゃうから地方でも大丈夫。仁川国際空港から1時間!」とぶちあげていた平昌向けのKTX。
 実は政府にはそんなつもりはまったくなかったという暴露がありましたね。

 けっきょく準高速扱いで最大時速200kmのものですが、なんとか開通にこぎ着けたとのこと。線路を高速用にしなかったおかげで費用はそこそこ安くあがったって話です。
 メディアによっては時速250kmだって書いてあるところもあるのですが。
 1編成410人定員で、オリンピック期間中は51便。ソウルからKTXを使って行けるのは21000人弱かぁ……。バスとの併用でそのくらいで大丈夫っていう算段なんでしょうかね。
 立席もあるのかな。

 ソウルから会場最寄りとなる珍富駅まで183km、東京−静岡間くらいです。
 ソウルからは1時間37分ほど、仁川国際空港から2時間20分ほどかかるそうです。まあ、現実的な解ではあるかな。
 料金は指定席の一般室でソウルから平昌駅まで19700ウォン、珍富駅まで21900ウォン。東海道新幹線の1/3。
 バスだと3時間、12900ウォン。相変わらず公共料金は激安。

 日本からも鉄な人たちが何人か向かったそうです。 始発に乗車されたかたのつぶやきがこちら。


 NHKの映像では一般室はそこそこ入ってるような感じでしたが、特室はガラガラだったとのこと。
 あるいはNHKのほうは始発ではなく、昼間のものなのかもしれません。
 日本人から見れば激安に見えるKTXも韓国人からしてみると「高くて乗ってられない」という水準になるそうで。
 ソウル−釜山間の400kmで58800ウォンとかなんですけどね。
 グリーン車に相当する特室は1両のみ。料金は5割増し。激狭な2×2席の一般室に比べて余裕のある2×1席になります。それでも新幹線の指定と同じくらいの席だったりしますが。

 韓国に鉄オタってあまりいないんですかね。
 って鉄子の旅 6巻にはそれほどいないというようなことが書かれてましたっけ。
 言ってみれば、オリンピックなしの実需は上記のTwitterのほうなのでしょう。
 楽韓Webでも「平昌、それは最後のフロンティア」とか書いていましたが、実際にド田舎だしなぁ……。
 オリンピックが終わった1年後、どうなっているかを見てみたい感じではあります。

西村京太郎はKTXにまで手を出していたのか……。
韓国新幹線を追え (講談社文庫)
西村京太郎
講談社
2016/2/13

韓国の地下鉄から悪名高い整形広告が追放に。「外見至上主義」を助長する、だそうですが……

ソウル地下鉄 美容整形広告を全廃へ=「外見偏重助長」の批判受け(聯合ニュース)
ソウルの地下鉄の至る所で目にする美容整形の広告が2022年までに全廃される。

 ソウル交通公社は27日、地下鉄の美容整形の公告を全面禁止する方針を明らかにした。美容整形の広告が「外見至上主義」や女性の身体への差別的視線を助長するとの批判が多く寄せられるようになったことを受けた措置という。

 ソウル地下鉄1〜4号線では広告に関する意見が昨年1182件寄せられ、そのうち美容整形や女性関連の広告に関するものが9割以上を占めた。

 また、増え続ける地下鉄内の広告量を15%削減する方針も示した。同公社によると昨年末時点でソウル地下鉄1〜8号線の広告数は計14万2785点で、広告収入は445億ウォン(約45億5000万円)に達した。同公社は「商業広告を果敢に減らし、文化・芸術・公益広告中心に転換していく」としている。
(引用ここまで)

 おや、なんと韓国のソウル交通公社=旧称ソウルメトロが地下鉄広告から整形のそれを追放するのだそうですよ。
 1年ほど前にもホームドアの広告が非常時の脱出に邪魔になるということで、ホームドアから広告を撤去するという計画を出していたのですが、それに続く施策ですね。
 ま、もっともホームドア広告はこのところの不景気でまったくない駅もあったりしたので、撤去ではないという話もないではないのですが。

 何度も書いていますが韓国の公共料金は最下層の人々の経済レベルに合わせているためもあって激安です。韓国版のICカード切符であるT-moneyカードに1万ウォン(約1000円)チャージしてしまうと、短い旅行では使い切れないなんてことがあるくらい。

 自ずとソウル交通公社は大赤字になっていまして。年間で3000億ウォンほどの赤字を出しているダメ企業だったはずです。広告収入は数少ない収入手段のひとつだと思うのですけどね。記事によると広告収入は445億ウォン。
 まあ、ホームドア広告だけでなく車内広告もがらっがらだったので意味なかったのかもしれません。
 そういえば24時間運行もしたいとか言ってたなー。

 で、地下鉄駅における整形広告のひどさはこちらのエントリを見ていただければ分かると思うのですが。
 これはいわゆる「整形通り」とされている狎鴎亭駅周辺の様子。
 他の駅や路線にも普通に地下鉄車内、駅構内に山ほど整形病院の広告が貼られているのですよ。
 地下鉄広告を排除したところで、韓国の外見至上主義が収まるとは思えませんけどね。主従が逆なんじゃねって気もします。

プチ整形の真実 (講談社文庫)
近藤須雅子
講談社
2016/11/15

韓国仁川市「月尾銀河レール、立て直してくれる業者を求めます!」 → もちろんのこと応札数は……

月尾銀河レール後続事業また流札... 軌道進入はいつ(聯合ニュース・朝鮮語)
手抜き工事のために開通もできず、廃棄された仁川月尾銀河レールの後続事業が再び難航している。

19日、仁川交通公社によると月尾軌道車両運行システム製作の購入・設置の入札が2回連続流札した。

今年9月28日締め切りした1次入札では、申請者が最初からなかったし、10月18日に終了した2次入札でも参加者が1ヶ所しかおらず流札した。公開入札では、2つ以上の企業が申請しなければ流札される。

月尾軌道車両事業は6.1 kmの長さの月尾銀河レール既存線路と4つの駅を活用してモノレール方式の新規軌道車両をインストールする事業で、総事業費は180億7200万ウォンだ。

しかし、業者の選定が遅れて開通予定も遅れる見通しだ。

交通公社は当初、年内に着工して2019年2月に開通を目標にしていたが、現在は開通目標時点を2019年上半期に調整した状態だ。

工事は19日、3回目の入札公告を出し、11月13日の入札を締め切る予定である。
(引用ここまで)

 さて、ソウル−釜山間を15分だか20分だかで結ぶという韓国版ハイパーチューブを5〜6年ほどで実用化すると鼻息の荒い話も出ていますが、その一方で間もなく最初の開業予定日から10年が経過しようという月尾銀河レールについて続報のお時間です。
 簡単な経緯を書くと……

2009年 最初の開業予定期日
2010年 延期された開業予定期日
2011年 事業放棄
2013年 非安全宣言で事業断念
2013年 楽韓さんによる現状レポート
2013年 レールバイクに事業変換案提出
2016年 小型モノレールとしてリブート
2016年 小型モノレールの開業予定期日
2017年 レールの補強費が想定以上でリブート企業撤退。事業完全終了
2017年 実は診断ミスで脳死に至っておらず(ジョーク)、中型モノレールとして再リブート

 とまあ、軽くまとめただけでこんな感じ。
 で、その30人乗りの中型モノレールとして事業を再開し、開業を2019年として業者の入札を行ったのですが応札ゼロ。
 「ははは、入札までの時間がなかったからね」ということで再入札を行ったのが今回。
 これまた応札1のみでお流れ。

 要するに仁川市の言っていることって、「もう市の予算は限界だし、橋脚の補強もできないから誰かなんとかしてくれ」って叫んでいるだけのことなのですよね。
 で、これまでは小型モノレールだのなんだので事業化しようとしてきた業者もいたのですが、あまりにも悪条件が重なりすぎて無理ということになりつつある。

 そして韓国ウォッチャーのいい肴となっている、と。
 これまでひとりも死んでいないのだから、聖水大橋事故の頃からみたら成長しているとはいえるのだと思うのですけどね。

プラレール プラレールをはじめよう! レールベーシックセット
タカラトミー
2007/4/2

「韓国版ハイパーループの試作モデルが完成!」 → 時速10km……っていうかその形状はいったいなに?

高速公共交通機関のハイパーループモデルデビュー... UNIST製作(聯合ニュース・朝鮮語)
蔚山科学技術院(UNIST)で製作した次世代高速公共交通機関のハイパーループ(U- Loop)のモデルがデビューを示す。

UNISTは、独自の製作したハイパーループモデルを26日、蔚山ロッテホテルで開かれた第7回公共交通機関の国際政策フォーラムと技術・産業展示会で披露した。
イ・ジェソン機械航空および原子力工学部教授をはじめとするUNIST研究者は、ハイパーループの主要な概念である真空管、浮上、リニアモーター駆動などを小さなスケールで実現した。

まだモデルのステップが重要な原理に基づいて、実際の駆動する姿を見せてくれる。

今回のモデルは、空気抵抗を減らすために、チューブ内の真空を実際の運転条件である1千分の1気圧レベルの亜真空状態に維持する。

また、車体の負傷のために永久磁石を利用しており、車両の推進のためのモータは、一般的な回転モーターではなく、直線誘導電動機(Linear Induction Motor)を使用している。
(引用ここまで)

 ……なにこれ。
 いや、まあ韓国版ハイパーループなんでしょうけど。
 記事中では浮上、推進に電磁石を使う、いわゆるリニアモーターカー方式のものであるということになっているのですが。
 動画を見てもらいましょうか。時速10kmだそうです。


 上の動画からキャプチャしたものがこの画像なんですが。

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 ……なんで車両の先頭に吸気ファンついてんの。

 そして真空空間でなにを吸気するのだ。
 形状的にはアメリカでイーロン・マスクがぶち上げているハイパーループワンでは打ち棄てられた空気浮上、空気推進型にしか見えないのですが。

 浮上は永久磁石でやっているっぽいですね。本当に真空なのかどうかは誰も確認できません。
 推進方式はリニア……なのかなぁ。まあ、実証試験のために14億ウォンの予算が計上されたとあるので、それはこのモデルに使われたのでしょう。
 動画を見るかぎりではトミカのプラレールくらいの大きさに見えますが、実際にはけっこうな大きさがあるもののようですよ。

高速公共交通機関のハイパーループモデル制作チーム(聯合ニュース・朝鮮語)

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 ちなみに「次世代高速鉄道はハイパーループできまり! 新幹線もリニアも一気に時代遅れ」みたいなバカなノリになっているところもありますね。
 ハイパーループは原則1両のみ、それも最大席数30人ていどのものです。で、この1編成を往復させるだけしかできない。
 「プライベートジェットを買うほどではないけども、移動時間を短縮させたい」という高給層に向けてのプレミア交通手段ですよ、これ。

 韓国で果たしてそんな需要があるんですかね? 財閥の会長・副会長クラスはドアトゥドアで使えるヘリを使うと思われます。
 ソウル−釜山間が20分っていっても、公共交通機関なのですから「駅に行くまでと駅から目的地に行くまで」はそれなりに時間がかかるわけです。
 アメリカのそれも含めて、需要が謎なのですよ。イーロン・マスクは自社の地下に駅作るつもりらしいですが(笑)。

 のぞみのN700系は1323人、はやぶさのE5系は731人、リニア新幹線(仮)も1000人ていどで構想中。東京発大阪行きののぞみは最大で毎時10本。
 桁がふたつ違います。

 韓国版ハイパーループの話題に戻ると、初年度でコンセプトを固め(おそらくこれ)、2-3年で詳細設計完了、4年目にはテスト、5年目には真空チューブを駆ける姿を見ることができるのだそうです。
 去年の報道によると。
 2020〜2021年には韓国で真空チューブを駆ける未来列車に乗れますよ!
 車両の先頭にはなにに使うのかよく分からないファンがついてますけどね。

ハイパーヨーヨー ハイパーループ(オレンジ&グリーン)
バンダイ
2011/1/12

韓国の地下鉄で「建築基準に合致しない」とトンネルの柱を4本除去……ホントにこれ大丈夫?

[単独]柱を4本切っていても「私たちの責任ではない」(京郷新聞・朝鮮語)
大宇建設が施工に参加した民間資本事業「素砂〜元時線電鉄」の一部区間で、ややもする列車とぶつかることができる設計・施工エラーが発生した。中央の柱を4つも切り取った事実が明らかになった。また、列車が線路を変える停留所の14個のポイントにも安全運行のための余裕空間が不足しており、後続措置が必要な状態だ。それでも事業を統括する政府側と事業者は、責任回避に汲々としており、管理・監督を適切に受けない民間資本事業の構造的な問題を露わにした。

8日、国会の国土交通委員会所属アン・ホヨウン共に民主党議員が国土交通省傘下の韓国鉄道施設公団から得た「素砂〜元時線電鉄民間投資施設事業建築限界抵触現況」資料を見ると、公団が今年1月18日から3日間素砂〜元時線電鉄開通に備えた事前チェックで十分な安全空間を確保せずに施工された問題を確認した。建築限界と列車が建築物にぶつからないよう左右に2.1m以上浮かべ確保するのが基準となっている。

公団は駅と駅の間にある「換気口17番」で建築限界を275仂絏鵑辰心控じの中央の柱4本を発見し、7月13日全てカットした。2100mm必要な建築限界よりも小さい1825丱好據璽垢世嘘諒櫃垢襪茲Δ亡岼磴辰道楾したからである。

また、始発停留所の14個の切替ポイントでも建築限界を128〜329个困聴椶辰燭箸い事実が明らかになり、後続の措置が議論されている。ここ西海線のような隣接線路と接続する場合は、貨物列車の運行まで考慮した建築限界を確保しなければならないところである。しかし、始発停留所の開始(7)と終了(7)地点で列車が分機器(線路を変える装置)を利用する際、安全空間が不足したままで建てられた。

専門家は、鉄道建設時の建築限界を侵すという初歩的なミスと批判した。特に施工側は安全対策を終えたと明らかにしたが、来年上半期に開通予定素砂〜元時線で、中央の柱を4つも切り取った点は、安全を脅かす問題として指摘される。

事業を総括する国土部、鉄道施設公団とEレールはお互いに責任を押し付けている。公団関係者は「民間資本事業なので私達が現場管理までには難しい部分がある。発注先が、基本的に責任を持って監督しなければならない」と述べた。Eレールの関係者は、「発注先は基本的に監督権限がない。設計側が少し勘違いしたようだ」と釈明した。

国土部はむしろ公団が(開通前)初期問題を発見し、事前に事故を予防したのであるとの主張だった。キム・テヒョン国土部民間資本鉄道チーム長は、「第一次責任は当然施工者とEレールの契約する監理団のものであり、その次の責任は発注のEレールにある。追加費用はすべて施工者の大宇建設が負担する」と述べた。キムチーム長は「管理・監督機関である鉄道施設公団で摘発し、これに対して国土部は8月28日にソウル地方国土管理庁においてデザイナーと設計監理師、施工者と施工監理師、技術者に罰点を与えるように要求している過程を経た」と明らかにした。

しかし、監理団が七日、契約することは確かだが監理団の選定は、鉄道施設公団でいることが確認された。公団と上部機関である国土部はまた、一定の責任があるという意味だ。

特に、今回の設計・施工のエラー管理・監督が適切に行われていない民間資本事業の根本的な限界が明らかになった。確認された問題は、柱と駅いくつかの点が、追加不良があるために工事全体の見直しが必要だという指摘が出ている。アン議員は「安全運行に最も基本的な建築限界を違反したのはもちろん、お互い責任転嫁していてはならない」とし「早く原因を明確に究明して開通に先立ち、再び安全点検をしなければならない」と促した。
(引用ここまで)

 韓国はまだまだ鉄道が未設で交通機関がバスしかないというようなところがけっこうありまして。
 交通の便はそれほどいいとは言えません。ソウル市内なら別ですけどね。
 なもので予定されている新線がけっこうあります。
 この素砂元時線もそのひとつで。一部区間が地表ですが、そのほとんどが地下で運行される新線です。
 で、その素砂元時線の地下トンネルに建造基準を守れなかった部分があると。

素砂線

 画像は京郷新聞から引用。左図の赤い点線が建築基準。右の実際のトンネルに当てはめてみると、思いっきり中央の柱は違法建築状態。
 というわけで、この柱は4本取り除かれた……ということなのですが。

 以前から韓国人の技術者、作業監督者は自分でなにをしているのか把握していないのではないかということを月尾島の月尾銀河レールKTXのコンクリート製枕木から思うようになってきました。
 それと同時に、たとえ把握したとしても設計担当に「これはおかしいのではないか」ということができない。言ったとしても受け入れてもらえない環境なのだろうなとも思います。サンフランシスコ国際空港におけるアシアナ航空機の事故原因とか見ても。

 それと、この柱を除去しても本当にいいものなのかどうか、というのも怖いところ。
 牙山の崩壊したオフィステルを思い出しますね。
 なにもないことを祈りますわ。

Casa BRUTUS特別編集 死ぬまでに見ておくべき100の建築
マガジンハウス
マガジンハウス
2016/9/30

平昌オリンピックに投入される高速鉄道、あの超振動KTXだった! なお、試運転ですでに死亡事故発生済み

安全性は大丈夫か? 五輪用の高速鉄道で事故・故障が頻発(産経新聞)
 聯合ニュースは9月14日、平昌五輪の開幕に合わせて開通させようとして、無理な試運転を行ったと報じた。鉄道施設公団はシステムエラーを事故の原因と指摘しているが、鉄道労組は「それは責任回避にすぎない。開通時期に追われて点検時間を節約しようとして安全対策もなく、無謀にも同一線上で2本の列車に試運転を強行させたことが根本的な原因だ」と強調した。また、システムエラーが発生した場合、列車は追突するしかなく「運転士の命を懸けた無謀な試運転が惨事につながった」と非難した。

 新型の高速鉄道は3月11日にも突然停止する故障を発生した。原因は主な改良点である電力供給部のボルトが1つ正しく締められておらず、そのためバッテリーが早く消耗してしまったようだ。

 東亜日報によると、この問題は3月に国会の国土交通委員会で取り上げられ、新型車両は昨年12月に商業運行されてから1カ月に1回の頻度で障害が発生していると指摘されていた。3月の故障を受けて、韓国鉄道公社(KORAIL)は改良した電力供給系統を集中点検してボルト問題を確認。「製造上の欠陥」と結論づけ、現代・起亜自動車グループ傘下の製造メーカー、現代ロテムを介して部品交換やシステム変更などの措置を行ったと伝えられる。

 ただ、新型車両が故障を生じたのは運行開始から5〜19日しか経っていないことから、試運転が正常に行われて、初期障害の原因を確認して除去したかの議論が起きたという。KORAILは法律に基づいて実施したと釈明するが、専門家は別路線で試運転した論法に否定的で「線路は路盤と曲線の半径、高さなどに違いがあり、その路線で試運転が必要だ」と問題視したという。
(引用ここまで)

 ああ、あのATPが作動したかどうかすらよく分かっていない事故を起こした車両はこれだったのか……。
 なるほど、驚愕の振動鉄道SRT用に開発されたKTX-山川の改良型である120000型/SR130000型と同型の140000形が平昌に向かう原州江陵線に投入されるのですね。

 さらっとKTXのこれまでの歴史を辿ると……

 KTX-I(100000形。フランスから車両ごと直輸入)
 KTX-I(100000形。部品輸入して韓国でノックダウン生産)
 KTX-山川(110000型。韓国の純国産技術で作った、という建前)
 KTX-山川改良型(120000型=SR130000型=140000型)

 ……なんでこんなに型番の桁数が大きいのだろう。
 KTX-山川については韓国の裁判所からも「欠陥列車」という認定を受けているくらいなので、その改良型が製造されたということです。

 それではまずその改良されたKTXをSRTにリースした「SR130000型」の振動の様子でも見ていただきましょう。平昌への高速鉄道はこれと同型です。


 専用線ではない平昌への投入は最大時速が250kmなので、ここまで揺れるかどうかは不明ですけどね。
 楽韓さんが撮影したKTX-山川(おそらく110000型)の揺れ具合も見ておいてくださいな。


 ちなみにこの動画に「カメラを揺らしているだけだろ!」って文句のコメントをつけてきた人がいるのですが、ビビり音はどうやって説明するんでしょうか。

 以前に平昌への取材はしないと宣言しましたが、投入されているKTXがこれであることが分かったらなおのことですね……。

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2012/07/25

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