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北朝鮮関連

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韓国メディア「ムン・ジェインに『内政干渉だ』と一蹴された安倍がトランプに泣きついた!」……小さいな、おい

文氏の「内政干渉」発言でビンタ食らった安倍氏、トランプ氏に「米韓演習は重要」(中央日報)
【社説】最近の安倍首相の対韓発言は度が過ぎている(朝鮮日報)
西村康稔官房副長官は記者会見で「具体的な対話内には言及しない」としつつも「両首脳から米韓軍事演習の重要性に対する言及があった。さまざまな角度から今後の北朝鮮への対応に関して奥深い協議をする中で、米韓軍事演習の重要性についての言及があった」と説明した。

「どちらから先に関連言及があったか」という質問に対し、西村氏は「誰が先にしたというわけではなく、すべての可能性について協議をする過程で出てきた」と明らかにした。

安倍氏は今月9日、平昌(ピョンチャン)で開かれた韓日首脳会談で「〔平昌オリンピック(五輪)のために見合わせている〕米韓合同軍事演習をこれ以上遅らせてはいけない」と主張すると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「この問題は我々の主権の問題であり、内政に関する問題。(安倍)首相がこの問題を取り上げるのは困る」と反論した。

結果的に文氏からの反論を受けた安倍氏が5日後のトランプ氏との電話会談で関連内容に言及して同意を求めた格好だ。

西村氏は16日、フジテレビ系の番組に出演した席でも「(北朝鮮は)韓国だけの問題ではない。北朝鮮は日本、アジア、米国、世界中にとっても最大の脅威だ」としながら「そのような観点から安倍首相が文大統領との会談で米韓合同軍事演習を取り上げた」と述べた。
(引用ここまで)
韓米合同軍事演習についての立場はあいまいだが、さらなる延期が決まったわけでもない。そのため日本としては韓国政府の対応を忍耐を持って見守るべきだ。

 韓国と日本が首脳会談後にこのような論争を続けるのは、北の核問題解決にとってプラスにならない。また文大統領も会談で安倍首相の不適切な発言にしっかりと反論すればそれでよく、あえてその事実を公表すべきだったかという疑問も残る。しかしそれ以前に日本が他国の主権に関わる問題に干渉すること自体が不適切であり、日本はそのような態度からまずは改めるべきだ。
(引用ここまで)

 「安倍はムン・ジェインから『米韓演習は韓国の主権に関わることで、内政干渉だ』といわれてビンタをされたようなものだ」
 「ビンタをされた安倍はトランプとの会談で演習の話題を出して告げ口した」
 ということで「哀れな安倍」を演出したいのでしょう。
 今回も日本版では署名記事になっていないソ・スンウク特派員の心持ちとしては。

 ……そんな小さな構造で捉えているからダメなんだよ。
 むしろ、米韓軍事演習が韓国とアメリカだけの話ではないことがトランプによって裏書きされているようなものですけどね。
 対話に関しても散々、日米共に「対話のための対話では意味がない」という話はしている。
 逆にいえば「非核化に直結する対話=交渉」であればいいということでもあるのですが。
 水面下交渉もありでしょうね。というかないわけがない。

 でも、現状は検証可能な形での非核化へのタイムテーブルも示されていない。
 だからこそ、米韓合同軍事演習を再度延期するのはダメだって話をわざわざオリンピック開会式当日にしたんですよ。
 日本は黙ってみてろっていわれても、外交戦略上そうはできないし、ムン・ジェインがあわよくば再延期しようとあいまいな態度をとっているからこそ口を出しているわけで。
 安倍総理も「おまえんとこの大統領が無能じゃなければ口を出す理由なんかねえわ」くらいの気分でしょうね。
 口を出すなって言うんだったらうまくやれや、って話です。

北朝鮮核危機 全内幕 (朝日新書)
牧野 愛博
朝日新聞出版
2018/2/13

北朝鮮核問題:「ペンス副大統領が『前提なしで北朝鮮と対話』と語った」いう話、どうもなかったっぽい……

ペンス氏「独裁者の妹、あえて無視」 五輪会場で(毎日新聞)
平昌冬季五輪の開会式に米政府代表団トップとして出席したペンス副大統領が14日、ワシントン市内で講演した。会場などで金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長ら北朝鮮代表団との接触がなかったことについて「独裁者の妹を避けることはしなかったが、あえて無視した」と語った。 (中略)

 ペンス氏は講演で、与正氏が北朝鮮の体制宣伝(プロパガンダ)部門を率いていると指摘し「米国が彼女に注目や関心を与えることは適切でないと判断した」と説明。金体制を「地球上で最も暴虐で圧政的な政権」と批判し、「私の沈黙で明確なメッセージを送ったつもりだ」と述べた。

 米朝直接対話の可能性に関しては、「対話の意義は常に信じているが、対話は交渉ではない」と述べ、北朝鮮に譲歩する考えはないことを強調。「今後も最大限の圧力をかけ続ける」と語った。そのうえで「北朝鮮が核・ミサイル開発を完全かつ検証可能な形で放棄するまで、米国の対北朝鮮政策が変わることはない」と述べた。

 一方、米太平洋軍のハリス司令官は14日、下院軍事委員会の公聴会で証言し、「金政権は核兵器を国家安全保障の目的だけでなく、共産主義下の朝鮮半島統一に向けた手段と捉えている」と述べ、核・ミサイル開発が韓国を脅迫するためのものとの見方を示した。また、五輪を契機に北朝鮮が韓国に「ほほ笑み外交を仕掛けてきているのは明らか」と指摘、「米韓両国が北朝鮮のほほ笑みでなく、現実を直視しなければならない」と警告した。
(引用ここまで)

 平昌からの帰途でペンス副大統領がワシントンポストのインタビューを受けて「前提条件なしの対話に言及した」という記事が出たのですが。

Pence: The United States is ready to talk with North Korea(ワシントンポスト・英語)

 記事を読むかぎりでは、「アメリカが前提なしの対話に向かう」というのはやや牽強付会かな。
 記者の地の文で冒頭に「direct talks without preconditions between Washington and Pyongyang.」と書いているのでそういう印象になりますが、ペンス副大統領の言葉だけをピックアップするとそうでもない、という感じ。優先してそちらに舵を向けるとはとても読めない感じです。

 「北朝鮮が望めば対話する」とは言っているけども、その条件は語られていないといったところ。
 記者の質問が分からないのでなんとも言えないのですが、そもそも「すべてのオプションがテーブル上にある」というのがアメリカの基本方針なのでその中には対話というオプションがあってもおかしくはない。
 というわけで、このワシントンポストの記事は取り上げずに次の報道を待っていたのでした。

 んで、今日あった講演では「対話と交渉は異なる」ときっぱり。
 ま、そりゃそうですね。
 いまからの「前提条件なしの対話」となった場合、それが失敗したときの政権へのダメージは計りしれません。
 去年12月にティラーソン国務長官が「前提なしの対話」とした時も語りましたが、「前提なしの対話」に踏み切るのは最後の最後でしかないのですよ。
 それが失敗しても、次の切り札が残されている場合にしかできない。
 「前提条件なしで対話」して、それでも非核化できなかったら残されている手段はもうひとつしかないのですから。

 今回のペンス副大統領の講演でアメリカの方針は揺らいでいない、ということが確認できたと思います。

いま読んでいるのだけども、ノンフィクションとして抜群に面白い。あと国連についていろいろ知識が得られます。
北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録―
古川勝久
新潮社
2017/12/22

ムン・ジェイン、「平昌後」の米韓軍事演習の延期・縮小を目論んでいる模様……

【社説】韓米合同軍事演習にあいまいな態度を取り始めた韓国政府(朝鮮日報)
韓国国防部(省に相当)は12日に行われた会見で、北朝鮮が文在寅(ムン・ジェイン)大統領を招待したことで韓米合同軍事演習が中止あるいは延期される可能性について問う質問に「適切な時期に説明したい」とコメントした。韓国大統領府の関係者も「韓米合同軍事演習は4月に再開するのか」との質問に「まだ何も決まっていない」と述べ、その時期についてはあえて明言しなかった。韓米合同軍事演習が行われる時期については先月末に米国の合同参謀本部が「オリンピック後すぐに行われるだろう」とくぎを刺しており、その時点では韓国国防部も「オリンピック後に行うことについてはその通りだ」とコメントしていた。それが金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が南北首脳会談を提案しただけで、韓国政府の立場がたちまち揺らぎ始めているのだ。 (中略)

今になって「オリンピックの時にはやらないと言ったが、終わってからやるとは言ってない」と説明を変えれば、韓国国民と国際社会に対して完全に言葉遊びをしていたことになる。韓国政府は「演習をもう少し延期する」とも言っていない。 (中略)

同盟関係にある国にとって合同軍事演習はその核心中の核心だ。かつて在韓米軍の司令官を務めたある人物は「韓国が合同軍事演習を取りやめれば、韓米同盟は破棄される恐れがある」と明言している。
(引用ここまで)

 さて、そろそろ平昌後、そして平昌後のさらに後が語られるようになってきました。
 ムン・ジェインはオリンピック関連で有耶無耶に「特例」を増やして実質的な北朝鮮援助を行っており、このままの状況で南北対話路線を継続したいのは間違いないところ。
 なにしろ、北朝鮮の実質権力ナンバー2であるキム・ヨジョンから訪朝に招待されているのですからね。
 まさに天にも昇る心地というヤツでしょう。

 ただ、過去2回、北朝鮮が韓国側に訪朝を促しているときはすべて「北朝鮮にとって具合の悪い地合」の時だったのですよ。
 今回もまさにそれで。
 弱っているからこそ、韓国を取り込もうとしている。
 韓国側も「訪朝するのに手ぶらはないだろう」とばかりに手土産を持っていくことでしょう。
 今回はさすがに支援金というわけにもいかないでしょうから、米韓合同軍事演習の延期を手土産にしたいという構造ですかね。
 以前からムン・ジェイン政権の外交メンターであるムン・ジョンイン特別補佐官は核開発凍結と軍事演習中止を等価交換にできるというように提唱していましたし。

 ただ、それをアメリカが許すわけもなく。
 参謀本部の中将が先月末には「オリンピックが終わったら即座に合同軍事演習だ」と発言しています。
 そもそも、ムン・ジェインが訪朝して核問題に対して成果がなければ、完全に死亡フラグなのですが。
 それでも金大中、ノ・ムヒョンの左派政権を継ぐ位置にあるムン・ジェインとしては、彼らに続いて訪朝したいというのが本音でしょうね。
 ただまあ、絶対に成果はゼロでしょうけども。

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リバプール
2017/08/18

安倍総理が反対意見も多い中、あえて平昌に訪韓して得られた成果とは?

「安倍首相が失点」「北核の凍結が先」 韓日議員に温度差(聯合ニュース)
平昌五輪:大統領府が神経戦を異例の公開、尋常でない韓日関係(朝鮮日報)
平昌冬季五輪を機に実質的な南北関係改善への期待が高まる中、ソウル市内のホテルで第2回韓日議会未来対話が行われた。対話では朝鮮半島や北東アジアの平和定着に向けた対北朝鮮戦略を巡り、両国の国会議員らが活発な討論を行った。

 9日に開催された文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相による首脳会談で、安倍首相が韓米合同軍事演習を延期する段階ではないとして五輪後に予定通り実施するよう要求。文大統領は「内政問題」と反発した応酬が両国の議員の間でも再燃した。韓国国会のイム・ビョンシク副報道官によると、与党「共に民主党」の尹昊重(ユン・ホジュン)議員は「安倍首相が訪問したことには感謝するが、(ホスト国と)異なる発言をし、失点した」と指摘した。
(引用ここまで)
 平昌冬季五輪期間の韓日首脳会談や北朝鮮高位級代表団の訪韓で、韓日関係が尋常でない状況になりつつある。韓国大統領府は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日の安倍晋三首相との首脳会談で、「韓米合同軍事演習は韓国の主権問題だ」と線引きしたことを、その翌日に公表した。一方、日本政府や日本の各メディアは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が文大統領を平壌に招いたことについて一斉に懸念を示した。 (中略)

 日本国内では、安倍首相の今回の訪韓をめぐって成果が挙げられていないという批判も出ている。

 大統領府は10日、異例ながら韓日首脳会談の内容を公表し、「安倍首相は『韓米合同軍事演習を延期する段階ではなく、予定通り行うことが重要だ」と、文大統領は『韓国の主権の問題であり、内政に関する問題でもある』と答えた」と伝えた。文大統領はまた、「安倍首相がこの問題を直接取り上げるのは困る」と述べたとも言われている。
(引用ここまで)

 違うんだよなぁ……。
 今回の安倍総理の訪韓は、この韓国側の視点から見るのであれば「あえて失点しに行っている」 のです。
 視点を逆転させると「韓国において失点することこそが、外交得点」なのですね。

 「米韓合同軍事演習を行うことが大事だ」とムン・ジェインに迫るということは、内政干渉だなんてことは百も承知の上での発言。
 「内政干渉だ」と言われるレベルで日韓関係を切り捨てるような行為をすることで、日米関係が強固であり、同じ方向を向いていることを示すことができる。

 さらにオリンピック開催を記念した大統領主催の夕食会に遅れて向かう
 主賓に待ちぼうけを食らわせた上で、ペンス副大統領と一緒に入場しても会場には入らずにフォトセッションを優先する始末。
 かつムン・ジェインに「オリンピックがあったからこそ様々な国の首脳がこうして集まることができた」なんて空しい演説をさせる。
 対韓国の心証を大事にするのであれば、こんなこたしませんよ。

 これらの安倍総理の訪韓時の行動が対韓国での外交失点であったとしても、なんの問題もない。そもそも具体的成果を挙げることが目的ではないのですから。
 以前に「訪韓することによって得られる絵が見えない」とちらっと話しましたが、それもそのはずで。
 訪韓によって韓国からなにかを得ようとしていないのだから当然です。
 わざわざ訪韓して、北朝鮮核問題においてアメリカとの共同歩調を韓国に見せること自体が目的であったとするなら、満点がつけられるのではないでしょうかね。

バナナを逆からむいてみたら
アーチャン・ブラーム
主婦の友社
2017/6/14

アメリカ「北朝鮮はムン・ジェインを招待したようだが、非核化の確証なしに南北関係の改善は意味がない」と発言、専門家も「非核化は最低の条件」と述べる

「南北首脳会談、韓米訓練中止で応じてはいけない」…米国の韓半島専門家(中央日報)
金正恩氏の妹に4回会った文大統領「出会いの小さな火をたいまつにしよう」(中央日報)
ホワイトハウスの対応…「南北関係、非核化なしに前進ない」(中央日報)
「非核化を議題に含め、最大限の対北朝鮮圧力を維持しなければいけない。韓米訓練の中止、制裁緩和などで応じてはいけない」。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の平壌(ピョンヤン)訪問を呼びかけたことに対し、米国の韓半島(朝鮮半島)専門家8人が10日(現地時間)、中央日報の質問で答えた南北首脳会談の先決条件だ。 (中略)

8人の専門家の大半は「南北首脳会談の議題に非核化を含めるか、北朝鮮から少なくとも非核化に関する約束を受けなければいけない」と指摘した。 (中略)

ランド研究所のブルース・ベネット研究員は「東洋には弱い指導者が強い指導者を訪れて謁見する伝統があるが、金正恩委員長は文大統領の北朝鮮訪問を北朝鮮内部で政治的勝利として包装するはず」とし「2000年と07年に北朝鮮を訪問して首脳会談をしたため、文大統領が今回は金正恩委員長のソウル答礼訪問を要求するべきだ」と主張した。
(引用ここまで)
北朝鮮代表団の2泊3日の訪韓中、文大統領は金与正氏に4回会った。
(引用ここまで)
ホワイトハウス国家安保会議(NSC)報道官は9日夜(現地時間)、北朝鮮の文在寅(ムン・ジェイン)大統領平壌(ピョンヤン)招請に対する立場を問う中央日報の質問に対し「我々は同盟国の韓国と一致した対北朝鮮対応をするために緊密に接触している。ここには韓半島(朝鮮半島)非核化のための最大限の圧力が含まれる」とし、このように述べた。また「その間、北が見せてきた交渉戦力はよく知られている。我々は幻想を抱かず冷静に見守っている」と答えた。

米ホワイトハウスが「南北関係の改善が非核化と別に進展することはない」と述べたのは、非核化に対する北朝鮮の態度の変化がない中での南北首脳会談の推進に懸念を表したものとみられる。
(引用ここまで)
 訪韓したキム・ヨジョンとムン・ジェインはこの3日ほどで4回会談したとのこと。ですが、核問題への言及は一度すらなし。
 どれだけ北朝鮮に対して「配慮」したら気が済むのやら。

 そんなムン・ジェインの態度に対して、日本からは当然のことアメリカからも憂慮の声が挙がっているという話。
 中央日報がホワイトハウス、および朝鮮半島の専門家に尋ねたところ「非核化を前提にしない対話には意味がないどころか害悪だ」という話が出ているのですね。
 ICBM+搭載核弾頭の完成は春〜夏とされています。
 北朝鮮にとってはそこまでの時間稼ぎができればいいわけですから、ムン・ジェインの平壌への招待は実現しようがしまいがどうでもいいこと。
 ムン・ジェインに「南北対話の最中だ」と言わせて、演習なり空爆なりを遅らせることができればいいというだけ。

 1994年から同じようなことを繰り返しているのだから、日米はそれに乗ることはないでしょうけども。
 問題はムン・ジェインが大いに乗り気であるということなのですよ。
 去年4月から北朝鮮核問題が一気にクローズアップされてきましたが、ムン・ジェインはそこから何度も「朝鮮半島での戦争だけは許さない」と発言してきました。
 戦争を防ぐためであれば、自ら人間の盾になることくらい躊躇しない人物です。
 ここでも「ツートラック外交」を実践してくるでしょうね。

 ただ、アメリカはあくまでも訪朝に反対の立場を貫くでしょうし、そもそもアメリカはムン・ジェインの事情なんかお構いなしに、必要とあらばぶっ放してくるとは思いますけどね。
 ペンス副大統領は今回「検証できる形で、完全かつ不可逆的な非核化が確証」されなければ対話する意味がないと述べていました。
 非核化が保証されないかぎり、「すべてのオプションがテーブルの上にある」状況が変わるわけはないのです。

ムン・ジェイン、キム・ジョンウンの妹と会談 → 核問題への言及ゼロ……どこまで無能なの?

北朝鮮、韓国大統領の訪朝を要請 正恩氏の意思伝達(日経新聞)
金与正氏は「文大統領と早期に会う用意があります。都合のいいときに来てください」と金正恩氏のメッセージを口頭で伝えた。南北首脳会談が実現すれば、2007年10月以来。会談とその後の昼食会は計3時間近くに及んだ。 (中略)

 会談では朝鮮半島情勢について意見交換した。文氏は「南北関係発展のためには米朝間の早期対話が必ず必要だ」と強調し、北朝鮮に積極的な対応を促した。韓国大統領府の関係者によると、核問題は話題にならなかった。
(引用ここまで・太字引用者)

 キム・ジョンウンの妹であるキム・ヨジョンが訪韓して、ムン・ジェインと南北会談。
 で、その場で核問題については一切話題が出なかった、とのこと。
 ……その……なんだ。
 おまえはいったい、なんだったらできるんだ。

 経済政策はアレ。
 対中外交は三不の誓いで主権放棄。
 対日外交は慰安婦合意否定でまともに動けず。
 対米外交は不信感を買えるだけ買っている状態。

 この場で実質的に北朝鮮の権力者ナンバー2である相手に、一切核問題の解決を持ち出せないってどういうことなんだか……。

 んで「核問題」でいろいろ検索していたところ、鈴木一人氏のTwitterにこんな言葉が。


 ……そこに気づいてしまいましたか。
 実はムン・ジェインにとっては非核化なんて目標じゃない、というのが正解です。
 一端、「ムン・ジェインにまともな目標がある」という視点を外してみるとよいかもしれませんね。

 北主導での赤化統一を狙う狗なんですよ。そう考えるとすべての行動に辻褄があってしまう。
 国際社会から「北朝鮮の非核化」を求められているから、そうするそぶりを見せているだけで実際にはなにもやるつもりなんてない。
 アメリカと協調するつもりもない。
 開城工業団地再開や人道支援を通じて北朝鮮の勢力を保持したいということを目標にしていると考えると、ムン・ジェインの行動が合理的なものに見えてくるのです。

視点を変えれば運命が変わる!
ブライアン・トレーシー
きこ書房
2018/1/9

ムン・ジェインの訪朝が北朝鮮の死亡フラグである理由とは?

安倍首相 韓米軍事演習「予定通り実施を」=文大統領「内政問題」と反発 (聯合ニュース)
北朝鮮代表団、韓国大統領に訪朝招請=文大統領「条件整え実現」−米国との対話促す (AFPBB)
韓国の青瓦台(大統領府)高官は10日、安倍晋三首相が9日に開かれた文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談で、北朝鮮が反発している定例の米韓合同軍事演習を平昌冬季五輪・パラリンピック後に延期したことについて「延期する段階ではない」として、「予定通り実施することが重要だ」との考えを示したと伝えた。

 安倍首相は「五輪後が山場だ。非核化に対する北朝鮮の真摯(しんし)な意思と具体的な行動が必要だ」と述べたという。

 これに対し、文大統領は「北の非核化が進展するまで軍事演習を延期しないよう求めるものと理解している。だが、この問題はわれわれの主権問題であり、内政の問題」と反発。「総理がこの問題を直接取り上げることは困る」と強調した。

 強力な対北朝鮮制裁と圧力の維持を望む安倍首相と、平昌五輪を機に南北対話ムードを続けたい文大統領の立場の隔たりが鮮明になった格好だ。
(引用ここまで)
韓国の文在寅大統領は10日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の特使として訪韓した妹の与正党中央委員会第1副部長ら高官代表団とソウルの大統領府で会談した。与正氏は「早期に文大統領と会う用意がある」と表明した正恩氏のメッセージを口頭で伝え、文大統領に「早期の訪朝」を招請した。文大統領は「条件を整えて実現させよう」と応じた。与正氏はまた、南北関係改善の意思をしたためた正恩氏の親書を渡した。韓国大統領府が明らかにした。
(引用ここまで)
 安倍総理からも「軍事演習の延期はするな」と厳命されてしまう韓国国家元首。
 それに対して「韓国の主権の問題であり、内政に関する問題だ」と不快感を示した……ってか。

 おまえんとこの主権なんて三不の誓いで木っ端みじんに砕け散ったんだよ(笑)。
 この期に及んで合同軍事演習の縮小やら延期やらを要求している場合じゃない。
 内政問題がどうこうとか言っている場合でもない。
 北朝鮮への圧力を避けて軍事演習をサボタージュするとしたら韓国への砲撃等の被害を一切考慮せずに、北朝鮮への全面空爆だってあり得る状況。
 韓国が一歩退くのであれば、その分直接の当事者となってしまったアメリカは踏み込む以外にない。
 韓国との共同歩調が見せられないという部分を考慮するのであれば、アメリカが踏み込むのは一歩ではなく数歩でなければ意味がないのです。
 亡国の際にいることが理解できてないっぽいな。

 んで、その一方でキム・ジョンウンから「来てもいいよ」って親書をキム・ヨジョンからもらって「すぐにでも訪朝します!!!!!」って勢いで舞い上がっているっていう。
 白頭血統というものが彼にとって憧れなのがよく分かりますね。
 この段階で訪朝する意味を本当に考えて返答しているのか。
 ……考えてないだろうなぁ。

 「解決のために対話するのだ」と大上段に構えていくのでしょうが、対話して解決するんだったらこの20数年の世界はなにをしてきたんだって話ですわ。
 というかですね。

 ムン・ジェイン訪朝は「韓国の国家元首が北朝鮮の国家元首に直接会談して、北朝鮮核問題が解決しなかった」という条件を満たす、ということなのですよ?
 さまざまなオプションすべてのフラグが折られるのです。
 残りは軍事オプションしかなくなるくらいの究極手段であって、逆に北朝鮮を追い詰める手段であることを理解しているのかどうか。
 トランプ大統領が「分断国家の片割れの国家元首が説得したがダメだった。世界の皆さんはこの現実をご覧になっただろう」くらいに利用できることなのですよ。

 ……と、一介のブロガーにも考えられるくらいの話なのですけども。
 しっぽを振りまくってる狗にはそんなことは考慮できないか。
 ドーパミンが出まくっているでしょうしね。

北朝鮮がアメリカと戦争する日 最大級の国難が日本を襲う (幻冬舎新書)
幸田洋二
幻冬舎
2017/12/13

韓国政界から「安倍は何様だ、米韓の操縦者のつもりか」との非難の声が挙がる……自業自得じゃね?

平昌開幕前に米日に反発する韓国与党…安倍首相を猛非難(朝鮮日報)
「ペンスは宴会場で慟哭、安倍は人の褌で相撲」…韓国与党要人の日米批判相次ぐ(中央日報)
 平昌五輪開幕を3日後に控え、韓国の与党では同盟国である米国と日本を非難し、北朝鮮を擁護するような発言が相次いでいる。一部議員は公の場で「米国は祭りの家にわめきにくる」「子分の日本は引っ込んでいろ」などと刺激的な発言を繰り出した。北朝鮮への圧力を強調し続ける米日には反発する態度を見せ、北朝鮮には期待感を示していると分析されている。

 こうした発言は主に文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「メンター(助言者)」グループから出ている。丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部(省に相当)長官はこの日、ラジオ番組で、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長の来韓について「飛行機で来る場合、拒否するのは困難だろう」と述べた。さらに「韓国国内で国連の対北朝鮮制裁や韓国の独自制裁(5.24措置)の問題をめぐって議論が起きるだろうが、(北朝鮮の芸術団の)万景峰号による来韓を受け入れたのだから、空路での来韓についてこれ以上大きな議論が起きないことが望ましい」と述べた。北朝鮮制裁違反という指摘をあらかじめ遮断する意図があるとみられる。

 丁元長官は、北朝鮮が国家首班を派遣することについて「今後、南北対話をしっかり進めよう」「(出席する人物の)格を高めて対話しよう」というメッセージが込められているとした上で「少なくとも金正恩(キム・ジョンウン)氏の口頭メッセージを伝えに来ると思うが、南北首脳会談についても何か話が出るのではないか」と期待感を示した。金永南氏の来韓を機に南北対話が急進展し、首脳会談につながる可能性があると期待しているわけだ。

 丁氏は一方で、日本の安倍晋三首相を猛非難した。丁氏は「韓米合同軍事演習は韓米が決めることなのに、なぜ日本の首相が出てきて演習を再開すべきだとくだらない話をするのか」とした上で「文大統領は『あなたは引っ込んでいなさい』ときっぱり言う必要がある」と述べた。また「米国の前に立って、『後ろにいる兄貴がやっつけてくれる』と思い込んで前でわめいている子分だ」と日本を非難した。 (中略)

 共に民主党内でも米日に向けた強硬発言が飛び出している。イ・ソクヒョン議員は5日、自身のツイッターに「(米国の)ペンス副大統領は祭りの家にわめきに来るし、(日本の)安倍晋三首相はよその家にいらぬおせっかいをしに来るつもりだ」「(日本は)平昌五輪が終わったらすぐに韓米合同演習を始めろなどと内政干渉まで(している)」と批判した。
(引用ここまで)
共に民主党の李錫玄(イ・ソクヒョン)議員は6日、ツイッターに「(米国の)ペンス副大統領は宴会場に慟哭しに来て、(日本の)安倍首相は人の褌(ふんどし)で相撲を取る腹積もり」としながら「平昌が終わると同時にすぐに韓米合同軍事演習をしろとは内政干渉も甚だしい」と述べた。 (中略)

魏聖坤(ウィ・ソンゴン)議員もこの日の党会議で「韓米軍事訓練を、いつ・どのようにするかは韓米両国間の協議によって決めること」としながら「日本政府がつべこべ言う筋合いはない」と述べた。「これは平和に灰をまく行動」ともした。 (中略)

盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府で統一部長官を務めた丁世鉉(チョン・セヒョン)韓半島平和フォーラム理事長は、この日ラジオを通じて「(安倍氏は)自分を何様だと思ってしゃしゃり出てくるのか。自分は韓米の操縦者か」とし「米国が安倍の肩を持ってきたから米国を信じてそうしている」と皮肉った。また「米国の前に立ち、後ろにいる親分(米国)が痛い目に遭わせてくれるだろうと考えて前で大声を出す子分と同じ」とし「この人(安倍氏)は韓半島(朝鮮半島)の軍事的危機が高まり、(日本が)平和憲法を改正して自衛隊の海外進出を可能にすることができると信じて努力している」とも述べた。
(引用ここまで)

 まあ、韓国側の言い分も分からなくはないですかね。
 オリンピック開催といえば、国家の華やかな最高の舞台。
 そこに日米がずかずかと乗り込んできて開会式当日に「五輪、パラ五輪が終わったら即座に軍事演習をはじめろ」って話をする。
 「こいつらはなにをしに開会式に来るんだ」って話にもなるでしょう。

 でも、それは必死になって北朝鮮をオリンピックに招き入れて「南北協議を優先する」だの「あれも例外、これも例外」ってセレモニーを続けている韓国のやりかたに文句を言いに来ているわけですからね。
 韓国は自らの独自制裁対象としていた万景峰号92の寄港を許すだけじゃなくて給油まで要請されて、それに対応しようとしているのですから。
 こんなところでも「政権が変わったのだから対応が変わる」をやっている。

 日米に文句を言われて当然でしかない。
 韓国がオリンピック開催を言い訳にするのであれば、日米もオリンピックを言い分として訪韓し、文句を叩きつける。鏡像です。
 開会式に他に首脳がこないものだから、韓国側から安倍総理を必死に招致したこともあって断ることもできませんしね。

 で、それに対して北朝鮮は金正恩の妹である金与正まで開会式に送って宥和ムードを高めようとしている。

 金与正の党序列は低くとも、「輝かしい白頭血脈」が韓国を訪れるのははじめてのこと。
 まさに綱引き状態。モテモテ韓国の再現かもしれませんね(笑)。

 そんな状況で北朝鮮は今日、軍事パレードを行う予定。おそらく金正恩本人が観兵することになるのでしょうが。
 それはそのまま韓国に乞われて「オリンピック開催期間中は米韓合同軍事演習を延期する」としたアメリカの顔を潰していることになるのです。

 猶予期間の切れる平昌後、ムン・ジェインはどんな話をすることになるのか。
 楽しみでしかないですね。

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初音ミク ハートハンターVer.


匠の技 ステンレス爪切り
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楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

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